大和版【10月4日(金)号】
大和市役所

衆議院総選挙 大和市も対応急ぐ 27日投開票へ

 自民党の石破茂総裁は9月30日、衆議院の解散総選挙を10月15日公示、同27日投開票の日程で行う意向を表明した。これを受けて、大和市内でもおよそ3年ぶりとなる総選挙に向け準備が進められている=10月2日起稿。

 市内には投票所が35カ所設けられる。このうち高座渋谷駅前「高座の庄清風」が閉館したため、市選挙管理委員会では、代替施設を検討中だ。

 選管によると、高座渋谷駅前複合ビル「IKOZA」3階の渋谷学習センターがその候補に挙がったが、投票日がIKOZAの施設点検による臨時休館日と重なるため、市内の公園にプレハブの投票所を設営する方向で調整を急いでいる。

 投票時に必要となる、入場整理券の準備も急ピッチで進む。選管の担当者は「(整理券は)枚数も多いうえ、印刷までの工程も多く日程は非常にタイト」と話す。

 市では毎月1日の「広報やまと」のほか、緊急性の高い情報を発信する媒体として「やまとニュース」を毎月中旬に全戸配布している。公示日の10月15日に同紙の発行を予定するが、広報広聴課の担当者は「校了間際で記事の追加は難しい」とし「各種SNSなどで選挙情報を発信していきたい」と話す。

期日前投票

 表明通りの日程で進めば、期日前投票は市役所・ポラリス・シリウス・渋谷学習センターで行われ。市役所は16日(水)〜26日(土)、他は20日(日)〜26日(土)に受け付ける。

 9月1日時点の市内の選挙人名簿登録者数は、男性10万981人、女性10万2063人のあわせて20万3044人。

 前回総選挙は21年10月31日に投開票が行われた。市内の当日有権者数は20万576人で、投票率は54・70%だった。

「大和市中学校」のメンバー

大和市中学校 県で健闘、上位大会へ 「野球部に興味を持って」

 第16回「全日本少年春季軟式野球大会県予選」(主催/県野球連盟)がこのほど、茅ケ崎公園野球場などで行われ、大和市の公立8校の選手で構成された選抜チーム「大和市中学校」(杉山俊裕監督)が3位に入賞した。

 選抜チームは2022年、競技レベルの底上げなどを目指して作られた。中学2年生が対象で、試合実績などの選考を経て20人が選抜された。今年は光丘中の小澤健介さん(14)が主将を務めている。

 同大会は、県内各地区の代表16チームによるトーナメント戦で、上位2チームが全国大会の出場権を獲得。3位は第27回「関東・東北・北信越少年新人軟式野球大会」に出場できる。同チームは3年連続で県予選に出場しており、おととしは3位、昨年は初戦敗退だった。

 初戦は千代中(小田原)と対戦し、5対0で快勝。2回戦は大野台中(相模原)と戦い、5対3で勝利した。準決勝の伊勢原クラブ戦では2回表に先制を許し、相手のペースで試合が展開。終盤まで得点できず、0対3で完封負けを喫した。

 3位決定戦では「横須賀市中学校」と戦い、1回表に3点を獲得。すぐに2点を返されるも得点を重ね、3投手の継投で7対2で勝利、上位大会への切符を手にした。

「優勝目指して」

 上位大会は、11月9日・10日、栃木県で開催される。

 小澤主将は「チーム全員で声を出し、優勝を目指して頑張ります」と決意を述べた。杉山監督は「一戦必勝の気持ちで頑張っていきます。選抜チームの活動をきっかけに、市内の中学校の野球部に興味を持ってもらえたら」と話していた。

「鼓童」のメンバーとして大和で公演した 三枝 晴太さん 下鶴間出身 27歳

迫力の太鼓で故郷へ錦

 ○…太鼓芸能集団「鼓童」のメンバーとして地元で、観客に迫力ある太鼓の音を届けた。「『どこでも同じパフォーマンスをする』を心掛けているが、初の地元公演で緊張した」と苦笑い。公演が決まった時は感動ではなく、他と変わらないという認識だったが、いざ戻ってくると「良いところを見せたいと気負っていた」。背中を押してくれた人たちに「夢を叶えた姿を見せられて良かった」と振り返る。

