高津区版【10月18日(金)号】
バスケゴールに向かってシュート練習する参加者

春日台公園 日常的にスポーツを 新設バスケゴールを活用

 川崎市は2023年6月に取りまとめた「公園等における若者文化施策等と連携した施設整備の考え方」に基づき今年度、区内千年の「春日台公園」の一画にバスケットゴールを設置。これを活用した地域向けのスポーツイベントが、10月13日に行われた。

 この取り組みは、地域の子どもや若者が日常的にスポーツに触れることができる場を目指して、川崎市が2022年度から手掛けているもの。御幸公園(幸区)や鷺沼公園(宮前区)において実施したバスケゴールを設置する実証実験の結果などを基に昨年「公園等における若者文化施策等と連携した施設整備の考え方」を取りまとめた。

 さらに今年度は高津区の春日台公園と麻生区の虹ヶ丘公園において同様のバスケットゴールを一定期間設置。利用状況等の調査が行われている。

プロのコーチが講師に

 10月13日に春日台公園で行われたイベントは、施設の魅力向上を目指した取り組みの一環。今年7月22日に新たに設置されたバスケットゴールを活用し、地元をホームタウンとするプロバスケットボールチーム「川崎ブレイブサンダース」のコーチらが小学生向けの教室を開講した。

 当日は学年別の3クラスに分かれ、それぞれ約1時間のレッスンが行われ、参加した子ども達は、プロチームのアカデミー所属のコーチから指導を受け、シュート練習などにも挑戦。ゴールが決まると嬉しそうな表情を浮かべていた。参加した小学生の保護者からは「春日台公園の近所に住んでいて、子どもが好きなバスケを教えてもらえるというので申し込んだ。この子はこれからもバスケを続けると思うのでまた、ここに来てプレーを楽しませたい」などと感想を話していた。

ダンス教室も人気

 またこの日は、同じ公園内で「若者文化体験教室」と銘打ち「ダブルダッチ・ヒップホップダンス」が体験できる企画も催行。こちらも地域の小学生を対象に、プロのダンサーから直接指導が受けられるとあって参加者は皆、貴重な機会を存分に満喫。分かりやすい指導を受けながら、即興でヒップホップと呼ばれるダンスの振り付けを完成させると、参加した子ども達は満足そうな笑顔をみせていた。

「さらなる利用促進を」

 イベントを主催した市建設緑政局緑政部みどりの保全整備課・渡邉光次郎課長は「同様の実証実験を進めている市内各公園は立地条件等の違いがあり、バスケットゴール設置後3カ月経過の現時点で春日台公園は活発な利用がされているという状況ではない」と分析。その上で「今回の催しが来園者増加の契機になれば」などと話し来年2月までの設置期間中の利用促進をPRしていた。

NPO法人キーアセット職員

里親制度、周知めざして 区内外で啓発続く

 10月は各自治体等で里親制度に関する啓発活動が集中的に行われる「里親月間」。川崎市内でも5日に高津市民館で啓発イベント「はぐくみまつり」が開催された。主催はNPO法人キーアセット(高津区/以下、キーアセット)と、かわさき里親支援センターさくら(多摩区/以下、さくら)。主催団体らに里親の仕組みや市内状況について聞いた。

 里親とは、親の病気や家出、虐待など、さまざまな事情で実の親と暮らせない子どもを家庭に迎え、養育する人のこと。主な制度には0歳〜原則18歳の子どもを一定期間家庭に迎え入れ育てる「養育里親」、法的な親子関係を結ぶ「養子縁組里親」等がある。市内の相談窓口は「養育里親」をキーアセットが、「養子縁組里親」をさくらが、市から委託。それぞれ啓発、里親のリクルート、研修、家庭とのマッチング、アフターフォローまで行う。

里親増が子の選択肢に

 川崎市によると市内では、2023年度末時点で全体として215世帯が里親として登録。実際に委託里親として子どもを育てる家庭は76世帯で、88人の子どもが暮らす。児童養護施設や乳児院等の施設で暮らす子どもは約250人(里親家庭除く、22年度末時点)。個々の背景や状況は異なるため、この数が里親を必要とする人数となる訳ではないが、委託時は子ども・里親双方の状況に応じてマッチングを行う必要があるため、里親等を必要とする子どもの数以上の登録数を確保する必要がある。

