旭区・瀬谷区版【9月5日(木)号】
例大祭復活に喜びを見せる鈴木総代長(左)と小林副総代長

瀬谷区熊野神社 例大祭5年ぶりに復活 19日 湯立神楽も

 熊野神社(瀬谷区阿久和東4の7の1/鈴木文利氏子総代長)が9月19日(木)、中止が続いていた例大祭を5年ぶりに復活し、伝統神事「湯立神楽」も執り行う。

 同神社の例大祭は、江戸時代から続けられている催し。しかし、新型コロナウイルスまん延や社殿の改修工事により20年から23年までは中止に。期間中は神社の関係者らによる神事のみ実施していた。

 19日の例大祭では、金沢区の富岡八幡宮の神職らが中心となって神事を執り行った後、煮立った釜の湯を笹でかき回し、浮かびあがる湯玉で1年の吉兆を占う湯立神楽を行う。午後2時〜。

 昨年総代長に就任した鈴木総代長は「ここからまた、地域の催しとして、後世へ伝えたい」と語った。また、小林哲副総代長は「以前と同じ形に戻したい」と話した。

 また、18日(水)には宵宮祭も実施。地域団体のダンスや歌謡ショーなどが神楽殿で披露されるほか、飲食物を販売する屋台も出店する。午後6時から9時30分。

今大会のメダルと、ギネス認定の盾を持つ石田さん

フットバッグ石田さん(旭区) 20年越しの「世界一」 芸術性や技術競う部門で

 お手玉のような約5cmのボール(バッグ)を両足で落とさずに蹴り、多彩な技を繰り出すストリートスポーツ「フットバッグ」。7月末から8月上旬にカナダで開かれた「ワールド フットバッグ チャンピオンシップス」のシングルルーティン部門で、旭区在住の石田太志さん(40)が世界一に輝いた。初出場した2004年から目指していたという目標を20年越しで達成した。

曲を変え、多彩な演技に

 フットバッグは1970年代にアメリカで始まったとされ、現在は欧米に加えて南米やアジアで広がりを見せている。ワールドフットバッグチャンピオンシップスは今年で43回目という歴史ある大会。石田さんは04年に中級者クラスに初出場すると、14年と18年に30秒間で高難度の技を積み上げる「シュレッド30」部門を制覇し、18年は総合優勝も果たした。

 シングルルーティンは音楽に合わせて1分30秒間で技を繰り出し、芸術性や技術を競う。世界大会のメインという部門で、石田さんの過去最高成績は2位だった。

 今大会のシングルルーティンは約50人が出場。石田さんは初制覇に向けて練習量を増やして高難度の技を演技に取り入れながら、選曲にも工夫を凝らした。予選・準決勝・決勝の各ラウンドで曲を変更して演技に変化を付けるとともに、決勝ではフィナーレに相応しい感動できる曲を選んだという。「観客の中には泣いている人もいました」と石田さん。減点となる球のドロップも1回に抑えて1位に輝いた。

殿堂入りも

 小学生から高校生までサッカーに取り組んでいた石田さんは大学在学中の03年にフットバッグを始め、卒業後もアパレル関係の仕事に就きながら続けた。フットバッグで生活する夢を追いかけるため11年に退職。現在は世界でも稀なプロプレイヤーとして大会に加え、イベント出演や小学校での指導にも取り組む。

 大会での活躍が評価され、2018年には選手として世界の殿堂入り。今年6月には競技普及などの貢献で、フットバッグ業界全体での殿堂入りも果たした。21年には2つのバッグを1つの足でジャグリングした合計回数のギネス世界記録に挑戦し成功している。

 石田さんは今後の活動について、「日本やアジアでの更なる普及に力を入れてきたい」と意気込んでいる。

8月1日に発行した旅行ガイド本『地球の歩き方 横浜市』の編集長を務めた 宮田 崇さん 金沢区出身 46歳

横浜18区、全てを愛す

 ○…多くの旅人に愛されてきたガイド本『地球の歩き方』シリーズを長年担当。今回の横浜市版はいちハマっ子として「編集長を名乗る最後のエリア」と熱い思いを持って挑んだ。地元・新杉田周辺の紹介ページには自ら顔写真入りで登場し、散策ルートを少年時代の思い出話や地元民ならではのマニアックな情報と共に紹介する。「横浜18区を紹介することにこだわった。どの町でも観光できるんです」

