高津区版【11月8日(金)号】
古着やアップサイクル素材で衣装の準備を行うインターン=ノクチ基地提供

脱炭素アクションみぞのくち 初の「ファッションショー」 16日の催しで取組みPR

 溝口周辺で進行中の脱炭素社会の実現に向けた取り組みを市民により身近に感じてもらおうと11月16日(土)、溝口駅前周辺で「まるっとサステナフェスティバル」が行われる。2回目の今回は、地域のアイドルグループや市民らがモデルとなり古着やアップサイクル衣装を着るファッションショーを初開催する。

 取り組みは、二酸化炭素の排出量を実質ゼロにすることを目指す「脱炭素アクションみぞのくち」の一環で、脱炭素アクションみぞのくち推進会議と川崎市の主催。川崎市は2020年に溝口エリアをモデル地区と位置付け、推進会議に参画する同エリア関係企業・団体等が脱炭素社会の実現に向けた取り組みや広報などを連携して進めている。

 イベントでは、推進会議の参画企業らが脱炭素体験型ワークショップを実施。「武蔵溝ノ口駅のエコステ見学会」や「おひさまエネルギー体験」などさまざまなブースを出展し、体験や活動紹介を行う。

古着や破棄素材で

 初開催となるファッションショーは、以前の市民アンケートで、脱炭素の分野で関われそうなこととして「ファッション」と回答する人が多かったことから今回実施することに。地域のアイドルグループや市内在住のダンスチーム、プロレスラー、お笑い芸人、市民など総勢70人がモデルとして登場する。

 衣装は出演者が古着をベースにアップサイクル素材を活用したり、地域でサスティナブル素材のブランド等を発信する企業や個人から提供された服を着たりと創意工夫。地球環境への影響も大きく、生活にも身近なファッションを通じ、二酸化炭素削減に貢献できることを伝える。

 ファッションショーのロゴ制作やPR動画制作など大きな役割の一つを担ったのが、地元の高校・大学生らZ世代を中心に活動する同推進会議のインターンたち。ショーにも出演し、持ち寄った古着を交換したり、パーツを分解して縫い合わせたりした衣装を着用予定。

 制作を担当した花岡里紗さんは「元々どんな形の服だったのか、想像しながらお楽しみください」と話す。また「古着のリメイクや、東扇島でゴミ拾いをした際に入手したマイクロプラスチックを利用したアクセサリーも見どころ」と金田理紗さん。

16日、溝口駅前で

 まるっとサステナフェスティバルの時間は午前11時から午後4時まで(荒天中止)。会場は武蔵溝ノ口駅南北自由通路やノクティなど。ファッションショーは午前11時30分〜/午後1時30分〜/3時〜の計3回、溝口駅前キラリデッキのステージで実施(各回の出演者等、詳細は上記二次元コードからHP(ホームページ)参照)。

 このほか、16日(土)から22日(金)まで、溝口エリアの約60店舗が期間中、地産地消や食品ロス削減等に取り組むフードフェスティバル「まるっとサステナ グルメウィーク」も開催される。

移築が完成し法要が執り行われた聖徳太子堂

影向寺聖徳太子堂 「移築完成」祝い法要 11月10日まで特別公開も

 「関東の正倉院」とも言われる地元屈指の古刹「影向寺」(宮前区野川本町)で11月3日「聖徳太子堂 移築完成法要・祝賀会」が行われた。当日は、太子堂移設に尽力した関係者など約150人が参列し、歴史を現代に伝える貴重な建物の新たな門出を祝った。

 「太子堂」は、聖徳太子の像を祀った仏堂の呼称。高津区にもほど近い影向寺では2015年、橘樹官衙遺跡群を構成する同寺の遺跡が川崎市初の国史跡に指定されたことを契機に、太子堂の移築や境内の整備を発願。2023年から整備が進められ、この間、南北朝時代の建立とされる聖徳太子像の修復も完了。この日の移築法要を迎えた。