 特に乳児期の委託が多い養子縁組里親に比べ、子どもの年齢が上のケースが多い養育里親は「その子にとってより良い選択肢があるかという意味では、登録数は足りていない」とキーアセット職員は話す。里親を必要とする中高生も多いが、受け入れ家庭が少ないのが実情という。

 「子どもの背景や状況は一人ひとり違うので、里親家庭の選択肢が増えることがより良い生活につながる。養育里親制度は知らない人が多いので、正しく知ってもらうことが課題」と話す。

「実親の存在否定せず」

 キーアセットによると養育里親として暮らす場合は実親家庭で培った文化や経験、個々の背景や特性を持つ子どもと、新たな家庭が成り立つまでの擦り合わせが必要となる。実親と関係が続くため家庭で暮らせなくなった理由が虐待だったとしても実親の存在を否定することは子どものルーツの否定につながるため、実親の存在を受け入れる葛藤等もあるという。

 それでも里親のもとで暮らすことで「特定の大人が自分のために見守り関わってくれることで信頼、愛着関係を作れる。安心安全な環境や家庭で生活する経験を持つことができる」と同職員。

関心広がり

 養子縁組里親でより多いのは不妊治療を経て里親を希望するケースだが、養子縁組、養育ともに、不妊治療を経た人のほか「子どもたちのために」と希望するケースも。養子縁組里親の制度を担当するさくらの職員は「説明会に来る人は増えている印象。実子を育てる方の登録ケースも増えてきている」といい、キーアセット職員も近年は子連れで説明会に来る人が増えていると語る。

 「家庭には一人親家庭や祖父母が育てる場合などいろいろな形がある。里親も特別な家庭ではなく、いろんな家庭の一つとして会話できるような地域になれば」とキーアセット職員は語った。

大日本プロレスの看板レスラーの一人として活躍する 橋本 大地さん 麻生区在住 32歳

父の背を追い、我が道拓く

 ○…2団体を渡り歩き、大日本プロレスに入団したのは8年前。今では看板レスラーの一人としてリングに上がる。地方興行や商店街プロレスなど距離の近さで知られる大日本。「ファンとの交流を大切にしつつ、これからも盛り上げていけたら」と意気込む。

 ○…横浜市青葉区出身。青葉区内の小、中学校を卒業した。「破壊王」の異名を持つ父、橋本真也の息子だが、「プロレスラーになりたいとは思ってなかった」と話す。転機は中学1年で訪れた父の死。脳裏に浮かんだのは「父のあとを継がなければ」という使命感だった。母の反対を押し切り、高校進学とともに入門。勉学と両立しながら練習生として心身を鍛える日々を過ごす。「先輩が付きっきりで指導してくれたけど1日が長く感じて大変だった」と振り返る。デビューは高校卒業の4日前、2011年3月6日。「張り詰めた空気に緊張した。リングから初めて見た景色は今でも忘れない」

 ○…デビューから13年。父と同じ環境に身を置き、改めて気付いたのはその偉大さ。「カリスマ性があって、魅せ方もうまかった。一時代を築いたすごい人でした」。大日本で唯一の2世レスラーとして「父の背を追いつつ、自分らしさも出していけたら」と先を見据える。得意技は父と同じく「DDT」だ。

 ○…危険と痛みがつきもののプロレス。これまで3回骨折した。特に覚えているのは、天龍源一郎のパンチを顎に受けた衝撃。「大好きなシューマイが食べられなくて、病院に行ったら折れてて」と笑う。昨春結婚し、1歳3カ月になる息子がいる。「かわいくて仕方がない」と覗かせるのは父の顔。3世については「やりたいなら止めはしない。おすすめはしないけど」と苦笑した。

ダンスパフォーマンスのチラシ

中止の区民祭 ハロウィン、バザーは実施 ダンス披露も

衆院選の投開票日と重なった影響で中止となった10月27日(日)の「第48回 高津区民祭」だが、一部関連行事が実施される。開催されるのは、二子神社境内で行われる「TAKATSU ハロウィンまつり」と「ダンスパフォーマンス」、大山街道沿いにある写真スタジオ・写真のたなかや前で実施される「バザー」。

