西地区自治会連合会(関野辰夫会長)と秦野市農業協同組合(JAはだの) 西支所(益子英治支所長)は7月2日、地域振興・地域貢献や災害時の協力を目的とした協定を締結。JAはだのと自治会が協定を結ぶのは、秦野市で初となる。
今回の協定は、3月に関野会長が申し入れし、実現したもの。現在、西自治連の会長を務める関野会長は、実家の畑で育てた野菜を農産物直売所「じばさんず」に出荷している。JAと自治会の組織の面白さを知っていたことから「両組織の良いところを活用していけば、より地域のためになるのでは」と考えたという。さらに、1月に起きた能登半島地震などの大災害を踏まえ、災害時に協力体制が取れるようにするため、日々の交流を通じた地域連携も目的としている。関野会長は「いざという時に連携するためにも、日頃からの人と人との交流が大切」と力強く語った。
相互協力を目的に
2日は、JAはだの西支所の会議室で関野会長と益子支所長による覚書締結の調印式が行われた。地域振興や地域貢献、住民生活の向上に取り組むことを目的に「イベントへの相互協力」や「大規模災害時における連携、協力に関すること」などを連携事項とすることが定められた。益子支所長は「地域の皆さまがより一層、食と農、協同組合の活動に対し深く理解をしてもらう機会になれば」と話した。
今後の活動に関しては10月に開催される「西地区ふれあいまつり」で、JAの各種野菜と生花が提供される予定だ。また、食育教育や農業体験、課外活動の支援などを行うためにも、意見交換を実施するという。市市民活動支援課は「互いの強みを生かして連携し、地域活性化につながれば」と述べた。
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