神奈川県立秦野高校(神戸秀巳校長)に7月23日・24日の2日間、オーストラリアのカジョリーナシニアカレッジ(CSC)の生徒と職員21人が来校した。8月18日(金)からは秦野高校の生徒28人がCSCへ行くことが予定されており、同校では姉妹校締結を進め、国際交流を推進していく方針だ。
CSCとの交流が始まったのは2014年。英語科の福重茜教諭がスカイプでやり取りを始め、12月に修学旅行で来日するCSCの生徒らを同校に招待。翌年7月には秦野高校の生徒らが10日間オーストラリアで過ごした。
CSCの生徒たちはアジア系、ヨーロッパ系、アボリジニなど人種や母語は様々で、公用語は英語。滞在中は秦高英語部の部員17人が英語で懸命にエスコートし、剣道、弓道、弦楽、茶道などの部活を案内した。CSCの生徒らは秦高生と一緒に日本文化を体験。また、昨年生徒から強く要望のあったソーメン流しでも、両校の生徒たちが一緒に楽しんでいた。
滞在中は秦高生18人の自宅でホームステイ。保護者らが受け入れに協力した。25日の昼過ぎ、ホストファミリーの生徒たちが秦野駅でCSCの生徒らを見送ったという。
受験生の期待高まる
「語学学校への留学ではなく高校同士の交流というところが良いのだと思います」と福重教諭。この取り組みを知った中学生が「高校在学中にオーストラリアに行きたい」という理由で秦野高校を受験し入学した例もあり、”海外経験のできる県立高校”へ期待を寄せる生徒・保護者が今後増えていく可能性もある。
久保寺忠夫副校長は「国際交流をする中で生徒たちの興味関心を刺激し、モチベーションを高めることが大事。今後ほかの国の学校と交流することも視野に入れたい」と話している。
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