二子神社で

 二子神社境内で行われるハロウィンまつりは、二子大通り商和会が主催。昼の部(午前11時30分から午後5時まで)は子どもたちが仮装して神社の境内と参道を巡って菓子をもらう「トリック オア トリート ツアー」。その他、紙プールや紙オブジェで楽しむ『紙で遊ぶ』コーナー(新聞紙持込で参加無料)やハンドメイドアクセサリー販売等あり。一部有料。午後の部(5時30分〜9時)は音楽演奏が行われ、焚火を囲んで暖を取りながら生演奏を楽しむ有料観覧席(2組限定・要予約)も。問い合わせは下記二次元コード。

 また同神社ステージでは正午から午後5時までダンスパフォーマンス。二子大通り商和会とDanceSpaceDDが主催。ヒップホップやストリートダンス、フラダンス、バレエなどさまざまなジャンルのダンススクールが登場予定。こちらは問い合わせはメール(【メール】machi.kikaku.worldcafe@gmail.com)。

写真のたなかや前で

 写真のたなかや前で実施される「バザー」は、午前8時30分から午後3時まで。詩吟の会として活動している紫虹流紫虹会が主催。食料品や衣料、雑貨などが出品されるほか、焼きそばや五目いなり、綿あめの模擬店も。雨天決行。問い合せは星野さん【電話】044・822・2293。
イベント案内チラシ(一部抜粋)。申込は右下の二次元コードから川崎西ロータリークラブHP(ホームページ)へ

国立天文台水沢VLBI所長 ブラックホール撮影、語る 子ども向け講演会

 史上初のブラックホール撮影に成功した、本間希樹氏が11月16日(土)、高津市民館・大ホールで子どもたちに向け講演を行う。高津区役所主催のイベント「子ども・子育てフェスタ」の特別講演として実施されるもので、現在、申込を受付中。

 対象は中学生以下の子どもと保護者。午後1時から2時30分まで。国立天文台水沢VLBI所長で、NHKのサイエンスZEROなどテレビ出演も豊富な本間氏。ブラックホールを写真にとらえた画期的方法や、ブラックホールの正体などを分かりやすく解説する。

 事前申込制。希望者は、同講演会主催の川崎西ロータリークラブHP(ホームページ)内の申込フォームに必要事項を入力し送信を。先着600人。締切は10月31日(木)の午後20時。(問)同ロータリークラブ【電話】044・328・5475

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本を手にする関係者(上)とムック本の表紙

川崎の魅力を収録 ぴあ、ムック本発行

 川崎市市制100周年を記念し、市内のグルメや、レジャー、産業、スポーツ、カルチャーなどの魅力を紹介したムック本『まるごとぜんぶ川崎の本』がこのほど発行された。10月9日には出版した(株)ぴあ関係者が福田紀彦市長を訪問し、完成を報告。市内の市立学校や図書館に役立ててもらおうと、250冊を寄贈した。福田市長は返礼として感謝状を手渡した。

 「食を味わう」「街を楽しむ」「歴史と文化財を巡る」「スポーツ・カルチャーを楽しむ」「産業を知る」の全5章で構成。川崎ゆかりのアーティストでEXILE・松本利夫さん、ヒップホップアーティストのT-PablowさんとYZERRさんが川崎愛を語るインタビューも収録。

 同社担当者によると、本の作成にあたり、この夏1000人ほどを取材。「区それぞれ色が違ったが、みんな川崎愛に満ち溢れていた」という。表紙は、川崎の多彩な魅力をちりばめ、川の文字を川崎市のブランドメッセージカラーを使用した。「未来を担う子どもたちに、自分の住むまち川崎を知ってもらい、川崎への知見や愛着を深めるきっかけになれば」と願いを込めた。

 福田市長は「多くの市民、市外の方に手に取っていただければ。市民にとっては地域の魅力再発見につながる。様々なイベントでPRしたい」と語った。

 A4判、100ページ。価格は1100円税込。主要書店で販売中。

推奨本を手にする東さん

書評家・東えりかさんに聞く 読書週間 川崎の今を知る本

 10月27日から読書週間が始まる。川崎市制100周年の今年、宮前区在住の書評家・東えりかさんは、「川崎とは何か」を考えて本を開く機会が増えたという。本と向き合い続ける東さんが薦める「川崎を知る本」を、2回に分けて紹介する。

