川崎区・幸区版【9月20日(金)号】
JR武蔵小杉駅前の乗り場に集まるタクシー

タクシーのライドシェア 「日本版」全国で導入へ 「全面解禁」発言、波紋も

 一般の人が自家用車で客を運ぶライドシェアを巡り、国土交通省は9月4日、タクシー事業者が運営主体となる「日本版ライドシェア」を全都道府県で導入する方針を打ち出した。これを受け、神奈川県全域で取り組みが本格化する中、自民党総裁選で浮上した「ライドシェア全面解禁」論に動揺が広がっている。

 海外の「ライドシェア」では一般ドライバーが自家用車で客を運ぶ運用だが、「日本版」では安全性の問題を考慮し、タクシー事業者が「ライドシェア運転手」を雇用して研修を行うなどして安全性を担保する運用だ。政府は今年4月、車両が不足する地域で特定の時間帯に限り「日本版」を解禁。県内では川崎市を含む「京浜交通圏」で実施中だ。

 一方、バス停や電車の駅までが遠く、タクシーを呼んでも時間がかかる「交通空白地」は依然として全国的な課題。市内でも「空白地」に近いエリアは現存する。国交省はこの「空白地」解消を目指し、「日本版」の運用を見直したうえで、年内にすべての都道府県での導入を目指す方針を打ち出した。県タクシー協会によると、方針を受けて県内全域で「日本版」の導入に向けた動きが進んでいるという。

 導入に向け、タクシー会社の社長が実践するケースも多い。川崎タクシー(川崎区榎町)では国交省の方針に先立ち準備を進めてきた。7月には、関裕之社長自身が準備を整え「ライドシェア運転手」として市内で実車を体験。「特に『アプリ配車』の安全性を把握したい」と考えたという。関社長は「おおむね安全だと確認できた。乗客の方々から『タクシー会社の運営だから安心』との声も聞けた」と語る。

 ライドシェアを巡り、財界や政界の一部がタクシー事業者以外への「全面解禁」を求めているが、「日本版」の運用による効果が認められたため「推進派」の動きは沈静化したかに見えた。だがここにきて、超党派の国会議員による「ライドシェア勉強会」の会長である小泉進次郎氏が自民党総裁選に出馬、「全面解禁」を公約に掲げる。

 県タクシー協会の幹部は、「業界全体で『日本版』に取り組んでいる矢先なのに」と苦々しい表情を浮かべる。「全面解禁を求める企業は利益の薄い地方に関心がない。彼らの参入で中小企業であるタクシー会社がつぶれ、交通空白地はますます広がる。全面解禁を訴える推進派の方々は、問題の本質を理解していないのではないか」

市内小学校で4月に提供された給食

川崎市 学校給食費 値上げの方針 物価高騰受け 来年度めど

 川崎市は、学校給食費を2025年度から値上げする方針を示している。値上げした場合は、1食あたり小学校で50円、中学校で60円程度を見込む。

 市では学校給食法などに基づき、給食の実施に必要な設備などにかかる経費や人件費は市が、食材費は保護者が負担している。現在の給食費は1食あたり小学校が270円、中学校が320円。小学校では2018年に料金を改定、中学校では17年度の完全給食開始以来これまで変更はない。

 市によると、新型コロナの感染拡大やロシアのウクライナ侵攻などによる近年の物価高騰の影響で、保護者から徴収する給食費では食材費が不足する状況が続いていた。22年度と23年度は国の新型コロナ対策のための臨時交付金で不足分を補った。今年度は給食の安定運営のために設置されている市の学校給食運営基金を取り崩しているが、物価高騰に歯止めがかからず、9月議会一般会計補正予算案に食材料費として約5億6千万円を計上。加えて、献立の変更や削減などの工夫で食材費の抑制も図ってきた。

 市は、今後も物価高騰が続いた場合、将来的に給食の質を維持していくことが難しく、料金改定の検討が不可欠と判断。5月の市議会文教委員会で現状を報告して今後の対応について協議に入り、8月の同委員会で値上げに向けて取り組みを進める方針を示した。

