みちくさラボ 学校にヤギの癒しを 県の公募事業で最優秀賞
ヤギとのふれあいを通じて、地域課題の解決に取り組む市民グループ「みちくさラボ」(池田陽子代表=人物風土記で紹介)がこのほど、県の「子ども・若者みらい提案実現プロジェクト」で最優秀賞を受賞した。小中学校に1カ月、ヤギと飼育道具一式を貸与する案で、採択による事業化が決定。今後、学級崩壊や不登校などの解決に役立てていく。
同プロジェクトは子どもの意見を県の施策に反映させるため、県内の6〜29歳を対象に実施。年齢区分で3部門を設け、7月の書類審査に計102件の応募があった。
みちくさラボは、若者部門(19〜29歳)に応募。プロジェクト名は「ヤギが待ってる!行きたくなる学校プロジェクト ヤギの学び舎1か月留学システムの導入」と題した。
同団体が飼育しているヤギの「くり」と「メイ太」の2頭を希望する小中学校へ1カ月間レンタル。子どもらによるエサやり体験やふれあいを通じ、不登校児や学校に居づらさを感じる生徒らが「行きたくなる学校」を目指していくという。
県の審査では先進性や独自性、実現性などの基準で、事業化に値すると評価された。
代表の池田さんは、「眺めるだけでもほっとするヤギがもたらす癒しや元気を子どもたちに感じてほしい」と事業化による効果を期待する。
大学生が発案
みちくさラボは、横須賀市根岸町の一般社団法人Miraie(ミライエ)内を拠点に活動。ヤギの出張授業やイベント派遣、JR久里浜駅前の草刈り活動など、ボランティアを含めた約30人で事業を展開している。
プロジェクトの発案者は、グループに在籍するボランティアの大学生3人。メンバーの窪田あかりさん(武蔵野大4年・横須賀市在住)はきっかけについて、「小学生の時は校内に動物がいて、自然とふれあえる空間があった」と回顧。「動物を介在させることで学級崩壊や不登校など、外部からのアプロ―チで問題を解決できる糸口になるのでは」とアイデアを練り上げたという。
導入後の学校では、基本的に同団体のスタッフや地域の飼養者が飼育を行い、受け入れる学校の負担を極力減らす。
「子どもたちが休み時間を過ごすときの選択肢の一つになれば」と池田さん。ヤギがゆっくりと草を食むように立ち止まり、子どもたちが心を休める手立てになればと願いを込めた。
同プロジェクトは子どもの意見を県の施策に反映させるため、県内の6〜29歳を対象に実施。年齢区分で3部門を設け、7月の書類審査に計102件の応募があった。
みちくさラボは、若者部門(19〜29歳)に応募。プロジェクト名は「ヤギが待ってる!行きたくなる学校プロジェクト ヤギの学び舎1か月留学システムの導入」と題した。
同団体が飼育しているヤギの「くり」と「メイ太」の2頭を希望する小中学校へ1カ月間レンタル。子どもらによるエサやり体験やふれあいを通じ、不登校児や学校に居づらさを感じる生徒らが「行きたくなる学校」を目指していくという。
県の審査では先進性や独自性、実現性などの基準で、事業化に値すると評価された。
代表の池田さんは、「眺めるだけでもほっとするヤギがもたらす癒しや元気を子どもたちに感じてほしい」と事業化による効果を期待する。
大学生が発案
みちくさラボは、横須賀市根岸町の一般社団法人Miraie(ミライエ)内を拠点に活動。ヤギの出張授業やイベント派遣、JR久里浜駅前の草刈り活動など、ボランティアを含めた約30人で事業を展開している。
プロジェクトの発案者は、グループに在籍するボランティアの大学生3人。メンバーの窪田あかりさん(武蔵野大4年・横須賀市在住)はきっかけについて、「小学生の時は校内に動物がいて、自然とふれあえる空間があった」と回顧。「動物を介在させることで学級崩壊や不登校など、外部からのアプロ―チで問題を解決できる糸口になるのでは」とアイデアを練り上げたという。
導入後の学校では、基本的に同団体のスタッフや地域の飼養者が飼育を行い、受け入れる学校の負担を極力減らす。
「子どもたちが休み時間を過ごすときの選択肢の一つになれば」と池田さん。ヤギがゆっくりと草を食むように立ち止まり、子どもたちが心を休める手立てになればと願いを込めた。