関係者150人が参列

 当日は、太子堂の移築に取り組んできた実行委員会や、影向寺檀信徒会のメンバー、施工を請け負った事業所の関係者など約150人が参列。鳶職人の面々が、火事場の火の粉を払い、災い回避の祈りを込める「纏(まとい)のふり込み」を行いながら先導して太子堂に入った後、移築完成法要が執り行われた。

「今後の在り方」言及も

 法要後は祝賀会が行われ、この中であいさつに立った同寺の加藤浩照住職は、関係各位に感謝の意を述べると共に、今後の「太子堂の在り方」について言及。「願わくば、短歌や俳句の創作や、華道、茶道、日舞、座禅、仏教文化講座などといった、生涯教育の場として活用してもらえれば」と話していた。

 川崎市の事業の一環として、この聖徳太子堂は国の重要文化財となっている「薬師如来像」と共に、11月8日(金)から10日(日)まで特別公開される。

溝ノ口劇場の副支配人と俳優、会社員とマルチな活躍をみせる 三上 マナさん 高津区在住 

「自分が主役」の舞台、目指し

 ○…元々は三重県のホテルで働きながら、漠然と役者になることに憧れを抱くひとりの女性。それがある時「一度の人生、やりたいことをやろう」と一念発起し上京。声優の専門学校や養成所で懸命に俳優となるためのステップアップを重ね昨年夏、溝ノ口劇場での初舞台に漕ぎつけた。

 ○…さらに、その演技力のみならず人間性をも認められ、同劇場の支配人からスタッフのスカウトを受けることに。今年に入ってからは「副支配人」として、劇場運営を裏方として支える一方、フリーの役者としても活躍。さらに平日は都内で事務職の会社員として勤める二刀流を超えたマルチな活躍ぶりをみせる。

 ○…周りから「いつ寝ているの?」と尋ねられることもある多忙な日々も「働くことが好き。趣味、生きがいですかね」と笑顔で話す。副支配人に就いてからは劇場の近くに居を構え、会社勤務時以外では劇場利用客からの相談対応や、時には舞台演出のサポートなども手掛ける。俳優業との兼ね合いについても「劇場運営を裏方として学ぶことで(役者として)表舞台に立つだけでは見えないような貴重な経験をさせてもらっています」としみじみ語る。一つの舞台やステージを成功に導くために、多くの人が携わっていることを知ったことで「俳優として、厚みのようなものが出せるようになりつつある」という実感が持てるまでになったのだという。

 ○…将来は「明確に自分が主役」と胸を張れるような舞台への出演が目標。間近に迫った朗読劇の公演は、こうした成長ぶりを存分に発揮する格好の舞台。今後に向け重要な試金石ともなるだけに、裏方の経験を生かし「周りの人と一緒に舞台に立っている」という感覚を身に付けた今、その演技は衆目を集める―。

記念植樹に臨まれる佳子さま

佳子さま、緑化祭で川崎に 地元中学生と記念植樹

 国内最大級の花と緑の祭典「全国都市緑化かわさきフェア」の中心的行事「全国都市緑化祭」の記念式典が11月1日、カルッツかわさき(川崎区富士見)で開催された。式典には秋篠宮家の次女佳子さまが出席され、緑化推進への思いを述べられた。

◇  ◇  ◇

 川崎市でボランティアによる活動や子どものための自然体験教室、事業所の緑化などが行われてきた点について触れた佳子さまは「都市でみどりを育むことの意義を改めて感じました」とあいさつされ、「このフェアをきっかけに、長年にわたって築かれてきた都市の貴重なみどりを大切にする活動が次の世代に引き継がれ、みどりあふれる街で、人と人とがつながっていく姿を思い描いております」と述べられた。

