八重桜の低樹高化をめざし、全国初のジョイント栽培を行っている任意団体フィールド・フォー・シチズン(小池勉代表)のクラウドファンディングが9月23日、目標金額を大幅に上回り達成を果たした。最終的に支援者は119人にのぼり、金額は127万1000円となった。
同団体は、生産者の高齢化などにより存続が危ぶまれている「八重桜」について、生産農家を支援し、日本有数の生産地である秦野の伝統を守ろうと、花を低い位置で収穫できるジョイント栽培の取り組みを行っている。今年1月に柳川の遊休農地に35本を植樹し、生育も順調なことから、実用化に向けて生育方法の実証実験を行うため、クラウドファンディングで支援を募ることにした。結果、目標金額の72万円を大幅に上回る支援を受けたという。
同団体によると今回受けた支援金は、八重桜の苗木300本、足場や誘引線などの支柱関連、整地代、獣除けの電気柵、防草シート、資材道具置き場として使用するパイプハウスなどの資金に充てられる。小池代表は「この度は多くの応援やサポートをいただき、ありがとうございました。ジョイント栽培という新たな技術の確立と普及によって、江戸時代より続く食用八重桜の伝統を令和の時代も守り続けます」とコメント。「これからがスタート。今後もご支援、よろしくお願い致します」と話した。
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