海老名・座間・綾瀬版【10月11日(金)号】
ベイスターズジュニアのメンバーに選ばれた大森さん

海老名ドルフィンズ 大森さんベイJr.に選出 応募930人の難関突破

 海老名市の少年野球チーム海老名ドルフィンズ(竹村貴信監督)の大森悠史さん(今泉小6年)が「横浜DeNAベイスターズ」のジュニアチームメンバーに選ばれた。大森さんは12月26日から行われる「NPB12球団ジュニアトーナメント」に出場する。

 ベイスターズジュニアチームは、プロ野球12球団の小学生チームが出場する12月の大会に向けてメンバーを募って結成された。

 メンバーの選出は基礎体力や打撃、守備、走塁といった技術面、紅白戦など3度の選考会があり、今年は県内外から約930人が参加。大森さんは、海老名市少年野球連盟の推薦で選考に挑戦し、難関を突破した。9月下旬からチーム練習も始まり、大森さんは「周りには上手な選手が多く、刺激を受けています」と話した。

連覇めざす

 友人に誘われて小学3年から野球を始めた大森さんは、海老名ドルフィンズで投手と外野手を務めている。投げては最速117キロの力強いストレートとコントロールが武器で、守っても自慢の強肩でチームのピンチを救ってきた。

 打撃では中軸を担い、任され、得点源として活躍。選考会でも走攻守の揃った選手として評価された。

 ベイスターズジュニアは昨年の大会で優勝しており、今年は2連覇が期待されている。大森さんは「チームプレーを心がけ、優勝して次の世代につなげたい」と意気込みを話した。

今年で20周年

座間市ザマフレンド号 県内初「バス予報」 接近や遅延情報 スマホで

 座間市が10月から、コミュニティバスの現在地を示す「バス予報」を導入した。昨年導入した市の運行情報ページを改める形で機能も増えた。スマートフォンでバス停への接近や遅れなどが表示される仕組み。

 コミュニティバス「ザマフレンド号」の路線には一部に踏切があるため遅延が生じることがあり、満員で乗れない場合もある。こうした利用者の声を受け、10月1日から導入したのがアーティサン(株)が運営している「バス予報」。群馬県桐生市や埼玉県朝霞市などで運用実績があり、県内では初という。

 バスにタブレット端末を搭載し、位置情報を伝える仕組みだ。スマホで地図を開くとバスのマークが刻々と動き、バス停へ接近状況が見て取れるほか、混雑状況や利用バスの履歴もわかる。280万円をかけ導入した。

 運行情報のネット配信は神奈中バスも「バスロケーション」を、相鉄バスも「バスナビ」を運用している。

 ザマフレンド号は2004年に試験運行が、12年前に本格運行が始まった。今年はちょうど20周年の節目にあたり、記念ステッカーを貼って走行中。車体は28人乗りの小型バスと、10人乗りのハイエースがあり、土日を含む毎日、神奈中タクシー(株)に委託して運行している。利用者は12年前の本格運行時は年間7万9千人だったが、昨年度は16万5千人と倍以上に増加。現在は座間市役所と、さがみ野駅や相武台病院などを結ぶ5路線を運行している。

10月6日に「第四十二回発表会」を開催した綾瀬邦楽舞踊連盟の会長を務める 高橋 サチ子さん 綾瀬市早川在住 83歳

みんなのために舞う

 ○…綾瀬の伝統舞踊が一堂に集まる発表会で、長く運営に携わってきた。活動の課題は、若手の仲間をいかに増やすか。「振付を学ぶと姿勢も頭の動きも良くなるし、息も切れない。ものすごくいいの」と熱心だ。舞台に立ち続けるためには普通の生活をしていてはダメという。寝る前も腹筋や背筋、腕立て伏せと自分に厳しい。

 ○…生まれ育ちもずっと早川。茅葺き屋根の家で育ち、小さいころに着ていた半纏(はんてん)が、温かかった記憶がある。それは蚕から育て、つむいだ糸で機織りし、縫ってもらった一着。子育てがひと段落したころに「もっと着物について学びたい」と、専門学校に通い始めた。着付けから反物の産地、季節の柄などを体系的に学び、その後は美容室で着付けの仕事を続けた。成人式の忙しさが懐かしい。