 式典には約600人が出席。福田紀彦市長が「川崎の地から緑豊かな潤いのあるまちづくりを誓う」と開会宣言し、堂故茂国交副大臣や黒岩祐治神奈川県知事があいさつに立った。緑化宣言には宮前小学校(川崎区)に通う児童7人が登壇。「緑化活動に携わってきた川崎市の先人たちの思いを大切にし、かけがえのない花や緑を守り、育て、次の100年につなげていく」と誓いを込めた。

 富士見公園では記念植樹が行われ、桜の品種の一つ「舞姫」の苗木を用意。佳子さまはスコップを手に富士見中学校(川崎区)2年生の生徒2人と一緒に土と水をかけられた。生徒は「佳子さまから水は何回かけますかなどと声をかけてもらい、緊張がほぐれた」と振り返った。

 佳子さまは緑化宣言を行った児童たちにもねぎらいのお言葉も。児童は「私たちのことを心配してくれる心の優しい方」と話した。

 式典を終えた佳子さまは、生田緑地ばら苑、日本民家園、川崎市藤子・F・不二雄ミュージアムなどを訪問された。

フロンターレサポーターには馴染みの「ファンファーレ」

洗足学園学園祭 9日、無料「音楽コンサート」 フロントールズが登場

 地元のプロサッカーチーム「川崎フロンターレ」が等々力でホームゲームを行う際、選手入場の直前に流れる「ファンファーレ」を奏でていることでも知られる洗足学園音楽大学のブラスバンド「フロントールズ」。11月9日(土)に、このフロントールズの面々が学園内「前田ホール」(高津区久本2の3の1)で無料コンサートを開催する。午後12時30分開場、午後1時開演。

鑑賞希望者は直接会場へ

 これは11月9日(土)と10日(日)に開催される洗足学園の学園祭のプログラムの一つ。「瀬尾ゼミ・フロントールズ withミュージカルコース/洗足学園フェスティバルコンサート」と銘打たれ、川崎フロンターレを幾度となく勝利に導いてきた同バンドのトランペット隊が、本来のスタイルとなるブラスバンド編成で登場。ミュージカルコースの学生らと共に日頃の練習の成果を披露する。

 先着定員制だが、事前申し込みなどは不要。鑑賞希望者は直接会場へ。

川崎市 「身近な景観」を募集 動画や写真で

 川崎市は現在、お気に入りの場所や自慢したいところなど、市民の「身近な景観」の動画や写真を11月30日(土)まで募集している。

 市制100周年を機に、身近な景観に目を向け改めて魅力を発見し、川崎の景観に愛着を持ってもらおうと市まちづくり局が企画した。

 対象となる作品は市内を撮影した動画(5秒以内)または写真。誰でも応募可能。集まった作品はつなげて動画を作成し、来年3月ごろに市ウェブサイトなどに公開予定という。

 作品の募集要項などの詳細は、市ウェブサイト(「川崎 あなたの身近な景観」で検索)へ。

 (問)市まちづくり局【電話】044・200・3022

ピアニストの小原孝さん

小原孝ピアノ演奏会 今年はクリスマス・コンサート

 人気ピアニストの小原孝さんのコンサートが12月15日(日)に高津市民館・大ホールで開催される。

 NHKラジオ「弾き語りフォーユー」のパーソナリティとしても活躍する小原さんが贈る、クリスマス・コンサート。演奏予定曲は、小原さんが作詞した『願い・クリスマスの日に』ほか、『カッチーニ アヴェマリア』、チャイコフスキーより『あし笛の踊り』、『クリスマスソングメドレー』など。小原さんによるトークもある、アットホームな演奏会。美しいダイナミックなピアノの音色が流れる珠玉のひと時を堪能できる。

 14時開演。チケットは前売4000円で全席指定。申込は高津区文化協会HP(ホームページ)から。電話での申込、問合わせは同協会【電話】090・9314・1430(田村さん)まで(平日10時から17時)。

