神奈川県はこのほど、2023年に県内33市町村を訪れた観光客の延べ人数を発表した。秦野市の延べ観光客数は、「日帰り」が大幅に増加し約454万8000人。前年比約39万人増(9・5%増)、コロナ禍前(19年)の約447万2000人を上回った。
入込観光客調査は神奈川県が毎年行っているもの。調査期間は1月1日から12月31日まで。観光客の動向を「日帰り」と「宿泊」で調査し、県内の市町村別、観光地・観光施設別に集計が行われている。調査対象は観光地点、観光施設・観光行事に入り込んだ観光客で、明らかに地元住民の業務や休憩と認められるものは除外されている。
秦野市の延べ観光客数は454万7754人。「日帰り」が約447万8000人(前年比約39万2000人増、9・6%増)で前年に引き続き、大きく回復傾向にある。一方、「宿泊」は約7万人(同約3000人増、4・5%増)と微増で、コロナ禍前(19年)の約10万3000人までは回復していない。
山人気がけん引
観光客数の増加は「秦野戸川公園」約62万3000人(同約8万6000人増)・「ヤビツ峠」約48万9000人(同約1万9000人増)・「大倉」約42万8000人(同約8万6000人増)など山の人気がけん引。「秦野たばこ祭」約35万9000人(同約12万2000人増)など、イベント目的での来訪者も増加した。秦野市観光振興課の担当者は「新型コロナウイルス感染症の5類移行に伴い、戸川公園や弘法山などの観光客が増加しました。また、秦野丹沢まつりの再開や、前年縮小して開催した秦野たばこ祭が通常規模で実施できたことなども要因としてあげられます」と話す。
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