秦野市が導入に向け準備を進めてきた電子地域通貨「OMOTANコイン」の運用が12月1日(日)、いよいよ開始される。スタートに合わせて市は、ポイント還元率が増加するキャンペーンを来年1月31日(金)まで実施するなど、普及促進に取り組んでいく。
「OMOTANコイン」はスマートフォンのアプリを使用し、加盟店舗での買い物時、店舗の二次元コードを読み取ることで買い物ができる仕組み。人口減少の進行、近隣地域への大型商業施設の進出、ネットショッピング事業の拡大などの影響を受け、地域内消費の縮小と地域外への利益流出が懸念される中、市は地域経済の好循環と地域課題を解決するため2022年5月に市内の加盟店で使用できる電子マネーの導入に向けた推進本部と懇話会を設立。導入の先行都市である岐阜県高山市などへの視察、意見交換会、導入システムの検討などを重ねてきた。事業者への説明会や利用者向けのセミナーなども行い、加盟店は飲食・物販・サービスなどの個店やイオン・カインズなどの大型店など400店以上、アプリをダウンロードしたユーザー数は2600人を超えている(11月24日時点)。
コンビニATMなどで入金
決済に使用するためのコインは、市役所(本庁舎・教育庁舎)、渋沢駅連絡所、東海大学前駅連絡所、弘法の里湯に設置されている専用機械やセブン銀行ATM、銀行口座との連携により、チャージすることができる。還元ポイントは決済額に対して1%(ポイント払いを除く)。ポイントは買い物後、一定期間後に付与される。
また、市の実施する対象の地域貢献事業や健康づくりの取り組みへの参加に対してもポイントの付与が行われる。
最大一人1万2千円分
「OMOTANコイン」の開始に合わせ行われるポイントバックキャンペーンでは、通常の還元ポイント1%が「40%」(大型店は20%)に大幅アップする。還元総額は1億8000万円(一人あたり最大1万2000円分のポイント)。期間は12月1日から1月31日(金)までの2カ月。上限に達し次第終了となる。市産業振興課の担当者は「使えば使うほど、地域が元気になるお金、OMOTANコインが、いよいよ12月1日から始まります。秦野市を元気にするため、ぜひアプリをダウンロードして、地域のお店に来てください」と話す。「OMOTANコイン」の始め方や使い方などの詳細は、特設ページ【URL】https://omotan-coin-hadano.jpで確認することができる。
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