秦野商工会議所の専務理事に就任した 串田 浩さん 南が丘在住 61歳
何をやるにも全力で
○…日本の商工会議所は明治11年に日本の資本主義の父と呼ばれる渋沢栄一翁らが中心となり創設された地域の経済団体。全国に515ある。秦野の地元経済を支えるのは秦野商工会議所。会員数約2300事業者。10月に開催された臨時議員総会で専務理事に新任された。事務方23人のトップとして「会員の皆さんのために、また職員がよりいっそう力を発揮できる環境づくりに努めたい」と話す。
○…今年春、定年退職するまで秦野市役所ひと筋に勤め上げた行政マン。市民税課からスタートし、体育科、農産課、財政課などで勤めた。秦野市伊勢原市環境衛生組合事務局長、政策部長などを歴任。「行政にいた人間としての経験を、今度は経済界で恩返ししたい」、すべては秦野のためにつながればと考えている。
○…「市役所時代の思い出はここに尽きる」というのが足掛け13年携わった「秦野市伊勢原市環境衛生組合」での仕事。クリーンセンターの建設計画に従事。地域への理解を得るために同僚職員とともに苦労を重ねた。「振り返れば良い経験、ふつうでは出来ない仕事をさせていただいた」と当時の想いをかみしめる。若手時代は運動公園の管理も経験、市制60周年の時は企画課長で渋沢駅の駅メロの実施にも携わった。
○…1959年横浜生まれ。中学時代は陸上部、小田原高校時代は応援団に在籍。休日は海へ出かけ、若いころに親しんだサーフィンを今また楽しんでいる。健康的な肌色がスポーツマンであることを物語る。夫人との2人暮らし。3人の子どもは独立、2人の孫は近隣に住んでいる。「なにをやるにも全力でやる」が信条。柔和さと信念を貫く硬さを併せ持った雰囲気が魅力的。
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