秦野市は2月21日、2024年度の当初予算案を発表。一般会計は過去最大となる605億8000万円(前年度比9・0%増)、総額は1033億3300万円(同4・5%増)で、初めて1000億円を超える予算規模となった。
「全国屈指の森林観光都市の実現」などを目指し組まれた新年度予算。市の基本的な施策を行うための一般会計の主な歳入となる市税は、定額減税の実施により219億円(同3・1%減)に。市税以外では普通交付税が57億3000万円(同13・6%増)、市債は大幅増の47億5750万円(同92・7%増)が見込まれる。また、財政調整基金の取り崩しは16億1776万円(同11・4%減)で、残高の目安となる30億円が確保され、健全財政が維持される。
歳出では人件費などの義務的経費が314億1444万6千円(同3・8%増)。投資的経費(普通建設事業費)は75億9021万7千円(同77・0%増)、その他の経費は215億7533万7千円(同2・6%増)となる見込みだ。
「暮らしよいまち」実現へ
市が24年度に行う主な事業は「秦野みらいプロジェクト」などに沿った取り組み。水とみどりを育む取り組みとして「脱炭素に関するポータルサイト立ち上げ」105万6千円、安心して子育てができる環境づくりとして「小児医療費助成事業の18歳まで拡充」6205万7千円、次代を担う子どもたちの学力向上施策として「園小中一貫教育を推進する『乳幼児教育センター』設置」323万3千円などを盛り込む。小田急線4駅周辺のにぎわい創造では「電子地域通貨の導入」(4駅共通)2億2048万3千円、「弘法山公園の展望デッキ整備」(秦野駅・東海大学前駅・鶴巻温泉駅)906万8千円、「はだのスポーツビレッジ整備」(秦野駅・渋沢駅)2020万円などに取り組む。そのほか、新東名高速道路の開通や国道246号バイパスの早期全線事業化を見据え「緑水庵の駐車場・多目的広場整備」4053万9千円、「戸川土地区画整理組合(仮称)への支援」3900万円などを展開し、「水とみどりに育まれ誰もが輝く暮しよい都市(まち)」の実現を目指すとしている。
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