 東さんは千葉県出身で1995年から宮前区犬蔵で暮らす。毎年200冊以上の本を読み、ノンフィクションや文芸作品の書評を執筆している。

 今年は「市制100周年」関連のイベントで講演依頼が増え、少し困ったそうだ。「川崎はエリアごとに文化が違い、全体のイメージをつかむのが難しい」と語る。

 そんな時に図書館で出会ったのが、市立小学校で3年生から配られる副読本『かわさき2024』だった。「開いてびっくり。歴史や文化、産業など、知りたい情報が網羅されている。川崎の今を知るにはぴったりの一冊」と絶賛する。

 市では小学校の地域学習の資料として、副読本『かわさき』を1955年から発刊してきた。ただあくまで教材のため一般市民は図書館で探すほかない。東さんも図書館の「郷土史コーナー」で偶然見つけたそうだ。

北部の歴史は面白い

 続く一冊は、同じく宮前区在住の文筆家・小倉美恵子さんの『オオカミの護符』(新潮社)だ。

 東さんが転居したてのころ、犬蔵地区には田畑や里山が広がっていた。散策中、所々で黒い犬が描かれた護符に遭遇した。「何かが分からず、不気味だった」

 数年後、ドキュメンタリー映画「オオカミの護符」を見て正体が判明。田畑を守るために農民たちが「お犬様」に祈りを捧げた信仰の跡だった。感銘を受けた東さんは映画製作者の小倉さんに手紙を出し、書籍化を懇願。そして2011年秋に出版された。「足元の歴史への好奇心をかきたてる一冊。私も、川崎の北部の歴史は面白いと気付かされた」と語る。

 もう一冊、「北部の歴史」関連の本として、宮前区在住のノンフィクション作家、高橋秀実さんの『パワースポットはここですね』(新潮社)を挙げた。地盤が安定している市北部には古墳や遺跡が多く、土器などが度々出土する。高橋さんは自宅敷地で土器が出土した話も交え、現代人が歴史と共にあることを伝える。東さんは、本の「パワースポット」も歩いてみたそうだ。「土地の歴史を知らない人たちに薦めたい」と笑う。

 東さんは「土地の歴史」という観点から、約40年前に話題を集めた本の名も挙げた。写真家の藤原新也さんの『東京漂流』(新潮文庫)だ。藤原さんは著書の中で、ある殺人事件で全国区になった「宮前平」を、宅地化により大地の歴史が寸断された「新しい日本の家と土地」として憂いている。

 「40年が過ぎ、彼が憂いた未来とは異なる風景が広がっていると思う。そういう意味で興味深い」と東さん。10月26日(土)には高津区梶ヶ谷のカフェ「アンジュ」で、藤原さんと小倉さんのトークイベントも開かれる。

今年も「坂戸公園」(高津区坂戸3の10の8)を会場に午前11時から楽しいプログラムを予定

坂戸住宅自治会 今年は「遅めハロウィン」 11月3日実施 フリマ出店募集も

盆踊りに代わる地域イベントとして「ハロウィンフェスティバル」を実施している「坂戸住宅自治会」(林明宏会長)が、今年の開催日を11月3日(日)に決定。現在、準備を進めている。

 これは、3年に及んだコロナ禍期間中に住民の構成などが変わり、これまで行ってきた「盆踊り」の踊り手や、やぐらを組み立てられる人が大幅に減少した同会が「(人員的に)今後、盆踊りの実施は難しい」と判断し、昨年から代替えとなる新たなイベントを手掛けているもの。林会長の発案で、株式会社タウンニュース社のノベルティグッズ制作部門が「横断幕」の製作に携わり、またフリーマーケットの同時実施も奏功。趣向に富んだイベントは好評を博し、今年の開催が待ち望まれていた。

「余韻を楽しんで」

 だが当初予定していた10月の開催日が諸般の事情で難しくなったことから改めて「遅れてごめんな祭」と銘打ち11月3日(日)の開催を決定した(雨天時は翌日順延)。林会長は「少し時期が遅れますが、お気に入りのコスチュームで仮装をしながらハロウィンの余韻を楽しんでもらえれば」と話すと共に「フリーマーケット出店者も募集中。飲食売店で出店希望の方も相談を」と呼び掛けている。出店料は500円で申込は下記二次元コードより。その他詳細は同会・石井さん【携帯電話】090・7722・9310。
今春に17人が参加した散策の様子