11月規則改正目指す

 改定の場合、金額は前回改定後の18年4月から今年4月までの市の消費者物価指数の上昇率などから試算し、1食あたり小学校で320円、中学校で380円程度になると見込む。市は9月中に保護者アンケートを実施し給食の感想や要望、改定に関する意見を聴取。校長会やPTA、教職員組合の代表者らからなる市学校給食運営連絡調整会議での検討を経て、11月中をめどに学校給食費が定められた市の規則を改正したい考えだ。市の担当者は「市議会や保護者アンケートでの意見を踏まえて検討を進めていきたい」と話している。

 今年度、政令市ではさいたま市と神戸市が小学校の給食費を改定。差額分は市が負担している。

かわさきジャズ2024で「BRIDGEアーティスト」を務めるサックス奏者の 渡邉 瑠菜さん 麻生区在学 21歳

音楽で未来を照らす

 ○…今年10周年を迎える「かわさきジャズ」。音楽の祭典を盛り上げる今年の顔に選ばれた。「多様なカルチャーが交わる川崎とジャズはマッチしている。このまちにしかできないフェスに携われて光栄」とはつらつとした表情を見せる。サックス奏者として、出演する著名な演奏家たちと肩を並べられる機会に心を躍らす。「ジャズはお客さんのパワーがあってこそ。一緒にステージを作りたい」

 ○…「なんて綺麗な楽器なんだろう」。キラキラとしたサックスに一瞬で心を奪われ中学のビッグバンド部に入部して以来、音楽の道を歩み続けてきた。現在は昭和音楽大学で学びを深める傍ら、年間60本近いステージをこなす。思い通りの演奏ができず楽器を嫌いになったこともあったが、「目指しているところに挑戦している証拠」という父の言葉に励まされ、前を向けた。今では「スランプは内心ワクワクする」と力強く語る。

 ○…神社仏閣を散歩するのが癒しの時間。小学5年生の時から集めていた御朱印は6冊分にのぼる。「1ページ1ページを大事にするという気持ちでいただきに行っている」。仏教系の高校だったこともあり、本番前には深い呼吸と瞑想で心を落ち着かせる。

 ○…山梨県山中湖村出身で昨年末に「富士五湖観光大使」に就任した。母校の後輩たちとのコラボや地域のイベントでの演奏など、地元を音楽で明るく照らす。「頑張っているね」「上手になったね」と、見守り続けてくれるまちの人からの声は心強いものだ。今は、かつて富士山の麓で行われていたジャズフェスの復活を夢見る。「地元を誇りに思った。地域と一体となりながら大使の活動を通して再開を目指したい」とバイタリティを遺憾なく発揮する。

記念写真に納まる関係者(上)と長十郎梨キムチ

東大島小4年生 長十郎梨普及で感謝状 地元キムチ店から表彰

 川崎区発祥の長十郎梨の普及に尽力したとして、市立東大島小学校4年生(川崎区大島)の児童に、学校近くのキムチ専門店「おつけもの慶」から感謝状が贈られた。9月9日に同校で行われた贈呈式では飯村梨沙さんと古賀海渚さんが渥美和幸社長、朱美取締役・祭事隊長から感謝状を受け取った。

 中田雅美教諭によると、子どもたちは総合学習を通じて長十郎の存在を知り、「川崎の宝」であると思いを深めたという。多くの人に知ってもらう手段として地域との有名店とのコラボを考案。複数のソウルフードの候補があがった中で相性の良さそうなキムチを使うことを決めた。製造依頼を受けたおつけもの慶の渥美社長は東大島小学校の卒業生でもあり、二つ返事で引き受けたという。販売した「長十郎梨キムチ」は長十郎梨をカクテキのように角切りにし、ヤンニョムに漬けてつくりあげた「甘辛で梨の味がした」と子どもたちからも好評を博した。販売にあたり、児童たちはパッケージイラストのデザインをそれぞれ作成し、梨への思いを込めた。長十郎梨は瞬く間に完売したという。「有名なお店とのコラボで長十郎梨が知られていく広がりを実感した。大きな勉強になった」と結城俊一校長も驚きをみせる。

