秦野市が主催する産後ケア講演会が10月8日、保健福祉センター(緑町)で行われ、54人(乳幼児含まず)が参加した。
「今なぜ、産後ケアが必要なのか」をテーマに、慶應義塾大学名誉教授で、はだの女性と子どもの活躍支援アドバイザーでもある吉村泰典氏が講演を行った。吉村氏は「安心安全な周産期医療環境の確保が、地方再生の鍵になる」とし「周産期のストレスや育児不安、うつを取り除くには切れ目のない支援が大切」と語った。続いて市内で産後ケアを実践している、助産師の丸山照美氏(ひまわり助産院)が具体例などを紹介。丸山氏は「ママが産後ケアで行いたいこと、助産師さんにやってほしいことや相談したいことなどのチェックリストを渡しています」など、実際行っていることを話した。また、産後ケア利用者や家族からの報告もあり、参加者は熱心に聞き入っていた。
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