 ○…30代の頃に婦人会で盆踊りを始めたのがきっかけで、新日本舞踊の世界に入った。「祖父の唄う浄瑠璃を聴いて育ちました。血を受け継いでいるんでしょう」。今も都内まで講習に通い、みずから立ち上げた「こすもす会」で指導している。すぐ「教えられているのは自分」と付け加えた。立ち振る舞いが凛とした90歳代の仲間や、家族を亡くした後も稽古に復帰してくれた友がいる。「みんながいなければ今の私はいない」

 ○…68歳の時にすい臓がんと告知された。幸い早期発見で「生徒のためにもグズグズしていられない」と自分に言い聞かせた。家族を心配させないよう隠していたが、手術直前に知った夫・忠一さんは仰天した。退院して舞台にも復帰、この発表会でも客席で楽しそうに撮影していたのが忠一さんだった。「本当の夫婦になるのは60歳を過ぎてからよ」。磨き続ける人の言葉は、奥深い。

座間市議会 新たな会派構成決まる 10月17日に臨時会

 座間市議会(定数22)の新たな会派構成が10月9日に発表された。17日開催の臨時会で議長と副議長が決まる見通し。

 最大会派は5人が所属する「自由民主党座間市議団」。第二会派は4人が所属する「座間市公明党」と「新政いさま」。「日本共産党座間市議団」と「あおぞらひまわりの会」は2人会派で、5人は会派に属さない。

 各会派の構成議員は次の通り(敬称略、カッコ内は人数、◎は代表者、所属議員名は届出に記載された順番、会派に属さない議員名は五十音順)

▽自由民主党座間市議団(5)/◎吉田義人、竹田陽介、熊切和人、高波貴志、内藤幸男▽座間市公明党(4)/◎加藤学、伊藤多華、鈴木一寿、高栁浩子▽新政いさま(4)/◎京免康彦、荻原健司、美濃口集、大矢新一郎▽日本共産党座間市議団(2)/◎守谷浩一、星野久美子▽あおぞらひまわりの会(2)◎松橋淳郎、星野郁▽安海のぞみ、沖永明久、片岡将志、長瀨未紗、馬場佳陽は会派に属さない。

扇寿会の若手による「琴の舞」

揃った舞に喝采 12団体が年一回の発表

 綾瀬邦楽舞踊連盟の発表会が10月6日にオーエンス文化会館で開かれ、12団体が55曲の演目で客席を魅了した。

 高橋サチ子会長(=人物風土記で紹介)は「踊る人も高齢化してきたが一生懸命に踊ります。観る人も手を叩いて楽しんで」と呼びかけた。「待ってました」と掛け声が飛ぶなか「おんな黒田節」や「荒城の月」などの名曲とともに舞い手が登場。洗練された動きを披露した。

 連盟は伝統舞踊を伝える団体で構成、早園地区センターや各講師の自宅で練習を重ね、年一回の発表会に臨んでいる。

座間でいきいきフェスタ 10月26日生きがいセンター

 座間市シルバー人材センターの「いきいきフェスタざます!」が10月26日(土)、市立生きがいセンターで開かれる。午前10時から午後3時まで。

 会場では、エサやり体験ができる動物ふれあい牧場や豪華景品が当たるお楽しみコーナー、午後2時からバブリン先生によるシャボン玉ショーなど、親子で楽しめるイベントいっぱい。このほか同センター会員が育てた野菜やメダカの販売、フードコーナーもある。

 苔玉づくりのワークショップ(受講料2750円)、おなか元気教室も行われ、現在参加者を募集している。希望者は【電話】046・252・7963まで申し込みを。

 (問)同センター【電話】046・254・5361

 

バッグを贈呈する同校の生徒

相模向陽館高校 「まもってトート」を贈呈 ひばりが丘地区で活用

 相模向陽館高校の生徒会が10月2日、座間安全安心まちづくり推進協議会に反射板付きバッグ「まもってトート」50個を贈呈した。

 これは、10月11日から20日までの「安全・安心まちづくり旬間」にちなむもの。現在、同校近くのひばりが丘交番は、建て替え工事により一時閉鎖しており、防犯力の低下を抑えようと座間警察署が同校に啓発品としてバッグの作成を依頼した。バッグは、警察官の制服をイメージしたデザインが特長で、生徒会の4人が本田技研工業がホームページで公開している作り方を参考に約2週間かけて作った。