 ○…下鶴間出身。小さい頃からサッカーや陸上などさまざまなスポーツに挑戦したが、「ピンとくるものが無かった」。そんな時出会ったのが太鼓だった。大きい音が出て、自分が注目されることが楽しく「目立ちたがり屋だったので体も動かせて演奏できる太鼓にのめり込んだ」と懐かしむ。和太鼓部のある横浜隼人高校への進学が転機となる。コーチが鼓童の元メンバーでその体験談を聞き「人生が楽しくなる予感がした」と、鼓童の研修生にチャレンジを決めた。

 ○…研修生として、新潟県佐渡島の廃校になった中学校で2年間太鼓漬けの毎日を送った。厳しい下積みを経て、その1年後、正メンバーになった。これまで世界30カ国で300回以上出演してきた。同じく鼓童のメンバーの妻と帯同したヨーロッパツアーは「新婚旅行気分だった」。ツアーで世界各地の風景や料理を楽しめるのも鼓童の魅力の一つだという。

 ○…現在の自分を振り返り「まだ何者にもなれていない」と分析する。今までは自分のために太鼓の道を手探りで進んでいたが、「進むべき道の方向が分かるようになってきた」。活動を継続していくことで「この道で生きていると胸を張れるように、大和の人たちに背中で恩返しをしたい」と前を向く。

藤井明教育長

大和市 教育長に藤井氏 10月1日付

 前教育長の柿本隆夫氏が9月30日で任期満了となったことに伴い、新たな教育長に藤井明氏(62)が10月1日付で着任した。任期は2027年9月30日までの3年間。

 藤井氏は1962年生まれ。南林間在住。神奈川大学工学部卒。下福田中学校・上和田中学校教諭、市教育委員会指導室長、大和中学校校長などを歴任した。

田中保行理事長

求められる「伸ばす力」 県私塾協同組合 田中保行理事長

 「入学金や授業料の学費補助金制度の認知がここ数年でかなり浸透しており、私学受験への垣根はより低くなっています」。県内各地で私学と連携した進学フェアや相談会などを主催している神奈川県私塾協同組合=事務局・茅ヶ崎市=の田中保行理事長は現在の高校受験の傾向を語る。

 個人塾も今や独自のネットワークで大手に対抗する受験対策を展開。同組合では公立と私立にまたがる各校の現状を相互共有することで、幅広い情報を受験生やその保護者らにフィードバックしている。

 公立高校は2〜3年で校長が代わり、方針が大きく変わることも多い。その一方で「私学はトップや教師が長期間在籍することが多く、校風などが確立されています。また独自の教育方針が打ち出せるのも私学の特徴で、外部アプリといった新教材の活用や予備校的な学習指導の機会を提供することで進学実績を向上させている学校も昨今増えています」と田中理事長。

 講師と生徒の丁寧なコミュニケーションによる指導で特色を打ち出す個人塾、進学に加えスポーツや芸術など独自の強みを持つ私学。「どちらも競争力や情報力が重要。生徒自身が合うと実感できれば、その子は伸びていきますよ」と話す。

<PR>
本厚木駅から徒歩1分、新規開院した「血管外科クリニック本厚木」
本厚木駅から徒歩1分、新規開院した「血管外科クリニック本厚木」
二重手術などの美容医療も
本厚木駅東口から徒歩1分、厚木地区では初となる血管外科専門の「血管外科クリニック本厚木」が開院した。同クリニックは、下肢静脈瘤や透析シャントといった血管に関する... (続きを読む)
公演の様子=提供

鼓童 太鼓の音色響く メインホール満員

 太鼓芸能集団「鼓童」による「鼓童ワン・アース・ツアー2024」が9月28日、シリウスメインホールで開催された。チケットは販売が開始されると間もなく完売となり、当日は会場が来場客で埋め尽くされた。

