秦野市柳川にある「生き物の里」とその周辺の田んぼを会場に、「上地区かかしまつり」が15年ぶりに復活する。11月10日(日)の午後から23日(土)の午前まで、18の個人・団体が制作したかかし25体が展示される。
地域の人たちが子どもたちを見守り、さまざまな体験をしてもらおうという上自由学校の一環として行われていた催し。2001年から09年まで実施され、当時は農作業体験の延長にあった収穫祭とともに行われていた。
しかしメンバーの高齢化に加え、多い時で最大50体のかかしが寄せられるなど徐々に規模が大きくなり負担が増したことが要因で一時休止に。15年の時を経て、地域活性化を含め再開を望む声が上がったことから、上地区青少年育成部会内にかかしまつり実行委員会(和田稔委員長)を9月頭に発足し、開催する運びとなった。
当時の中心メンバーが残っていたこと、先人たちが再開する時のために当時のものを残してくれていたことなどから、わずか2カ月で準備。回覧板や自治会の掲示板を通し作品を募集し、今回はかかし展示のみ実施する。「いろいろなアイデアのかかしが集まっているので、ぜひ楽しんでほしい」と和田さんは話している。
問い合わせは和田さん【携帯電話】090・3008・6126まで。
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