 この日は授業に協力した市民団体「多摩川クラブ」の阿部英夫さんにも感謝状が贈られた。

推しの本の見つけ方 9月21日 北野書店で

 小学生対象の「読書感想文の本を探してみよう」と題したイベントが9月21日(土)、北野書店で開催される。午前10時30分から11時30分。受付は午前10時から。

 元東小倉小学校教諭でお茶の水女子大学附属小学校教諭の森壽彦さんが登壇。「推し」をテーマに語る。「本の選び方が分からないといった悩みに応えてくれる」と同書店担当者。

 持ち物は筆記用具。申し込みは同書店【電話】044・511・5491。

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木下の介護 9月21日㈯〜10月14日(月・祝)見学会 駅徒歩10分 将来への安心を備えた施設で
木下の介護 9月21日㈯〜10月14日(月・祝)見学会 駅徒歩10分 将来への安心を備えた施設で
川崎大師駅徒歩10分の介護付有料老人ホーム「ライフコミューン川崎」。広く開放的な施設リバティ スクエア内にあるのが「タイムレスフロア」だ。運営主体である「木下の... (続きを読む)
「鷲ヶ峯」の高齢者をねぎらう福田市長

敬老の日 市内最高齢は108歳女性 福田市長が特養など訪問

 9月第3月曜日の「敬老の日」にちなみ、川崎市の福田紀彦市長が16日、市内の特別養護老人ホームなどを訪問し、高齢者の長寿を祝福した。

 福田市長は16日に市内3カ所の特別養護老人ホームと、川崎区在住の高齢者宅を訪問。このうち宮前区の「鷲ヶ峯」では、施設を利用する約60人の高齢者と対面し、「川崎市は今年で100歳。川崎で働き、暮らしてきたみなさんのおかげで発展できた。先輩方がご長寿で元気なことに希望を感じる」とねぎらいの言葉をかけ、和菓子を贈呈。利用者を代表して佐藤ヨデさん(91)が「これからも健康に気を付けて頑張ります。市長も元気で頑張って」と感謝を述べた。

 同施設の利用者で最高齢は101歳の佐藤コトさん。秋田県大館市で農作業をして暮らしていたが夫に先立たれ、6年前に親族が暮らす川崎市へ転居し、昨年ホームに入所した。職員によると「毎日楽しくおしゃべりしてのびのび過ごしている」という。

 川崎市の65歳以上の老年人口は2023年10月1日時点で31万7678人で、全体の20・6%。このうち75歳以上は17万5760人で全体の11・4%を占める。

 今年度中に100歳を迎える人は男性66人、女性305人。9月1日時点で100歳以上の高齢者は、男性が昨年より5人多い105人、女性が53人多い631人。市内の最高齢者は108歳の女性3人(麻生区、多摩区、川崎区在住)で、男性は107歳の2人(中原区、多摩区)となっている。

ワークショップで話し合う参加者ら(川崎区提供)

役所待ち時間で意見交換 川崎区地域デザイン会議

 今年度から本格実施となった、区民がまちの課題などを話し合う「地域デザイン会議」。川崎区では8月24日、川崎市役所などで第1回目の会議が開催された。

 川崎市では2006年から地域課題解決に向けた取り組みを考える区民会議が開かれていたが、制度運用などの課題もあり2017年に休止。2021年からは区民による対話の場として、各区で地域デザイン会議が試行され、今年度より本格実施となった。

 川崎区では区民12人が参加し、「快適な待ち時間の過ごし方」をテーマに話し合った。土曜開庁する区役所2階窓口を視察し、ワークショップを実施。待合スペースに求める機能には、「手続きのために休みたくないので、テレワーク・WEB会議ができるスペースがあるとよい」「トイレが古いので快適にしてほしい」「子ども用のスペースを作って、大きな紙に自由にお絵かきできるとよい」などさまざまな意見が上がった。また、混雑回避の対策として「リアルタイムの混雑状況や予想」「病院のような予約システム」を求める声もあった。

