八王子版【9月19日(木)号】
姉妹都市50周年記念のロゴマーク

姉妹都市50周年記念 11月に「三都絆祭(さんときずなさい)」 苫小牧市・日光市と共催

 江戸時代に活躍した「八王子千人同心」を縁に姉妹都市盟約を結んでいる八王子市と北海道苫小牧市、栃木県日光市。3市は姉妹都市盟約の締結50周年を記念したイベントを、11月17日(日)に東京たま未来メッセ・えきまえテラスで開催する。9月9日にはイベント名「三都絆祭」とロゴマークが公開された。

 八王子千人同心は、江戸時代に日光東照宮の防火や警備などを勤めた半士半農の郷土集団。後年、北方の警備や開拓を重要視する幕府の方針を受けて一部が蝦夷地(北海道)へ渡り、勇払(苫小牧市)などの開拓に挑んだ。市内にある「千人町」の地名の由来にもなっている。

 歴史的なつながりを縁に、八王子市は1973年に苫小牧市、74年に日光市と姉妹都市盟約を締結。八王子まつりなどイベントへの招待や学校給食で姉妹都市ゆかりの食材を使った献立を提供するなどの交流を続けており、2004年にはいちょうホールで30周年記念式典を開催している。

3都市の絆深めて

 三都絆祭は、50周年の節目に姉妹都市盟約締結の歴史的背景や各都市の魅力を知ることで、将来にわたって交流を続ける機運の醸成を目的にしたもの。昨年、八王子市から他の2市に提案し、賛同を得たことで開催が決まった。3市で実行委員会を作り、協議を重ねて準備を進めている。

 今回公開されたロゴマークも、6つのデザイン案の中から3市の実行委員会で話し合い決定。3都市の頭文字と「千」の文字をあしらい、千人同心の笠にも使用されていた金色を用いて、3都市がこれからも豊かに栄えてほしいという願いが込められている。

各都市の魅力PR

 イベントでは記念式典や3市の団体によるステージパフォーマンス、各都市のPRや物販ブース、日光彫などの体験教室、スタンプラリーなどが予定されている。桑の葉やハスカップなど3都市ゆかりの素材を使った「記念クッキー」も販売。子どもたちがワークショップでまとめた意見を市長らに発表する「子ども☆ミライ会議」も実施する。市担当課は「姉妹都市を見て・知って・楽しめる企画を盛りだくさんに用意している。多くの方に来場していただければ」と話している。

来年度の新入生から着用する新デザイン=同校提供

八王子学園八王子中高 100周年で制服刷新 市の鳥から瑠璃色を採用

 4年後に創立100周年を迎える八王子学園八王子中学校・高等学校(台町/塚本吉紀理事長)は、周年記念事業の一環として制服を刷新する。八王子市の市鳥・オオルリの瑠璃色を配色するなど、地元の特色を取り入れデザインした。2025年度の入学生から着用する予定だ。

 1928年、創立者である市川英作氏と有志らが、若者の育成をめざし「多摩勤労中学」を開学したのがはじまり。35年に八王子中学校と改称し、48年に学制改革で八王子高等学校が発足。2014年には八王子学園八王子中学校を開校させた。

 同校によると、20数年前から現行の制服を着用してきたが、近年の服素材における機能性の向上などを鑑みて、100周年を機に現行のイメージを継承した新デザインについて検討してきた。

アパレル2社と協同

 同校がプロデュースを依頼したのが、アパレル企業「株式会社オンワードホールディングス」のグループ会社でユニホームなどの企画・生産を行う株式会社オンワードコーポレートデザインだ。3年ほど前から計画を始動させ、デザイン面では同じくアパレル企業「株式会社ユナイテッドアローズ」のユニホームレーベルとのコラボが実現した。

 新制服は、「誰もが親しみやすく、自分らしく着こなせる制服を」がコンセプト。八王子市の市鳥でもあるオオルリをイメージした瑠璃色をネクタイ・リボンなどに取り入れ、爽やかな中にも落ち着きや深みがあるデザインになった。

ストレッチ性と軽量化を実現

 機能面では、オンワードコーポレートデザインが開発した「ハイパフォーマンスジャケット」を採用することで、ストレッチ性の向上と軽量化が叶った。シャツやブラウスは防透性などに優れ、ポロシャツは吸汗速乾性に優れた素材を使用している。

