「オーライ、オーライ、ハーイオッケーです」元気な声が響き渡る。ここは秦野市戸川のガソリンスタンド。今では少数派となったフルサービスの店だ。働いているスタッフはほとんどがシルバー世代。
古谷法彦さんは、一般企業で定年退職まで働いたのち、10年ほど前縁あってこのガソリンスタンドを経営する株式会社相武石油の代表取締役に就任した。ガソリンスタンドに関してはほぼ知識もなく「全くの素人だった」と振り返って笑う。そんな古谷さんをサポートしたのが所長の齋藤鎭雄さん。現在アルバイトスタッフ6人と齋藤さんでこのガソリンスタンドを切り盛りしている。スタッフの平均年齢は74歳。最年長は84歳の店員もいるという。
そんなシルバー世代が生き生き働く姿を見つめる古谷さんは「地元の元気な高齢者の働く場が提供できれば、一つの社会貢献だと思っています」と話す。またこだわりとして、灯油の配達にも力を入れる。同社では灯油タンク2つ程度(30〜40リットル)でも、届けているそうだ。「この地域には高齢者も多く、自動車などで灯油を買いに出られない人も多い。そんな方たちのためにも、配達を続けています」と理由を説明する。他にも地元の小規模企業や店舗にの顧客に対しては、いわゆる掛け売りも扱う。古谷さんは「地元のためになればという想い。これからもスタッフ一丸元気を届けたい」と話す。
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