 鼓童は1981年にベルリン芸術祭でデビュー以降、50カ国以上の国と地域で公演してきた。大和市出身の三枝晴太さん=人物風土記で紹介が所属している。

 公演は休憩なしの約80分間で、絶え間なく演奏が披露された。来場者が固唾を飲んで見守るなか、太鼓ならではの体に響く重低音で幕をあげた。アンコールを含む全15曲を演奏し、観客席からは拍手が送られていた。

 三枝さんは「地元の大和でお世話になってきた人たちの前で演奏できて良かった」と話していた。

防災の備え

 災害時の知恵や工夫を学べる講座が、10月8日(火)にシリウス4階健康テラスで開催される。午後1時30分〜2時15分。

 当日は「防災の備えトイレ編」をテーマに、もしもの備えに関して学ぶことができる。先着20人程度。参加費無料。予約不要。

 問い合わせは市立図書館健康コーナー担当【電話】046・263・0211へ。

シャツ着用しマリノス応援

 大和市役所では、横浜F・マリノスのホームゲーム開催日に合わせ、1階窓口で勤務する市職員らが同チームのオリジナルシャツを着用して業務を行っている=写真。

 同チームは、2017年から大和市をホームタウンとして活動。これまで市民招待デーや、同市への転入者を試合に招待するなど観戦の機会を提供するほか、サッカー教室などを実施している。

 今回の企画は、来庁者にホームタウンであることを周知し、応援する機運を高めることが目的。実施日は以下の通り。10月18日(金)、30日(水)、11月6日(水)、27日(水)、12月6日(金)(試合の延期等で日程が変更となる場合あり)。

大きな芋を掘る子ども

土にまみれて芋掘り 約50人の親子が参加

 中央2・3丁目自治会(松谷高英会長)主催の芋掘り体験イベントが9月28日、同会が管理している上草柳の畑で行われ、約50人の地域住民らが参加した。

 子どもたちは会員の手ほどきを受けながら、畑から出てきたコオロギやバッタに驚く場面もあったが、泥だらけになりながら芋掘りを楽しんだ。

 松谷会長は「参加者が笑顔で芋掘りをしてくれてうれしい」と話し、参加した子どもは「大きいお芋が取れてよかった」と笑顔を見せた。

 収穫した芋は10月20日(日)に行われるおやつ作りイベントに使用される。

ボトルと給水袋を進呈 10月6日の公式戦で

 女子サッカーのなでしこリーグ2部を戦う「大和シルフィード」が10月6日(日)、ホームの大和なでしこスタジアム(大和市上草柳1の1の1)で「JFAアカデミー福島」を迎え撃つ。午後1時キックオフ。

 「ノバ・ファーマシーDAY」と銘打ち、下和田にノバ薬局を運営する「株式会社ノバ・ファーマシー」(下村敦史代表取締役)の冠試合として行われる。

 試合前には、来場者にナルゲンボトル100本、災害時に水を持ち運ぶことができる給水バッグ400個を先着で進呈する。一人1個で予定数に達し次第終了となる。

 同社担当者は「多くの方にご来場いただき、両チームに熱い声援を送っていただければ」と話している。

大和市の6社受賞 優良工事表彰

 大和市が発注した建設工事で、品質が高く優秀な施工を行った受注者に贈られる「優良工事表彰」がこのほど決定し、市内の6社が選ばれた。

 表彰される企業は次の通り(順不同)。

▽株式会社相建(上草柳)/市立引地台中学校校庭改修工事▽株式会社東晃電機(林間)/まごころ地域福祉センター中規模改修工事▽橋本電気工事株式会社(深見)/令和4年度大和市立病院受変電設備更新工事▽ツチヤ総建株式会社(深見西)/令和5年度舗装修繕工事▽修都株式会社(上草柳)/市立深見小学校屋上防水外壁改修工事▽株式会社山源建設(上和田)/令和5年度舗装修繕工事

<PR>
【LINE読者限定プレゼント】
【LINE読者限定プレゼント】
毎月15名様に抽選で『Amazonギフト券1,000円分』をプレゼント!ギフト券以外のプレゼントもあるかも!是非チェックしてみてください。 (続きを読む)