 これらの意見は総合計画に反映させるもの、短期的に取り組むものなどに整理し、具現化に向けた取り組みを進めるという。参加者からは「地域の課題や話し合いの結果を参加者間で共有することができた」といった声が聞かれた。

かわさきジャズ、開幕 市内できょうから66日間

 「かわさきジャズ2024」が9月20日(金)から開幕する。フィナーレの11月24日(日)までの66日間、川崎市内でジャズが鳴り響く。

 10回目となる今年は、川崎市全域で20公演のホールライブと100ステージ以上の地域イベントを開催。出演者公募によるまちなかのフリーライブ「かわジャズLIVE!Rainbow」は9月28日(土)のグランツリー武蔵小杉(中原区)を皮切りに7区10会場で開催。同実行委員会は「かわさきジャズは市内の様々な場所で開催しています。ぜひお近くのイベントにお出かけください」と話している。チケット予約、詳細は公式ウェブサイトへ。

シニアバンドが出演 9月28日 幸市民館

 幸区文化協会(山田益男会長)は9月28日(土)、文化講演会を幸市民館大会議室(幸区戸手本町)で開催する。午後1時30分開演、1時開場。

 アマチュアのシニアバンド「タートルズ」=写真=が出演し『見上げてごらん夜の星を』などの懐メロを演奏。ダンスも行われる。タートルズは70〜80歳代の団員7人による「若き昭和の楽団」。各地の出前演奏で好評を博している。

 入場料は無料で申し込み不要。定員は先着150人。問い合わせは同協会【電話】044・541・3910。

センターから飼い主に譲渡された「信忠」

市制100周年記念事業 ペットの思い出を募集

 市制100周年を記念し、川崎市動物愛護センター(中原区)や市内各区役所などによる 「100年続く人と動物のきずなプロジェクト」実行委員会では、ペットたちの100のエピソードと写真を9月30日(月)まで募集している。

 実行委員会では「100」にちなんだ市民参加型の記念事業として、心温まるペットとの思い出を集めた冊子づくりを企画。今年4月から応募を呼びかけてきた。応募者には完成した冊子をプレゼントする(応募多数の場合は選定方式)。

 応募資格は市内在住か在勤でペットを飼っている(飼っていた)こと。エピソードを150字〜200字にまとめ、【1】氏名・住所・連絡先【2】ペンネーム【3】ペットの情報【4】タイトル【5】ペットの写真を、二次元コードから応募する。問い合わせは川崎市動物愛護センター【電話】044・589・7137。

講師の玉置妙憂さん

グリーフケア 玉置(たまおき)妙憂(みょうゆう)さんの講演 10月5日、「心安らぐために」

 大切な人との死別などにより心身に苦痛が生じる状態をいう「グリーフ」。そんな悲しみや苦しみを抱えながら生きる人を支える「グリーフケア」の存在や意義への理解を深める講演会が、10月5日(土)に川崎市総合自治会館(中原区小杉町3の600)のホールで開催される。

 地元でボランティア活動を行う「グリーフケアカフェあかりmāmā」が、川崎市社協の福祉基金助成事業として行う講演会。講師にはラジオで人生相談番組を担当する、僧侶で看護師の玉置妙憂さんを招き、「大切な人をなくして〜かなしみに向き合うとは〜」をテーマに講演する。多くの死別に向き合ってきた玉置さんが「少しでも心が安らぐため」の言葉を届ける。

 午後2時30分(1時30分開場)から4時10分。対象はグリーフ当事者や支援者。定員は先着80人で、参加費千円。

経験者として寄り添う

 看護師の國富多香子さんと傾聴カウンセラーの伊藤礼子さんが立ち上げたグリーフケアカフェあかりmāmā。多くの人と向き合ってきた経験をいかし、参加者の思いや悩みに寄り添う「分かち合いの場」を中原市民館で毎月設けている。問合せはメールgrief.mama.event@gmail.comで。

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警察署員や防犯関係団体メンバーらを前に意見を交わす生徒たち

