「移動スーパーとくし丸」の移動販売員である青柳勇人さん(46・平塚市在住)が10月7日、利用者の救命に貢献したとして、秦野市消防本部から「消防協力者感謝状」を贈呈された。
青柳さんは7月26日、いつものように「とくし丸」で移動販売を行った際に、前週に「買い物に来る」と言っていた80代の女性が来ないことに気づいた。普段は買い物に来ない時は連絡をくれるがそれがないこと、また半年前に自宅で倒れていたことがあったため、青柳さんは密に連携を取っている東・北地域高齢者支援センターへすぐに連絡したという。同センター職員も青柳さんからの連絡を受けてすぐに家を訪問し、家の中で女性が倒れているのを発見。119番通報により、傷病者の救命につながった。
「とくし丸」は、生鮮食品や日用品を購入することができる移動販売車。店が近隣になく、移動手段もないなどの高齢者世帯の元へ、スーパーベルクの商品を積んで訪問している。青柳さんは2022年6月から、秦野市東部を中心に自治会館や施設などで移動販売を実施。現在、約180人が利用している。
青柳さんは感謝状の贈呈式で「自分といつも利用してくれるおばあちゃん、信頼できる高齢者支援センターの職員の方、地域の民生委員さんの4者ががっつりかみ合ってできたことだと思う」とコメント。利用者のほとんどが70〜80代で、青柳さんの親と同世代。「同じようなケースはこれからもあると思う、親に届けるような気持ちで一人一人に合った接し方をし、商品を届けていきたい」と話した。
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