 またシャツの素材の一部に漂着ペットボトル由来の素材を使用するなど、生徒たちに環境問題に関心を持ってもらう狙いもあるという。

 新制服は、生徒たちの意見を尊重し、夏服・冬服などとはせず、その日の気温に合わせて柔軟に着こなせるようにする予定だ。

出張寄席で地域貢献に取り組む、中央大学落語研究会の部長を務める 下田 凜太朗さん 東中野在学 20歳

「人間臭さ」がおもしろい

 ○…1957年創部という長い歴史をもつ中大落研(おちけん)。その第66代部長を務める。定期的な自主寄席を主催する他、地域貢献として地元町会の催しや高齢者施設などにも出張する。今月本郷町で行われた寄席には部員4人が出演し、日頃の練習の成果を披露。「僕たちからするとレベルアップの場ですし、地域の方々からすると日頃の嫌なことを笑って忘れられる場。双方ウィンウィンなんです」と地元町会との交流を楽しむ。

 ○…「古典」と「新作」があるなかで、古典落語を好む。紙や筆が満足になかった時代から、口承で語り継がれてきた噺は、どれも時代を超えて普遍的。「余計な箇所は削ぎ落とされているだろうから、今伝わっているのが最高の完成度なのでは」と長い歴史に思いを馳せる。「知ったかぶりをしたい」という欲から思い違いが始まる演目「転失気(てんしき)」など、今も昔も変わらない「人間臭さ」が垣間見えるのがおもしろいという。

 ○…「今までやったことのないことに挑戦してみたい」と落研の門を叩いたのが3年前。引っ込み思案の性格を変えたいと思った。入りたての頃は高座に上がるのに緊張が止まらなかったが、さすがに慣れてきた今日この頃。憧れの先輩がそうだったように、部員同士で行う「ネタ見せ」では、忖度なくダメ出しをするのが部長の役割だ。

 ○…大学では日本史を専攻。先人たちの思いに興味を抱くのは、落語にも通じるものがある。神奈川県川崎市の自宅から通い、講義に教職課程にアルバイト、最近はこれに就職活動も加わってきた。そんな合間の息抜きは、町中華で食べるあんかけ焼きそば。目星をつけた店を訪ね、店ごとに異なる味付けを楽しむ。これが忙しい中での自分の機嫌の取り方だ。

テープカットを行う(右から)村内社長、赤澤会長、初宿市長

村内ファニチャー チャリティーバーゲン開始 記念式典に市長ら出席

 家具専門店の村内ファニチャーアクセス八王子本店(左入町)が9月14日、恒例のチャリティー大バーゲン開始を記念してオープニングセレモニーを行った。正面入り口で開店前に並んだ行列を観客にした式典には、同社の村内健一郎社長をはじめ、初宿和夫市長や八王子市社会福祉協議会の赤澤将会長らが出席。行列に一番乗りだった男性も参加し、テープカットを行った。

 一番乗りの男性(37)は、展示品限りの大特価商品を目当てに相模原市緑区から訪れ「子どものベッドが欲しかったので、下見して前日午後5時から並んだ。バッチリ手に入ったので頑張ったかいがあった」と話していた。

 同社は「地域福祉に役立ててほしい」と毎年、チャリティー大バーゲンを含めた売り上げ金の一部を、市を通じて地域の社会福祉協議会などに寄付してきた。その額は47年間で2億5200万円にのぼる。八王子市社会福祉協議会では毎年、これを原資に市内の福祉団体の活動を支援。「民間助成プログラム」を行い資金提供を希望する団体を募っている。

 赤澤会長は「私たちの活動は財源が常に課題。皆さんの寄付で成り立っているが年々集めることが難しくなっている。村内さんは景気の波があるにも関わらず、企業として継続して寄付していただいており非常にありがたい。コロナ下でも変わらず寄付いただけた。頭が下がる思いだ」と話していた。

 バーゲンは9月23日(月・祝)まで開催中。期間中は土・日・祝に「もぐもぐフェス」と題したキッチンカーなどが並ぶ催しも実施する。

交通少年団の子どもたちも体験

八王子・南大沢安協 火渡りで交通安全祈願

 八王子交通安全協会(小杉武志会長)と南大沢交通安全協会(田中泰慶会長)が9月14日、恒例の交通安全祈願祭「火のまつり」を高尾山薬王院自動車祈祷殿広場で開催した。

 21日から始まる「秋の全国交通安全運動」を前に、地域の交通安全などを願い行われているもの。同協会の会員や交通少年団BAGSの小学生、関係者、初宿和夫市長や鈴木玲央市議会議長ら来賓、一般の来場者など170人以上が参加した。