闇バイト加担防止 中高生16人が意見交換 川崎臨港警察署で

 「闇バイト」で特殊詐欺に加担した際の恐ろしさを学ぶ「特殊詐欺・犯罪加担防止サミット」が9月12日、川崎臨港警察署(川崎区池上新町)で開かれた。同署管内にある大師高校、大師中学校、南大師中学校、川中島中学校、臨港中学校、桜本中学校の生徒16人が参加し、加担に対するイメージや犯罪者にならないための心構えなどについて意見を交わした。

 SNS上で「簡単な仕事」や「高額収入」をうたい、犯罪の実行役を募る闇バイト。神奈川県警によると、7月末時点で中高生を含む23人の少年が特殊詐欺に加担し検挙されているという。サミットは犯罪の加担を防ごうと同署が昨年に続いて企画した。

 この日は、「自分が犯罪に巻き込まれそうになった場合」について討議し、生徒からは「家族や大人に相談する」との意見が上がった。「身近な人が犯罪に加担しようとしていた場合の対処」などについての意見交換では「説得し、それでも応じなければ力づくでも止めさせる」や「関わりを少なくする」などの声が聞かれた。

 サミットでは大師高校2年生の望月秀也さん(16)による中学生に向けた講話も行われた。望月さんは特殊詐欺犯罪加担防止のために「警戒心を持つ、冷静な判断、知識を得る」ことを心がけていると紹介した。闇バイトの実態をアニメで分かりやすく紹介した同署作成の啓発動画「リンゴちゃん」も放映。大師高校放送部員が夏休み期間中に収録した特殊詐欺への注意喚起を促す広報の音源寄贈する式典も行われた。収録に協力した声優の小清水亜美さんの啓発音源もあわせて同署ではこの日から1年間、警察車両などで流す。

 サミットを受け、石崎弘志郎署長は「特殊詐欺の加担がいかに危険であるか、サミットで学んで他の学校に発信してもらうことが少年犯罪防止につながる」と語る。

県タクシー協会、市・区社協関係者ら

県タクシー協会 市・区社協に寄付  4団体に各25万円

 神奈川県タクシー協会(伊藤宏会長)が9月12日、社会貢献事業として川崎市・川崎区・幸区・高津区の社会福祉協議会に各25万円を寄付した。

 同協会では1973年から「善意の募金箱」として交通遺児の支援活動を年1回以上行っており、昨年からは社会貢献事業として被災地や公共性の高い社会的な活動などにも対象を拡大。今年は同協会の川崎支部(関進支部長)が担当し、生活困窮世帯への食糧支援や被災地へのボランティア活動などを行う市・区社協に着目し4団体を選定した。同協会の伊藤会長は「市・区社協の活動は弱者に寄り添った公共性の高い行動。寄付することで社会貢献できれば」とあいさつし、各団体に寄付金を手渡した。

 市社協の浮岳堯仁(ぎょうにん)会長は「多額の寄付をいただき大変ありがたい。有効的に使わさせていただく」と感謝した。
優勝した元木1・2丁目(川崎区提供)

元木1・2丁目が3連覇 川崎地区ソフトボール

 川崎地区男子ソフトボール大会が9月8日に県立川崎高校グラウンドで行われ、元木1・2丁目町内会が3連覇を果たした。中央・渡田・大島地区スポーツ活動振興会、川崎区役所主催。

 川崎地区(中央、渡田、大島地区)の13町内会のチームが参加。優勝した元木1・2丁目町内会の澤出一彦さんは「引き分けによるくじ引き勝利もあり肝を冷やした。暑い中、選手たちはよく頑張ってくれた」と話した。準優勝は大島4丁目、3位は大島上町、下並木だった。

 上位4チームは来年5月に開催予定の川崎区大会に出場する。

トリを務める、てつ家力丸さん

全国のアマ落語家集結 22日 かわさき宿交流館で

 「ニッポン全国落語物産展2024」が9月22日、東海道かわさき宿交流館(川崎区本町)で開催される。

 全国各地の社会人落語家を集めての落語会。出演は喜楽亭笑吉さん(神奈川県)、風林亭飴二郎さん(山梨県)、遊々亭つばささん(宮城県)、朗々亭笑声さん(愛媛県)、てつ家力丸さん(三重県)。イベント発起人でもある笑吉さんは「普段は川崎には来られない方も出演する。江戸落語だけでなく、上方落語も披露されるので、楽しんでもらえれば」と呼び掛けている。午後1時30分開演、整理券は午0時30分から配布。定員100人(先着順)。木戸銭無料。詳細は笑吉さん【携帯電話】090・4619・8675へ。