 ○…中区生まれの金沢区育ち。横浜緑ケ丘高校ではラグビー部に青春を捧げた。アパレル会社を立ち上げたいと立教大経営学科に進学。祖母の遺品にあった『地球の歩き方 インド』をきっかけに大学1年の春休みに友人とインドへ。パスポートの取り方すら分からない中「初海外でインドに45日間滞在という無謀な計画で。地球の歩き方を熟読していたらそんな選択はしませんでしたね」と苦笑い。以来海外旅行にハマり、中区のバーでアルバイトをして旅行資金を稼ぎながらバックパッカーとして飛び回った。

 ○…大学卒業後は、地球の歩き方を読む側から作る側に。アジアやアフリカ、オセアニア、アメリカ大陸など世界71カ国を訪れ、スパイ容疑をかけられたことも。発行日には必ず手がけた地球の歩き方を片手に成田空港へ。その国を旅しながら本の内容を検証するのが恒例なのだとか。「常に読者目線で」が信条だ。

 ○…横浜の思い出の味は「運動会で1位を取ると連れて行ってもらえるハングリータイガー」。休日は図書館に本を借りに行くなど「ほとんど娘と一緒にいます」と目尻を下げる。最近は家族との国内旅行が主で、愛娘は4歳10カ月にして47都道府県を踏破。9月には初海外も計画中だ。「行きたい所?まだまだ沢山ありますよ」とニヤリ。

練習に励む児童と久保さん(左)

中沢小学校合唱団(旭区) 5年ぶり関東の舞台へ 全国へ向け挑戦

 旭区の中沢小学校合唱団が埼玉県の大宮ソニックシティ大ホールで9月8日(日)に開かれる、関東甲信越ブロックの「NHK全国学校音楽コンクール(=Nコン)」に、神奈川県代表として出場する。

 同合唱団は8月7日に開かれた神奈川県コンクールに出場し、課題曲「かわっただけだよ ヘンじゃない(作詞/宮藤官九郎・作曲/大田桜子)」や、音域や強弱の幅が広く、歌いこなすのが難しいと言われる自由曲「天空歌(作詞/永瀬清子・作曲/信長貴富)」を選び挑戦。その歌声が評価されて金賞を獲得し、5年ぶり12回目という関東コンクール出場を決めた。

「全力」スローガンに

 同合唱団は1972年に活動を始め、現在は4年生から6年生まで38人が所属。「全力」をスローガンに、6年生を中心に取り組んでいる。

 8月29日には瀬谷公会堂で合同練習が開かれ、同校の音楽教諭で合唱団の顧問を務める久保宏之さんがメンバーを指導。「恥ずかしがらないで」、「全身を使って歌って」、「息を吸うタイミングに気をつけて」と指示しながら、全体合唱やソプラノやアルトなど、各パートに分かれて2曲の練習に取り組んだ。

 6年生の杉崎美希さんは、「情景を思い浮かべながら歌っています。次の大会でも一生懸命頑張りたい」と意気込んだ。

久保さんは「素直で明るく、楽しいことが大好きなメンバーがそろっている」と合唱団を評価。「全国に向け、子どもたちと全力で歌って楽しみたい」と笑顔を見せる。

左から区社協 牧内さん、福田会長、(株)清光社 段中さん、月野さん

市内企業 瀬谷区社協に10万円寄付 福田会長「協力に感謝」

 瀬谷区の中屋敷地区センターなどの指定管理やビルメンテナンス業などを手がける(株)清光社(中区/鈴木真代表取締役社長)が先ごろ、瀬谷区社会福祉協議会に10万円を寄付し、同協議会から感謝状が贈られた。

 同社は毎年8月の決済月に、管理施設が所在する地区の社会福祉協議会に寄付を実施しており、瀬谷区へは今年で4回目になる。

 同社会福祉協議会の福田愛一郎会長は「コロナ禍以降募金活動も中々できなかったため、これほど寄付していただけるのは大変ありがたい」と感謝を述べた。

 同地区センターの月野浩館長は「これからも、地域の社会福祉協議会と協力したい」と語った。

新しく設置された懸垂幕

旭警察署 気持ち新たに詐欺撲滅へ 関連4団体が懸垂幕贈呈

 旭警察署(吉田善成署長)の前に掲げられている懸垂幕が、このほど新しく更新された。

 特殊詐欺撲滅を呼び掛ける内容になっている懸垂幕は、旭防犯協会、旭企業防犯連絡協議会、旭区金融機関防犯連絡協議会、旭区役所が旭警察に贈呈。以前の懸垂幕が老朽化していたことや、特殊詐欺の被害が依然として多いことが背景としてあったという。