人気を集める射的屋

企画も売上管理も自力 「こどもゆめ横丁」賑わう

 11月20日の「かわさき子どもの権利の日」にあわせ、企画から売上管理までをすべて子どもたちだけで完結する毎秋恒例のイベント「こどもゆめ横丁」が11月4日、「川崎市子ども夢パーク」で開かれ、市内外から約1500人(主催者発表)が訪れた。

 こどもゆめ横丁は、川崎市子どもの権利条例がすべての子どもに保障する「自分で決める権利」や「参加する権利」などに基づき、「子どもが主役の街づくり」を実践するイベント。企画立案や模擬店作りから、店頭での販売や接客、売上管理まで、すべて子どもたちだけで実行し、大人たちは手助けや助言をしてはいけないルールになっている。

 今年は市内外から31組が出店。10月12日の「横丁会議」を皮切りに、どんな店づくりをしたいかを考えながら準備を続け、10月19日からは廃材を使った模擬店づくりを、子どもたちだけで進めてきた。さらに初めての試みとして、開店から冒頭の45分間を「子ども優先時間」とし、出店する子どもたちも「横丁」全体を楽しめるよう、大人の入場を制限した。

 市内の小学6年生、岩下幸芽(こうめ)さんと皆川ひなたさんは、学校の友人4人で雑貨店を出店した。昨年、「横丁」に初参加し、「手作りしたものをお金で買ってもらえてうれしかったし、お客さんたちとの会話も楽しめた」といい、今年の出店を決めた。今年は「くじ方式」を導入するなど工夫をこらし、順調に売り上げを伸ばした。

 こどもゆめ横丁では、売上から材料費などを引いた金額の10%を「横丁税」として集め、後日横丁会議を開き、子どもたちで話し合って「税金」の使い道を決める。

川崎市役所

市立小・中学校の調査 「不登校」初の3千人台 いじめも5千件超え

 川崎市内の市立小学校と中学校で2023年度に不登校だった児童生徒数が初めて3千人を超え、いじめの件数も初めて5千件を超えたことが分かった。神奈川県が実施した23年度「児童・生徒の問題行動・不登校等調査」から、市教委が市内の状況をまとめ、10月31日に発表した。

 調査によれば、23年度の市立学校でのいじめの件数は、小学校で5192件(前年度比578件増)、中学校で280件(同38件減)で、小学校の増加が際立つ。そのうえで、今年7月までに被害者が「いじめられている」と感じなくなった状態が続き、いじめが「解消された」と認められた割合は、小学校で97・6%、中学校で88・9%だった。

 「暴力行為」は小学校が194件、中学校で145件で、いずれも減少した。

 市が「喫緊の課題」と位置付ける不登校の児童・生徒数は、小学生が前年度より291人多い1435人、中学生は154人多い1826人だった。いずれも増加傾向は続き、小学生は19年度の700人の2倍以上、中学生は19年度の1・3倍だった。

 不登校の理由としては、「不安・抑うつの相談があった」が小・中学生いずれも最多で、「学校生活に対してやる気がない等の相談をうけた」「生活リズムの不調に関する相談があった」などと続く。

 一方で23年度内に教員の家庭訪問やスクールカウンセラーの対応などにより、再び登校した小学生は542人、中学生は435人いたという。

 不登校の児童・生徒数は全国的に増加しており、市でも同様の傾向が止まらないことから、今年7月には「不登校対策の充実に向けた指針」を策定した。市の担当課は「これまでの取り組みを見直し、当事者に丁寧に向き合い、課題に取り組んでいく」としている。

申込は区HP(問)区企画課【電話】044・861・3131

まちづくりにSNS学ぶ

 まちづくり活動に興味のある人を対象に高津区役所で11月28日(木)の午後6時30分から8時30分、「まちづくりカフェたかつ」を開催。テレビディレクター等を経て、現在川崎市メディアコーディネーターを務める小山均氏がSNSによる戦略的広報について教えてくれる。詳細は区HP(ホームページ)。申込は21日(木)締切、先着順。

