第40回教育研究発表会「イチオシ!秦野の学びプロジェクト」が8月22日、メイン会場となる秦野市役所教育庁舎と、サテライト会場となる市内の小中学校10カ所をオンラインで結んで開催された。この発表会には公立幼稚園・小・中学校教職員422人の他、民間の幼稚園職員や保育職員15人、教育委員、秦野市議会文教福祉常任委員会の市議ら合計450人が参加した。佐藤直樹秦野市教育長は「教職員をはじめ保護者、地域一体となって、子どもたちのために取り組んできた研究の発表、今後の参考になれば」と話した。
「園小接続カリキュラム研究部会」では、私立保育園の園長を含めて小学校校長や教諭などが「幼児教育と小学校教育の段差を乗り越え、子どもの育ちと学びをつなぐために園小接続カリキュラムを作成し、育ちと学びの連続性を図るための研究」に関する中間報告を行った。その中で保育園などでは、小学校入学前の幼児期に「泥団子づくり」や「やきにくやさんごっこ」などの遊びを通して、話し合いや自立心、思考力などを養う事例を発表した。
また「ICTマイスターについて」というテーマでは、3人の教諭が発表。教育分野におけるICTの活用が生み出す教職員の多忙化解消の具体的な事例などが紹介された。
そのほか「小中一貫教育カリキュラム推進研究部会」が2016年度以降の5年間の取り組みや成果をもとにした小中一貫教育を進めるための系統的なカリキュラムや秦野市が目指す「子ども像」などについて最終報告を行った。
またこの日は40回目の節目を記念して、東京大学大学院教育学研究科学校教育高度化専攻の藤江康彦教授が、教職員らに対して、アドバイスを行った。
秦野版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
|
|
<PR>