 吉田署長は「特殊詐欺について、改めて区民への注意喚起が必要だと感じていた。警察署前は車通りが多く、効果もあるのでは」と期待した。

 旭防犯協会の林重克会長は「特殊詐欺は、自分は大丈夫だと思っていて被害に遭うケースも多い。贈呈した懸垂幕が少しでも注意喚起につながれば」と話した。

表紙は市民アンケートで選ばれた「みなとみらい」

地球の歩き方 横浜市版が発売 初の市民参加型で制作

 横浜市民アンケートなどから、地元ならではの目線で制作したというガイド本『地球の歩き方 横浜市』が8月1日、発売された。

 以前から編集部へ要望が多く寄せられていたという「横浜市版」。地球の歩き方初となる連携協定を横浜市と締結し、新たな取り組みとして「市民参加型アンケート」や市職員へのリサーチを行いながらページを作成してきた。横浜市出身の編集長・宮田崇さん=人物風土記に関連記事=をはじめとして多くのハマっ子の声が反映された「横浜愛」が詰まった1冊になっている。

 待望の横浜市版では、開港時の雰囲気を味わえる名建築巡りから縄文時代の遺跡探訪、発祥グルメに老舗店の創業秘話、ハマっ子が毎日通うスーパーまで、『地球の歩き方』ならではの切り口で全18区の魅力を深掘りし、別冊含む約500ページに集約した。エリアごとの街の歴史や歩き方、見どころ、取材のこぼれ話や在住者の口コミも満載だ。価格は2200円。

横浜市 定額減税補足やコロナワクチン接種などで183億円の補正予算案

 横浜市は定額減税を補足する給付金や新型コロナウイルスワクチン接種の事業費など盛り込んだ総額183億9600万円の補正予算案を9月10日に始まる第3回市会定例会に提出する。

 定額減税の補足給付金は、減税可能額が所得税、住民税の課税額を上回る人に支給するもの。今年度の住民税課税情報に基づいて算定した結果、給付対象者が当初見込みの約45万人から約53万人に増えたため、115億6300万円を給付費として増額する。

 コロナワクチンは、国が想定する接種単価が見直されたため、40億6700万円を充て、自己負担額を3千円とする。対象は65歳以上か60〜64歳の一定の障害がある人で、10月から来年1月末までに49万回の接種を見込んでいる。

 補正予算案などの議案の議決は9月25日。その後は2023年度の決算審査が行われる。

9〜11月号の表紙

神奈川県が文化芸術の情報冊子発行 「かながわ県民文化祭」を特集

 神奈川県は、県内の魅力的な文化芸術イベント情報をまとめた冊子、「イベントカレンダー」の9月〜11月号をこのほど発行した=写真。

 文化芸術の魅力で人を引きつけ、地域のにぎわいをつくり出すマグネット・カルチャー(マグカル)の取り組みを推進している県が発行する冊子で、毎号、県内文化施設の公演や展示情報などがカレンダー形式で紹介されている。今号では、9月から県内各地で行われる「かながわ県民文化祭2024」を特集。県、各市町村で開催される主なプログラムを紹介している。また、アンケートに答えてチケットやカレンダーが当たるプレゼント企画も実施している。

 冊子はA4判で、オールカラー32ページ。県内各文化施設や一部の商業施設、自治体などで無料で受け取ることができる。

救命講習の様子

横浜市消防局 救命講習の受講者を募集 10〜12月分を受付

 横浜市消防局が10月から12月に行う救命講習の予約受付が始まっている。受講対象は市内在住、在勤、在学(中学生以上)者。

命をつなぎ留める

 救命講習とは、突然の病気で心臓が止まって倒れた人や、大けがをして大出血をしている人を発見した時、救急車が到着するまで、その人の命をつなぎ留めるための応急手当法を身に付けるもの。 病気やケガで心臓が止まると、約4分で脳の細胞が死んでしまうといわれている。救急車が到着するまで、心肺蘇生法などの応急手当をいかに早く始めるかが傷病者のその後を左右することになる。