メーリングリストで交流 「シニアネット」25周年 30日に高津区で講演会も

 メーリングリストを通じてシニアが交流を続ける有志の会「川崎シニアネット」が活動25周年を迎え、新規会員を募集している。

 「川崎シニアネット」は1999年、初代会長の渡辺正信さんが「ネットを通じた高齢者の交流の場をつくろう」と、ネット仲間に声をかけて始めた。ネット社会の広がりを背景に徐々に会員数を増やし、現在は約100人の会員がメーリングリストで情報交換したり、有志でカラオケやボウリングなどのサークル活動を楽しんでいる。

 コロナ禍でも、オンラインの座談会や麻雀大会などを開くなどして活動をつないできた。しかし会員の高齢化により会員数が減少傾向にあるため、新たに会員を募っている。

 毎年秋には定例の講演会も開催。今年は10月30日、区内溝口にある「てくのかわさき」で開かれる。当日は東京の観光案内を担うNPO法人の会員など3人の講師が登壇。「豊かなシニアライフ」をテーマに講演する。

 会員の条件は、原則として50歳以上であること。活動費は新規会員の登録料1000円のみ。

 活動の詳細と入会申し込み、30日の講演会の申込み手続きは「川崎シニアネット」のウェブページから(【URL】https://kawasaki-snet.com/)。
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不定期連載 市民健康の森だより 第157回 今年も開講「竹細工教室」について

 昨年から始めた「竹細工教室」、今年も開講しました。地域振興課との共催で参加者募集は市報で行って頂き、4名の参加者が10月10日の第1回に来てくれました。昨年は9月から11月の開催を今年は1カ月後にしました。これで私たちの大人向け「体験教室」は1月と2月の「炭焼き教室」、3月から5月の「里山保全教室」、5月から10月の「菜園教室」、10月から12月の「竹細工教室」と、1月から12月まで毎月、何かの教室をやる事になります。体験教室は充実してきたと自負しています。

最初の実践は「ガリガリトンボ」制作

 今回の竹細工教室は昨年同様「基礎編」としています。10日の最初のテーマは道具の扱い方の基礎です。まずは小刀。最初に使い方の解説をした後、参加者には鉛筆を削ってもらいました。これで講師は参加者それぞれの小刀の扱い方習熟度を見ているようです。小刀は扱い方を間違えるとケガに直結します。それだけに教える方も安全な扱い方には気を使います。基本は右手で柄の部分を持ち左手の親指で刃の上部を抑えて押し出すように使います。

 最初の実践は「ガリガリトンボ」の制作です。用意した材料の竹をノコギリで切り、羽と軸にする竹材を作った後、羽は薄く削り、軸になる竹は先を細く削り出し、キリで穴を開けるという作業です。これでノコギリ、小刀、キリと竹細工の基本となる3つの道具を扱ってもらいました。

 ガリガリトンボの制作を1時間ほどで終わった後は丸竹をノコギリで横に切り、ナタで縦に割る実習です。横に切ったままで竹ポットになり、それを縦に割ると「青竹踏み」となりました。竹ポットには炭部会提供の竹炭を入れ、お楽しみ頂けたようです。ナタを使って割った竹は更に色々なサイズに細かく割ってお持ち帰りいただきました。ご自分で竹細工を工夫されるでしょう。

フロンターレが提供する「2024 1stユニフォーム Lサイズ」(3人)=写真上、「PUMA×FRONTALE トレーニングジャケット Lサイズ」(5人)

GO!GO!!フロンターレ

バーチャル健康エコウォーキング

 今年も川崎市、川崎フロンターレ、明治安田川崎支社の共催で「バーチャル健康・エコウォーキング」が10月7日から始まった。期間は来年1月14日(火)まで。

 開催期間中にスマートフォンアプリ「かわさきTEKTEK」を使ってウォーキングを行い、総歩行距離「50Km」達成を自己申告。するとイベント終了後、合計353人にフロンターレグッズをはじめ、地元・地域企業から提供された豪華賞品が抽選で当たる。

 フロンターレはユニフォームやトレーニングジャケット、バックパック、ロゴキャップなどを提供!

 市内の名所をバーチャルウォーキングで巡り、運動の秋、健康の秋を盛り上げよう。ウォーキングの際は、熱中症予防も忘れずに。

 下記の二次元コードからアプリをダウンロードし、アプリ内の応募URLからイベントに参加できる。賞品は1人1点ずつ選択。当選連絡は来年1月下旬以降に決定、賞品の発送をもって通知。

画像はいずれも川崎フロンターレ