シャンソン歌手の紫村さん

シャンソンの歌声楽しむ 11月・12月に演奏会

 シャンソンの演奏を楽しむ「紫村千惠子とシャンソン・ド アルカンシェル高津 演奏会」が11月11日(月)、高津市民館の大ホールで開催される。

 高津区在住のシャンソン歌手、紫村千惠子さん主宰の演奏会で、紫村さんと教え子らが歌声を披露。『枯葉』『青空に住もう』『マイ・ウェイ』など、全27曲を歌う。ピアノは児島昌子さん、バンドネオンなどを啼鵬さん、バイオリンは石井有子さんが演奏。

 また、12月13日(金)にも同会場で「紫村千惠子とラヴィアン シャンソン 演奏会」を開催。こちらは『愛の賛歌』『パリの空の下』『ロマンス』ほか28曲。ピアノは児島さん、バンドネオンなどは啼鵬さん、フルートは常山こずえさんが演奏。

 いずれも開演午後1時30分で開場30分前、入場無料。予約不要で直接会場へ。シャンソンの他、タンゴバンド演奏も。

 主宰する紫村さんは「出演者は皆、歌に元気をもらっているので、見に来ていただく方にも元気になってもらえたら」と話す。前回の演奏会ではユニセフへの募金活動を行い、6万5000円以上を寄付した。「歌で少しでも世の中の役に立てることを嬉しく思う」と話し、今回の両演奏会でも募金活動を行う予定だ。詳細、問い合わせは紫村さん【携帯電話】090・7011・5415へ。

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エンゼル高津の施設内

川崎市 高津区でも病児保育事業 回復期前も受け入れ可能

 子育て支援策の拡充を進める川崎市は、病児保育施設の「エンゼル高津」(高津区)に委託中の事業類型を、11月1日から「病後児保育」から「病児保育」へと変更した。これで市が各区で病児や病後児の保育を委託している7施設のうち、6区の施設で「病児保育」が可能になった。

 保育園に通う子どもが風邪などの病気になった場合、回復するまで日ごろの通園先には預けられないが、「病後児保育施設」では回復期に預けられ、さらに「病児保育施設」では回復期を待たずに預けることができる。

 「病児保育施設」が増えることで、子どもの預け先がなく仕事を休まざるを得ない親の負担が軽減できる。市は事業委託先の「エンゼル」の各区の保育施設について、近隣医療機関の小児科と連携のうえ、園児の体調が急変した場合に緊急対応できる環境を整え、事業類型を「病後児保育」から順次、「病児保育」へと切り替えてきた。今回、高津区の施設が変更されたことで、「エンゼル幸」(幸区)以外の6施設で、病児の受け入れが可能になった。

 利用できるのは、川崎市在住の生後5カ月から就学前の保育施設に通う子どもと、病児・病後児保育施設の相互利用協定を結ぶ町田市と横浜市の、同条件の子ども。かかりつけ医の指示書が必要で、利用希望の施設に直接申し込む。

 市は施設を利用できる子どもの年齢についても上限を現行の「未就学児まで」から「小学3年生まで」へと順次拡大する方針。既に7月から「エンゼル多摩」(多摩区)で先行実施されている。

TOPIX No.39 溝ノ口劇場 当劇場の副支配人も出演の朗読劇、11月16日から開演します!

 音楽コンサートや演劇など、各種エンターテイメントの情報発信基地として多くのご利用を頂いている当劇場。11月16日(土)と17日(日)には、役者がテキストを読み上げる形で物語を紡いでいく舞台芸術の一つ「朗読劇」の公演が行われます。

 今回の演目「たぶん少女漫画のような話」は「出版社の営業部で働く男は、人混みの隙間を縫うように上手に歩く一匹の「猫」の姿を見つける。―いや、彼は猫ではない。青年だ。何処からどう見ても人間だ。それでも彼は『彼女』が数日前から全ての仕事を放り出して探している、迷い猫に違いなかった」といったあらすじの「夢見がちな彼女と、彼女の絵に惚れた男と、人間になった猫の、たぶん少女漫画のような話」(フライヤーより抜粋)。同じ原作・脚本をAとBそれぞれ3人ずつ2つのチームが交代で演じます。Bチームには当劇場の副支配人で俳優の三上マナが出演を予定。こちらの熱演にも、乞うご期待!

