2024年スカイランニング世界選手権VERTICAL女子で9位となった 池神 悠希(ゆき)さん 南矢名在住 31歳
夢の先へ駆け上がる
○…低高度・中高度・高高度の山岳地帯を駆け登る(下る)山岳スポーツの一つスカイランニング。9月に世界大会に進出し、標高差1000mを距離5Km以内で登る短距離種目VERTICAL(バーティカル)で、日本チーム史上初の9位となった。「今回のレースで競技を終わりにする、それくらい思いを懸けていました。嬉しさと悔しさ半々」と大会を終えての思いを話す。
○…東京都東村山市出身。「これ」と決めたら一直線に突き進むタイプで「高校時代は大学女子駅伝出場を夢見ていました」。女子駅伝部に入るため、城西大学女子駅伝部の監督にアプローチして入部。スカウトで入部した選手が大半の中、努力の末3年・4年と女子駅伝の舞台で走った。大学卒業後に選手として実業団に所属していたが「チームが解体してしまって」。走ることは趣味になる中、トレイルランニングの大会に出場。スカイランニングに出合うきっかけにもなった。
○…SC丹沢秦野に所属して練習しており、クラブの活動に注力するため秦野市に転居。普段は、南矢名のあべ整形外科でスポーツトレーナーとして勤務している。世界大会へ発つ日、豪雨の影響で小田急線が止まっていたが、院長が電車に乗れる駅まで送ったというエピソードも。「通院している方にも応援していただけて、周囲には感謝しかありません」
○…初めて挑戦した世界の舞台。レース中に「この場面でこのスピードが出るか」と他の選手に驚いたり、同じ日本チームでメダルを取った選手を見たりと刺激を受けた。出場すれば満足すると思っていたが、その先の景色が見えたという。「目指すはメダル。満足するまでとことんやりますよ」。夢に向かって真っすぐ駆け上がる、ひたむきさが眩しい。
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