 式典の後、同山の佐藤秀仁貫首らによる柴燈護摩が厳修され、燃え盛る炎に読経して交通安全や世界平和、被災地復興などを祈願した。火渡りも行われ、佐藤貫首ら行者に続いて、交通少年団や来場者も諸願成就や穢れを払おうと火の上を歩いた。

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前回行われた整体院でのケア講座

第22回八王子まちゼミ 予約受付始まる

 地元専門店の知識などを楽しく学べる「第22回八王子まちゼミ」が現在予約受付中だ。10月1日(火)から31日(木)まで行われるもので、予約先着順で、講座により受講可能人数に限りがある。

 今回の講座数は新規講座10を含む62。「アロマドッグマッサージ体験会」「あなたも未来のカジノディーラー」「Myはんこを彫ってみよう」「おいしい紅茶の淹れ方」など受講者の興味関心に沿うプログラムが目白押しだ。

 予約方法は各店舗へ直接電話かメールすること。各店舗の連絡先や講座情報は、「八王子まちゼミ」の公式ウェブサイトをチェック。

乙女ヤ・アミアン店

乙女ヤ アミアン店 レンタルスペースに

 甲州街道沿いにある「乙女ヤ アミアン店」が、10月1日(火)からレンタルスペースとしてリニューアルオープンする。

 今年の8月まで、同じく甲州街道沿いの「乙女ヤ本店」の支店として服飾品を販売していた。店内は約20坪。乙女ヤの担当者は個展などの催事に利用してもらいたいと話しており、「比較的立地もよく、路面店なので入りやすい。天候にも左右されにくいので、皆様に気軽に使っていただけたら」と呼びかける。

 今まで同店で開催されていたハンドメイド作家たちによるマルシェやワークショップは、今後も定期的に開催していくという。

 レンタル料金などは応相談。詳細や問い合わせはアミアン店【電話】042・622・3518。

稲刈り体験参加募集

 八王子の米作りや酒造り・農業に興味のある人を対象に、NPO法人はちぷろが9月28日(土)、高月町の田んぼで稲刈り体験を行う。現在、参加希望者を追加で若干名募集中(定員になり次第締切)。稲刈りは午前9時40分から11時30分ごろまで。その後、懇親会があり午後2時に終了予定。小雨決行。服装など詳細・申込みは二次元コードから。

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家や相続の無料相談会
不動産協会
家や相続の無料相談会
10月6日 南口総合事務所
住まいや相続などの悩みを専門家に相談できる「不動産街頭無料相談会」が、10月6日(日)にサザンスカイタワー八王子4階の八王子駅南口総合事務所内で開催される。参加... (続きを読む)
準備運動をする参加者ら(昨年)

参加募集 武蔵野陵を歩こう ノルディックウォーク

 2本のポールを使って歩行運動をする「さわやかノルディック・ウォークin八王子」が10月6日(日)、都立陵南公園野球場を出発地点として行われる。主催は一般社団法人全日本ノルディック・ウォーク連盟多摩地区連絡協議会。

 陵南公園に隣接する武蔵野陵は、参道に京都の北山杉が並ぶ自然豊かな敷地。主催者は「歴史的な地とその周辺をさわやかな秋風の中で歩いて健康づくりをしませんか」と呼びかける。コースは2キロ、5キロの2コースのほか、正しい歩き方を楽しみながら学ぶ小学生体験コースもある。集合場所の野球場では参加無料の体力測定が行われ、キッチンカーも出店し、親子で楽しめる催しとなっている。

 午前10時から午後1時まで(受付は午前9時から50分間)。雨天中止。参加費1000円、ポールレンタル料は別途500円。運動しやすい服装、歩きやすい靴で参加を。健康保険証、タオル、飲み物などは持参。

 申し込みは記事内の二次元コードまたは【携帯電話】050・3085・7666。

あずきサロン音楽会

 八王子市ふれあい・いきいきサロン活動支援団体「あずきサロン」主催のチャリティー音楽会が、9月29日(日)に北野市民センター・ホールで開催される。午後2時から4時まで。

 八王子由井吹奏楽団、みかんと愉快な音楽隊が出演。『地上の星』や『いい日旅立ち』などを演奏する。入場料800円(予約優先)、大学生までは無料(要予約)。問い合わせは田中秀幸代表【電話】080・3347・2415。

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