 横浜市内では救急車の出動件数が増加傾向にあり、119番通報から救急車が現場に到着するまで平均8.8分かかっている(2024年上半期の発表データ)。この約9分間にできる応急手当を学ぶのが救命講習だ。

 主に成人に対しての応急手当を学ぶ「普通救命講習I」で空席のある(9月2日時点)開催日は10月15日(火)、25日(金)、11月15日(金)、18日(月)、12月6日(金)、12日(木)。教材費は1,200円。会場は横浜市民防災センター=神奈川区沢渡=または長津田消防出張所=緑区長津田=で、開催日により異なる。定員になり次第、受け付けが完了。

 小児・乳児・新生児に対しての応急手当法を学ぶ「普通救命講習III」やさらに詳しい応急手当を学ぶ「上級救命講習」なども開催される。

 申し込みは予約ページ(https://sy-koushu.city.yokohama.lg.jp/kyumei/)または救命講習受付(市防火防災協会)【電話】045-714-9911。10人以上の団体の場合は、各消防署での開催も可能。

台風10号 横浜市内で倒木、護岸変形の被害

 大雨や突風などで各地に被害をもたらした台風10号に関し、横浜市内では倒木によって家の一部が壊れるなどの被害が出た。

 市の発表によると、緑区東本郷で倒れた木によって家の一部が壊れたほか、瀬谷区阿久和南では川の護岸の一部が変形した。南区では永田東で12㎥の土砂が流出し、中里ではマンホールの枠が陥没した。

 8月30日に土砂災害のおそれがある区域に避難指示(警戒レベル4)が出され、市内94カ所の1482世帯・3101人が対象となった。ほかにも、浸水被害のおそれがある地域にも高齢者等避難(警戒レベル3)が発令された。地区センターや学校など、61カ所で避難所が開かれたが、避難者は11カ所、14世帯・23人だった。避難所は9月1日午前に閉鎖された。

 消防局の雨量計では、戸塚区の大正消防出張所で8月31日午後6時からの1時間に37ミリ、都筑区の仲町台消防出張所では29日午後2時からの24時間で214.5ミリを記録した。

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榊原会長のアドバイスを受けて弁当作り

横浜市瀬谷区で「せやっこわくわくワーク」 小学生記者が商店街を探検 仕事体験し記事制作

 横浜市瀬谷区の小学生が一日記者として地域の仕事を体験する「商店街探検隊」が8月22日、相鉄線瀬谷駅南口近くのいちょう通り商店街(榊原茂会長)で行われた。

 これは、地域で働く”かっこいい大人”を講師とする職業体験「せやっこわくわくワーク」(主催/瀬谷区地域振興課)の商業コースとして実施されたもの。商店街探検隊は2023年度に続き2度目で、今回はウェブで区の魅力を発信している団体「マッチメディア瀬谷」と「瀬谷なび」が協力している。

 この日は小学4年生から6年生まで13人が美容院やファッションハウス、精肉店、飲食店、信用金庫などを巡り、仕事を体験した。榊原会長の店舗「炉端焼き 大関」では、昼食となる弁当作りに挑戦。子どもたちは事前に用意されたおにぎりや唐揚げ、卵焼きなどを容器に丁寧に盛り付けていった。ひじきなどは参加者全員に行きわたるよう盛り付ける量を考える必要があり、榊原会長は「周りのことを考えよう。足りない人が出たら、お互いに分け合いましょう」などと呼びかけた。5年生の児童は「おにぎりがとても大きく、海苔を上手く巻くことが難しかったけれど楽しかった」「大きな唐揚げを入れ過ぎて、他のおかずが入らず大変でした」と笑顔で話した。

 子どもたちは体験に基づいて記事を制作。新聞は今後、同商店街の店舗などで見られる予定。

横浜市旭区の白根地区センター 9月12日に講座 絵本読み聞かせの腕を磨いて子どもの心をつかもう! 横浜市立図書館司書経験者がボランティアにコツ伝授

 横浜市内で0〜3歳程度の子どもを対象に読み聞かせなどのボランティア活動をしている人を対象にした「ステップアップ講座」が9月12日(木)、白根地区センター=旭区白根4の6の1=で行われる。旭図書館主催。午後1時30分から3時。

