秦野市内の道路脇で9月3日、オオタカの幼体が保護された。幼体は連絡を受けた秦野市環境共生課職員が回収し、厚木市七沢の神奈川県自然環境保全センターで治療・飼育している。
自然観察施設くずはの家によると、オオタカは丹沢山麓の里山に生息しているが、近年その数を減らしているという。秦野市では野生鳥獣の保護の取り組みを行っており、「幼体が確認されたことはとても貴重な記録」と同施設では話す。
今回の幼体は道路脇にひっくり返り倒れ、飛べない様子だったのを市民が発見。連絡を受けた秦野市環境共生課が神奈川県自然環境保全センターに運び、傷病鳥保護施設で治療のため飼育している。回復後、保護した場所の近くでの放鳥が予定されている。
傷病鳥獣見つけたら
「傷病鳥獣を見つけた場合、保護の際には決して素手で触らないでください」とくずはの家の職員は話す。もし見かけた場合は「神奈川県自然環境保全センターに問い合わせ確認した上で持ち込むか、秦野市環境共生課に連絡を」とのこと。
また、傷病鳥獣については巣から落ちた雛や巣立ち間もない雛に関しては拾わず、見守るのが原則だという。ただし、種類によっては受け入れる可能性もあるので、判断がつかない場合は神奈川県自然環境保全センターへ連絡を。詳しくは神奈川県ホームページ(https://www.pref.kanagawa.jp/docs/f4y/05shoubyou/top.html)でも確認できる。
神奈川県自然環境保全センター【電話】046・248・0323、秦野市環境共生課【電話】0463・82・9618
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