過去の様子

秋のバドミントン教室 マリエンで10月から

 川崎マリエン(川崎区東扇島)で秋のバドミントン教室が開かれる。現在参加者を募集中。

 全8回(10月22日、29日、11月5日、12日、19日、26日、12月3日、10日、予備日12月17日)で、初心者〜中級者向け(15歳以上、中学生は保護者の送迎が必要)。川崎市スポーツ協会推薦の講師が指導する。

 時間は午後6時30分〜8時。定員15人(応募多数時は抽選)。参加費1万円(全8回)。レンラルラケットはない。

 参加希望者はメールで件名を「川崎マリエンバドミントン教室2024秋申し込み」とし、【1】氏名(フリガナ)【2】年齢【3】性別【4】住所【5】電話番号(日中連絡可能な電話番号)【6】経験の有無を本文に記入して、【メール】jigyou.kakari@kawasakiport.or.jpへ送信。10月8日(火)必着(同メールアドレスから抽選時の当落発表、案内送信)。川崎マリエンはJR川崎駅東口から市バスで約30分「川崎マリエン前」下車。

 詳細、問い合わせは川崎港振興協会会館事業係【電話】044・287・6009へ。

殿町でハワイ感じて 22日 フラショーなど

 ハワイの文化や食を楽しむ野外イベント「Hula choose you.in Kawasaki KINGSKYFRONT」が9月22日(日)、殿町第2公園(川崎区殿町)で開催される。

 今年で3回目となるイベント。フラダンスショーや音楽のステージ、ハワイ文化に触れるワークショップ、ハワイアン商品の販売ブース、ハワイ料理などを芝生の上で楽しむ。主催者は「今年のテーマはフラの真髄でもある『古典フラ』。ぜひご覧ください」と話す。

 入場無料。午前10時〜午後5時。雨天時は内容を変更して開催。詳細はフェイスブック、インスタグラムで確認を。

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敬老月間 補聴器は本質的な価値で選ぼう 補聴器専門店『耳の友』談

 「きこえは自分自身の意識向上につながり『コミュニケーション』『行動力』『健康維持』『孤立しない大切さ』に役立つ」と、補聴器専門店『耳の友』の片桐宏文店長。「『脳の活性化』にもつながる」と、きこえの低下の際の補聴器の重要性を説く。

 補聴器はテクノロジーの急速な進化とともに補聴器の性能技術も格段と向上し、利用しやすくなっている。AIを搭載した補聴器も登場する一方、パソコンやスマホ世代ではない多くの高齢者からは戸惑いの声も聞かれるという。

  最新の補聴器は片耳15〜20万円、両耳30〜40万円程度だが、片桐店長は「本質的な価値を考えるなら、高齢初心者は片耳10万円かそれ以下、両耳15〜20万円位で十分。シンプルイズベストです。また、身内の方同伴で購入前に一度話を聞きに行くことが重要」と語る。

(取材協力)耳の友 川崎区東田町11の1(新川橋バス停前)【電話】044・244・9770 WEB「川崎 耳の友」(検索)

ゲストの林家木久扇さん=主催者提供

豪華出演者の「たま寄席」 9月29日 多摩市民館で

 かわさき産業親善大使の落語家・一玄亭米多朗さんがプロデュースする公演「たま寄席」が9月29日(日)、多摩市民館大ホールで開催される。

 子ども寄席(昼の部)は正午開演。落語やマジック、バルーンアートなど。指定席大人2千円、高校生以下1千円。すべて当日500円増。子ども寄席には、大人同伴の子どもを無料で招待する。メールで要予約。先着100人まで。