 当日講師を務めるのは、横浜市立図書館司書経験者で、旭図書館読み聞かせボランティアの星野いずみさんと鈴木純子さん。読み聞かせをしてもらう楽しさや絵本選びのポイントを伝える。

 定員先着30人。申し込みは旭図書館の窓口か【電話】045・953・1166。

クラシックからバンドまで、地域の音楽家たちが熱い生演奏 横浜市の旭公会堂 9月21日・22日にフェス

 「第8回遊音祭」が9月21日(土)と22日(祝)に、旭区役所4階の旭公会堂で行われる。遊音祭実行委員会主催、旭区役所、イハラ音楽教室共催。入場無料。

 「地域のみんなで作る音楽イベント」をコンセプトとし、地域の音楽愛好家が出演する音楽ステージ。13時に開演の21日は、フルート奏者の麻生優希さんやアコースティックギター奏者のコロ助さん、区内のウクレレ、ギターサークルなどがクラシックやポップスの名曲を披露する。

 午前11時30分開演の22日は、アイドルバンド「バブルズ」やファミリーロックバンド「ライジングホープ」などが出演。また、両日ともイハラ音楽教室講師による「KOSHYES」が演奏する。

 ロビーでは旭区の文化を身近に体験できる「マルシェ&ワークショップ」も開催され、区内の店などが参加する。詳細は【URL】https://yuonsai.com/。

「脱・低炭素の生き方」って?大正ロマンあふれる施設で学ぶ 9月13日 横浜市開港記念会館で

 環境イベント「ラウド&ピース〜SDGsを叫んで伝えるプレゼンフェスで世界をもっと平和にしたい〜」が9月13日(金)に横浜市開港記念会館(中区本町1の6/日本大通り駅徒歩1分)で開かれる。主催は環境に関する各種調査・分析・コンサルティングを行う横浜市瀬谷区の(株)オオスミ(大角武志代表)。午後1時から5時。

 今年で3回目となる同イベント。今年のテーマは「炭素を出さない生き方・働き方」で、環境問題に取り組む若手技術者の育成や、電力、子育てに関する各種調査などに取り組む企業・組織の担当者が登壇。各人の目線から脱・低炭素生活を実現する方法をプレゼンする。また、パネルディスカッションやスタッフによる同会館ツアーも予定している。

 担当者は、家にある古い小物や衣服など「レトロ」なものを身に着けて参加するよう呼びかけている。「大正ロマンあふれる建物です。似合わしい恰好をしている人は、イベントの最後にベストドレッサー賞として選出します」と話す。

 参加無料。入退室自由。(問)同社事務局【メール】loud-peace@o-smi.co.jp

 

 

 

8月31日の「ドラクエ花火」打ち上げ可否は当日午後3時発表 横浜スパークリングトワイライト

 横浜港周辺で8月31日(土)に予定されている打ち上げ花火のイベント「横浜スパークリングトワイライト」について、主催する実行委員会は台風10号の影響を見極めながら、当日午後3時に開催可否をサイト(https://www.yokohama-sparkling-twilight.com/)で発表するとした。

 予定では午後8時から5分間、新港ふ頭から花火を打ち上げることになっている。

 同イベントは8月10日の開催も台風5号の影響で中止になっており、31日はその時に行う予定だった「ドラゴンクエスト」をイメージした花火が打ち上げられる。

秋の月が観賞できる

三溪園 秋の夜に観月会 9月14日から、音楽も

 三溪園=中区本牧三之谷=で日没後に音楽と月見を楽しむ「観月会」が9月14日(土)から18日(水)まで開催される。

 観月会は三溪園の秋の風物詩だったが、コロナ禍の影響で2022年から中止されていて、今回3年ぶりの開催となる。

 期間中の5日間は日替わりで、いずれも午後6時台から園内の臨春閣で雅楽、筝曲、サックスとピアノ、薩摩琵琶、篠笛の演奏が披露される。臨春閣は江戸時代に建てられたと伝えられる重要文化財。22年に屋根の葺き替えなどの保存修理工事が終わり、装いを新たにした。