 贈呈されたバッグはひばりが丘地区を中心に、座間市内の防犯指導員に手渡されるという。

 生徒会長の小助川卓子さん(3年)は「交番がなくなり不安に思う地域の方に、安心してほしい」、佐藤匠純さん(3年)は「バッグが抑止力になり、安全になってくれれば嬉しい」、佐藤智希さん(3年)は「バッグを通じて地域の安全を守る人がいることを知ってほしい」と語った。

 同署の和田史生活安全課長は、「若い世代への防犯意識の引継ぎは多くの地域で課題になっている。活動に参加してもらえるのは心強い」と感謝を述べた。

座間高校戸倉悠里さん 県初優勝で関東大会へ 陸上5000m競歩で

 座間高校陸上部(義本大友顧問)の戸倉悠里さん(2年)が、10月19日に栃木県で開かれる関東大会の5千m競歩に出場する。

 戸倉さんは、9月に行われた県大会で27分35秒82の記録で初優勝し、出場権を獲得。「関東大会では表彰台を狙いたい」と意気込んでいる。

 7歳上の兄の影響で中学入学から陸上を始めた戸倉さんは、800mから3千mまでの中長距離のレースに出場してきた。競歩に取り組み始めたのは昨年夏からで、義本顧問から「スタミナがある。技術が伴えば全国を狙える」と勧められたことがきっかけだった。

 同校教員に、競歩経験者がいたことも技術向上の追い風となった。膝が曲がったり、両足が浮くと失格となるため、腕の振りや歩幅といったフォーム固めを徹底したという。

 本格的に練習に取り組むと記録も飛躍的に良くなり、1年間で7分もタイムを縮めるなど、着実に実力をつけている。現在も中距離走と競歩の二刀流で練習に励んでいる戸倉さんは「やればやるほど、タイムが良くなるから今は競歩の方が楽しい」と笑顔で話す。

 高校生活の集大成として「来年のインターハイで入賞する」と目標を定めている。

 

 

東日本大会で活躍した選手たち(前列左から又村さん、田中さん、2列目左から高崎さん、高田さん、山田さん、3列目左から齊藤さん、多田さん)

男女7選手が上位独占 東日本トランポリン大会で

 海老名市のアストレアトランポリンクラブ(冨田眞紀子代表)に所属する男女7選手が、9月20日から22日に群馬県で開催された第48回東日本トランポリン競技選手権大会で上位に入賞する活躍を見せた。

 同大会では、Bクラス女子シンクロに出場した高崎枝里さん(湘南工科大附属高3年)と山田ちひろさん(藤沢市立六会中1年)ペアが優勝。高田恵那さん(海老名市立有馬中1年)が埼玉県の選手とペアを組んで2位、又村翠月さん(厚木北高1年)と田中陽笑さん(平塚湘風高1年)ペアが6位に入賞した。

 同男子シンクロでは、齊藤拓真さん(桐蔭学園高2年)と多田智哉さん(茅ヶ崎市立萩園中3年)が優勝。齊藤さんは個人の部にも出場し、最高演技点賞を獲得して2冠を達成した。

 トランポリン競技は技の完成度や跳躍時の美しさを採点方式で競うもの。女子シンクロで2位に入賞した高田さんは、「個人の部ではミスをしてしまい悔しい思いをしたので、シンクロの部で絶対に悔いを晴らそうと頑張りました。2位入賞は、嬉しさよりも信じられない気持ちの方が大きかった」と大会を振り返った。

 冨田代表は「日々の練習で美しい演技を意識して指導してきました。努力が実を結び、予想以上の結果を残してくれた選手たちからたくさんの感動をもらいました」とたたえた。

 

清掃活動に汗を流すメンバーたち

海老名飛鳥LC 季節の香り楽しんで 中央公園で除草作業

 海老名飛鳥ライオンズクラブ(榎田成会長)が10月6日、海老名中央公園にある「季節の香園」で清掃活動を行なった。

 季節の香園は、同クラブの結成15周年記念事業で花壇として整備したもの。目の不自由な人でも季節を感じてもらえるようにロウバイや梅、キンモクセイなど香りのある樹木を植樹し、「香園」と名付けて定期的に清掃を行なっている。

