市議会議員 吉村慶一 9月議会報告 災害時、安否確認タオルの掲示は、近隣共助を妨げるおそれあり
問 本年度の「秦野市防災指導員研修会」のテーマは、「災害直後の近隣共助の促進のための、一時避難場所への救命ボックス(道具倉庫)の整備」であり、災害時に地域の救援活動を活発化する、具体的かつ画期的な提案である。一方、現在多くの自主防災会が採用している「安否確認タオルの掲示」は、一時避難場所に集まらなくてよいことを前提とするもので、近隣共助の考え方と相反する。市は、これをやめさせるべく指導すべきではないか。
答 市は、災害時の「安否確認タオルの掲示」と「一時避難場所に集まっての近隣共助」は両立すると想定している。
問 両立している自主防災会はいくつか。
答 全238自主防災会の内、95自主防災会が「安否確認タオルの掲示」を採用しているが、「一時避難場所に集まること」も行われているかについては、把握していないので調査したい。
問 大地震直後には、「一時避難場所に集まること」なくして「初期消火」には対応できない。また短時間に二度の大地震があった場合には、一度目に掲示した安否確認タオルは誤った情報になりかねない。2016年の熊本地震から8年、多くの報告書も出ている。「安否確認タオルの掲示」の効果などについて、調査したらどうか。
答 短時間に二度の大きな地震があった実例として調査したい。
吉村慶一
秦野市南矢名386-11
TEL:090-9831-8478
k-yoshi@lily.ocn.ne.jp
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