 三溪園は実業家の原三溪によって創られ、古建築と自然が調和した四季折々の景色が楽しめる日本庭園として名高い。

 入園料は大人900円。観月会への参加は無料。問い合わせは三溪園【電話】045・621・0635。

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脇雅昭氏

参院選 自民が脇雅昭氏擁立へ 42歳、前県局長

 来夏の参院選神奈川選挙区(改選定数4)に自民党が前県産業労働局長の脇雅昭氏(42)を擁立することを決めた。

 脇氏は東京大学大学院を卒業し、2008年に総務省入省。13年に神奈川県へ出向した後、県へ転籍していた。自民党県連の公募に応募し、41人の中から選ばれた。

 脇氏は8月29日の会見で「県で働く中で国だからできることがあると感じた。行政のデジタル化を進めたい」と述べた。

御朱印探訪【1】 横浜最古の寺 南区 弘明寺 記者の参拝レポート

 御朱印(ごしゅいん)とは、神社や寺を参拝した証として押印される印章印影のこと。参拝の記録として集める人も少なくない中、タウンニュース記者が横浜市内の寺社で入手できる御朱印を紹介する「御朱印探訪」。第1回目は横浜最古の寺として知られる南区の弘明寺(ぐみょうじ)を訪れた。

本堂の床板も1000年級の歴史

 京急線の弘明寺駅から徒歩2分、市営地下鉄ブルーラインの弘明寺駅からは商店街を通って約5分。弘明寺には2つの門があり、京急側からは楓関門(ふうかんもん)、ブルーライン側からは市指定有形文化財の仁王門(におうもん)が近い。

 御朱印は参拝の証のため、まずは本堂にお参りを。1044年(寛徳元年)に光慧上人が建立、開山したもので、現在の本堂は、1766年(明和3年)に智光上人によって再建されたもの。拝観料500円を納めて中へと進むと、重厚な雰囲気に圧倒されている。すると、通りかかった僧侶と思しき人から、「床も1000年前のものですよ」と声を掛けられた。調べると、光慧上人が建立した際の古材が床板に使われていた。自分の足元にそんな歴史を経たものがあるとは...と若干ひるむ。

国宝の本尊は十一面観音像

 奥へ進むと本尊である十一面観世音菩薩立像が姿を現す。平安時代中期の作で1915(大正4)年に国宝、1950(昭和25)年に国の重要文化財に指定されている。像高181・7cm、ハルニレの1本の木から丸ノミで観音像を彫り出したもので、表面にその彫り痕が見て取れる。

 「一刀三礼で、三日三晩かかったそうです」と教えてくれたのは、弘明寺の執事長、山下

実明(じつみょう)さん。一刀三礼とは、ノミを一回入れる度に三回礼拝したという意味で、737(天平9)年にこの地を訪れた行基が流行していた疫病を鎮めるために彫ったとされる。山下さんによると「観音様の開眼作法から1週間のうちに、疫病が去った」という。

月替わりを含め、御朱印は13種類

 弘明寺で授与される御朱印は全部で13種類。御朱印には御朱印帳に直接書いてもらう「直書き」と、あらかじめ御朱印を書いた状態の和紙を授与される「書き置き」の2パターンがあるが、弘明寺では基本的に書き置きで、唯一、本尊の十一面観音の御朱印が直書きで授与されている。絵柄が月ごとに変更される特別御朱印もあり、季節を感じられる絵は「住職の奥様が描いているんですよ」と山下さん。

 また、弘明寺の場合、本尊以外に大日如来、不動明王、身代わり地蔵などが本堂以外にも点在していて、それぞれの御朱印が用意されている。お参りをしないまま御朱印をいただくことのないよう、境内をゆっくり回る時間を確保しておこう。

パワースポット、七ツ石も必見

 山下さんは「七ツ石はぜひ見ていただきたいですね」と話す。奈良時代、インドから渡来した善無畏(ぜんむい)法師が山の上に紫雲がたなびく様子を見て、「将来、この地に観音が訪れるだろう」と予見し、七つの石で囲んで結界を立て、弘明寺一帯を霊域としたと伝わっている。現在、点在していた石は本堂近くに集められ、自由に見ることができる。

 毎月8が付く日には、病気平癒や心願成就などを願う「本尊十一面観音様ご縁日」を、3が付く日は、縁結びや子宝を願う「大聖歓喜天様ご縁日」が行われ、境内がにぎわう。

■南区弘明寺町267

【電話】045・711・1231

▽参拝時間午前8時から午後5時(境内自由。御朱印授与は午前8時15分から午後4時45分)

▽本堂拝観500円、御朱印授与1枚500円