 この日は20人を超える同メンバーが集い、揃いのベスト姿で除草作業や周辺のゴミ拾いに汗を流した。作業を終えた榎田会長は「海老名駅という市内の中心で、心穏やかになれる香園をいつまでも残したい。近くに来られたらぜひ立ち寄ってください」と話した。

物品の寄付を募集 高座クリーンセンター

 海老名市本郷の高座クリーンセンターは、11月24日(日)に開催する「高座SDGsフェスティバル」に向け、物品の寄付を受け付けている。

 「まだ使えるけど、もう使わなくなったもの」を対象に、洋服、本・漫画、おもちゃを受け付けている。11月23日(土)まで(月曜日は休館)。

 寄せられた物品は、「リユースマーケット」で希望者に配布する。

 (問)同センター【電話】046・238・3172

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道場窪遺跡にちなんだ講演会 綾瀬市 縄文の食を語る

 綾瀬市の「道場窪遺跡」にちなんだ、縄文時代を学ぶ講演会が10月12日(土)に綾瀬市オーエンス文化会館で開催される。時間は午後1時30分から3時30分まで。

 昨年度、道場窪遺跡と出土遺物が市の指定文化財に指定されたことを記念した企画。遺跡の調査結果や出土した骨などの研究・分析結果をもとに、縄文時代の「食」を学ぶ。

 また出土した石錘などに注目し、縄文時代の狩猟や漁労などに使用する道具についても学ぶ。石錘や土錘・軽石といった漁労の道具の実物を見学できる。

 講師は(公財)横浜市ふるさと歴史財団の浪形早季子さん。定員は40人で申込み制。

(問)生涯学習課【電話】0467・70・5637

スタンプラリーの用紙

海老名市・買い物や飲食で押印 101店参加のスタンプラリー

 えびな名店・名産品の認定店舗など市内店舗を対象とした「元気いっぱい‼海老名にぎわいスタンプラリー」が、来年1月31日まで開催されている。

 今年で6回目で、初参加の10店を含む101店が参加しており、買い物や飲食でスタンプを1個押してもらえる。スタンプ数に応じて、抽選で賞品をプレゼント。スタンプ5個でエコバッグを抽選で100人に。スタンプ数10個の場合は、参加店舗から提供された賞品(2千円相当以上)となり抽選で300人に。スタンプラリーの用紙は参加店舗や市内公共施設、海老名市内の各駅に配架されているほか、市のホームページから印刷できる。

 応募期限は2025年2月7日(金)。郵送の場合は当日消印有効で、賞品発送は3月中旬以降。(問)海老名市商工課【電話】 046・235・8439

えびフェス開催 10月14日(祝)に

 (公社)海老名青年会議所が主催の「えびフェス2024」が10月14日(祝)にビナガーデンズイベント広場で開かれる。午前10時から午後5時。

 会場では、3人制プロバスケチーム「海老名リバティ」のエキシビジョンマッチや海老名出身のシンガーソングライター「ぽっぷこーん☆」のライブなどが行われる。デザイナーと一緒に作品を作るクリエイティブゾーンやキッチンカーも。

 (問)矢作さん【携帯電話】080・9180・4086

3Rテーマの特別展示 綾瀬市リサイクルプラザ

 綾瀬市吉岡のリサイクルプラザでは、10月31日(木)まで「3R」にちなんだ展示会を開催中。

 「3R」とは、ごみを減らす(リデュース)・繰り返し使う(リユース)・資源として再生する(リサイクル)の3つの英単語にちなんだもの。会場ではリサイクル前に圧縮・梱包されたプラスチックや、ペットボトルのリサイクルの仕組みなどを展示する。

 粗大ごみとして出された家具や食器を展示販売する「miniツカエルフェア」も開催。こちらは市内在住・在勤・在学者対象。リサイクルに関するクイズもあり、参加賞がもらえる。午前9時から正午、午後1時から4時。

(問)リサイクルプラザ【電話】0467・70・5667