 たま寄席(午後の部)は午後3時開演。林家木久扇さんや、人気浪曲師の玉川太福さんらが出演する。指定席S席3千円、A席2500円、自由席2千円。すべて当日500円増。

 チケット購入や問い合わせは主催の米多朗ファンクラブ(【電話】044・944・3346/【メール】yoneta0609@gmail.com)。

ペットに関する啓発冊子

川崎市 ペットの適正飼養啓発 災害の備え、地域猫活動も

 9月20日から26日は動物愛護週間。川崎市はこの期間を含む9月の一カ月間を、ペットの「適正飼養キャンペーン」期間と位置づけ、ペットの正しい飼い方やペットの災害対策などについて啓発活動を実施する。

 今年のキャンペーンのテーマは「災害対策」。市内では現在、少なくとも約6万匹の犬と約7〜8万匹の猫がペットとして飼育されている。急増する大型台風や大雨の際にペット連れで避難所に避難するケースが増えたことから、まず全市民に「市では原則すべての避難所でペットとの同行避難が可能」と伝え、飼い主には必要な備えについて、メッセージカードの配布や主要な商業施設のデジタルサイネージで情報発信する。

 具体的な対策としては、マイクロチップなどで所有者を明示する▽無駄吠えやトイレなどのしつけ▽予防注射やノミ・ダニの対策▽日ごろからケージに慣れさせる▽最低5日分のエサや水などの防災用品を準備しておく、の5項目だ。

 合わせてキャンペーンでは「地域猫活動」についても啓発活動を実施。市は環境保護の観点から、地域住民による野良猫の不妊去勢手術と適切なエサやりなどを推奨する「地域猫活動サポーター制度」を2018年夏に始めた。猫は繁殖力が強いため、手術を施した上で見守ることにより、野良猫の適正管理と自然減を目指す制度だ。

 制度の効果もあり、市中で死体で見つかる猫は18年の1900匹から23年は938匹と半減。動物愛護センターで保護した子猫の数も、21年165匹、22年100匹、23年69匹と減少している。

 ペットに関する災害対策と同様、飼い主自身の高齢化も近年の課題だ。市の担当者は「ご自身に何かあった時の預け先を確保するなどの備えを進め、責任をもって飼ってもらうよう啓発を続けていく」と話している。

韓国・朝鮮の琴「カヤグム」

韓国・朝鮮の伝統琴 カヤグムに触れる 全4回 市ふれあい館で

 韓国・朝鮮の伝統的な琴「カヤグム」の体験講座が川崎区桜本の川崎市ふれあい館文化交流室で開催される。「民謡を弾こう」をテーマに、講師を務める姜芳江(カンパンガン)さんとともに、楽しみながら韓国・朝鮮の文化を学ぶ。同館と川崎市教育委員会主催。

 講座は10月5日(土)、6日(日)、12日(土)、13日(日)の全4回。時間はいずれも午後1時から2時30分。定員は先着10人で、参加費用は無料。楽器は同館で貸し出す。申し込みは9月20日(金)から市ふれあい館へ直接来館または電話(川崎区桜本1の5の6/【電話】044・276・4800)で受け付けている。

GO!GO!!フロンターレ

HUBで町田戦応援しよう

 アイリッシュ(英国風)パブで、おいしい料理とお酒を味わいながらフロンターレを応援しよう-。サッカーJ1・川崎フロンターレは10月5日(土)に行われるFC町田ゼルビアとのアウェイゲーム(Gスタ/午後3時キックオフ)で「HUBNTALE(ハブンターレ)」と題したイベントをクラブ公認サポーター店舗「HUB川崎店」(川崎区駅前本町/川崎駅徒歩3分)で開催。試合前には選手からの特別メッセージ動画が放映され、試合後には全選手サイン入りユニフォームなど約30品のフロンターレグッズが当たる大抽選会が行われる。また、フロンターレのマスコットキャラクター、ワルンタもスペシャルゲストとして登場する。

 オープンは午後1時30分。予約制。申し込みはウェブサイト(「ファンスタ」検索)から。問い合わせは同店【電話】044・223・5082。

画像はいずれも川崎フロンターレ