東京2020オリンピック・パラリンピック選手村で使用された秦野産ヒノキの一部を使い、ベンチや記念ストラップが製作された。ストラップは北小・中の子どもたちに配布され、ベンチは公共施設に設置する。
これは全国63自治体が参加した「日本の木材活用リレー〜みんなで作る選手村ビレッジプラザ〜」プロジェクトに提供されていた秦野産ヒノキを活用するための取り組み。1月24日に返却された201本の木材の一部を使うことで東京2020オリパラに使用されたことへの誇りを感じてもらおうと実施される。
秦野産ヒノキが使われたのは、選手村の「A4棟」という場所。12cm角と10・5cm角の2種類があり、設計に合わせカットされているため返却された木材の長さはまちまちだという。
記念ストラップも
今回作ったのは、次世代を担う子どもたちへの記念品のストラップ。提供材の一部に北小の学校林が使用されたため、同校全児童と卒業生がいる北中の全生徒1105人分を製作・配布した。ストラップにはオリパラバージョンの「くずはの妖精もりりん」と、東京2020オリンピック・パラリンピック、秦野産木材の文字も印刷されている。
また、多くの人の目に触れ利用してもらおうと、角材を素材のまま活用したベンチも製作した。角材の一部に「USED IN VILLAGE PLAZA」と「神奈川県秦野市」の文字、東京2020オリンピック・パラリンピックのロゴ等の焼き印が押されている。ベンチは公民館11館とメタックス体育館はだの(総合体育館)に順次設置され、自由に使用できる。
また、同体育館にはレスリング銀メダルの文田健一郎選手や、女子バスケットボール銀メダルの町田瑠唯選手・宮崎早織選手などビレッジプラザを利用した選手や大会役員30人以上のサインが入った木材の展示も行われている。
「東京オリンピック・パラリンピックで秦野産材が使われたことを誇りに思ってもらえるよう活用しPRにつなげていきたい」と市環境共生課。木材は100本近く残っており、今後の活用方法を検討している。
秦野版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
|
|
<PR>