秦野市での特産化をめざす青パパイヤのサポートをしようと、JAはだの女性部が組合員や部員からレシピを募集し、じばさんずの青パパイヤ売り場でレシピ集を配布。12月からはレシピのうち3品を平沢の飲食店「チャイナガーデン」が商品化し、期間限定で販売を行っている。
青パパイヤの生産は、秦野市内の生産者によって昨年から始められた。作物特有の酵素をはじめ、豊富な栄養素を含む野菜で、無味無臭、完熟前に収穫するため鳥獣被害対策作物としても注目されている。今年は市内の小中学校給食にも採用されているが、一般市民にまで消費が広がっていないのが現状だ。
そこで、女性部有志による料理サポーターメンバーが「調理方法がわかれば、市民にも広がるのでは」と8〜10月に青パパイヤを使ったレシピを募集。集まった37品の中から煮物、揚げ物など分類が偏らないように、一般家庭でも作りやすく時間がかからないもの、手軽に買えるもしくは一般的な家庭にある調味料で作れるものなどを基準に10品を選び、冊子としてまとめたという。
レシピ集は農産物直売所「はだのじばさんず」(平沢477)の青パパイヤ販売コーナーに置かれ、増刷されるほどの人気となっている。
飲食店連携でレシピ商品化
こうした動きの一方で、新たなメニューを模索していた「中国料理チャイナガーデン」(平沢496の1)代表の草山高幸さん。じばさんずが近いため売り場によく足を運んでおり、青パパイヤに目を付けた。
生産者が特産化をめざしていること、女性部が作成したレシピ集を知った草山さんは、応募レシピ37品の中から商品化しやすい3品を選び、アレンジした上で12月から提供を開始。霜が降りると青パパイヤは枯れるため、生産終了までの期間限定となるが、メニューは客にも好評だという。草山さんは「飲食店で提供することで、青パパイヤの調理の具体的なイメージも湧く。今後、飲食店の中でも広まっていけば、地場一体となって盛り上げられるのでは」と話す。
女性部員であり、今回商品化されたレシピの考案者である向原洋子さん(70)、片倉妙子さん(68)、沼田英子さん(76)は「今回のレシピ集で色々な食べ方があるんだとわかった。女性部での活動として、料理教室なども今後検討していければ」と語った。
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