秦野市の新たな観光資源としてジビエを活用するため、秦野商工会議所観光飲食部会(秋山純夫部会長)が鹿肉を使ったレトルトカレー「秦野もみじカレー」を開発した。3月3日には(一社)日本ジビエ振興協会の藤木徳彦代表理事を招き、セミナー&試食会を開催した。
藤木氏はコロナ禍で在庫を抱えたジビエの処理施設からの相談をきっかけに、先行してレトルト食品の開発に着手している。セミナーでは「『稼ぐジビエ』『レトルトビジネス』マーケティングモデルの可能性を探る」をテーマに、開発に至った経緯やその後の反響などを説明。藤木氏は「ジビエは点で取り組むのではなく、地域一丸となって面で取り組むことで消費者にPRできる」と話し、「なによりおいしいものを作ることが大切」と味の大切さを述べた。
その後、同部会が開発した「秦野もみじカレー」を感染対策のため自席黙食で試食。同部会によると低カロリー、低脂肪、高たんぱく、鉄分豊富な鹿肉「もみじ」を使い、アレンジを加えやすいようにベースとなりうるカレーとして仕上げているという。「コロナ禍の中で少しでも売上向上と話題提供につながれば」と秋山部会長。試食した藤木氏は「レトルト臭もせず、アレンジができるベースになっており良い出来」と評価した。
「秦野もみじカレー」は今回試作品400個を作成。試験販売を行う店舗を募り、3月中旬頃から販売開始の見込み。取扱店舗は同会議所ホームページで告知予定。その後は市場を確認し、本格的な販売に向けて動き出すという。
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