 初日16日は午後2時〜(A)と午後6時〜(B)、17日は開演時間は同じで出演チームは逆に。チケットは1ステージごとに全席自由4500円。詳細およびチケット購入などは左記特設サイトにて。

不定期連載コーナー SELFフレンドシップ(船)へようこそ! Vol.9「TEAM NETSUGEN」について

 第9回目は「TEAM NETSUGEN」についてご紹介いたします。

 TEAM NETSUGENは「地域の子どもたちを未来の力に!」をスローガンに2017年に設立。「かわさき」が大好きな地域の大人が集まり、

子ども・若者たちの仕事や教育・福祉などの活動に積極的に関わりながら、地域の力を合わせて、子どもたちの課題や困難と向き合い

夢や希望を全て受けとめ、みんなで乗り越えていこう!という熱いメンバーが揃った有志団体です。

 「地域に住む大人たちとの出会いを経験することで、その後の豊かな人生につながってほしい。地域との連携が必要不可欠な時代の橋渡し役になりたい」と、発起人でもある、市内定時制高校教員の松本智春先生を筆頭に今やメンバーも250人超!中には、まちづくりに

携わるメンバーも在籍しており、お互いの強みを活かしながらネットワーク作りも自然と出来上がっています。もちろんSELFも仲間に入れてもらい

NETSUGENとは創設時から共に活動をしております。

 いま必要な「地域の在り方」「大人の役割」を様々な立場の地域の大人たちが、みんなで見つめ直し行動することで、

「かわさき」の子どもたちを未来の力にします。TEAM NETSUGENの今後の取り組みに、今後益々期待です。

不定期連載 市民健康の森だより 第160回 秋恒例の「親子サツマイモ堀体験」を行いました

 10月19日、秋恒例イベントの「親子サツマイモ堀体験」を今年も無事に実施出来ました。このイベントは平成21年(2009年)から続いています。コロナ禍の期間でも実施しましたので今年は15回目です。区民へは人気のイベントで、今年も区役所地域振興課にお願いした募集では130組347人が応募、抽選で14組46人を当選としました。

親子で土に親しんでもらうイベント、今回も盛況

 当日は早朝に小雨が降り少し天候が心配でしたがサツマイモ堀の間は問題なく、主催者としてはホッとしました。今年参加は幼稚園児、小学校低学年の児童が例年よりも多かった印象でした。私たちも子ども達が楽しめるような準備を心掛けています。

 当日はサツマイモ堀に加えて焼き芋を焼いてお土産としたのですが、焼き芋の準備も子ども達に手伝ってもらいました。私たちのやり方はイモを新聞紙で包み水にぬらした後アルミフォイルでさらに包んで、熾火(おきび)の中でじっくり焼き上げます。この新聞紙とアルミフォイルで包む工程を子ども達にやってもらいました。皆、興味深さそうに手を動かしてくれました。

 熾火作りは朝7時から会員3名が担当してくれました。太目の薪を燃やして炎が上がらない状態を保ちます。3名は炭焼きのベテランなので薪火のコントロールはお手の物です。

 定刻の10時から開会式後、1家族に1畝を割り当ててサツマイモを掘ってもらいました。最初にサツマイモのつるを除かなくてはなりませんが3分の2だけ事前準備で会員が切っておき、残りは参加者に切ってもらい、子供たちがサツマイモの葉がどんなものかわかるようにしました。

 立派なサツマイモが沢山掘れました。小さな子は持ち上げるのも大変な様子の大きなお芋を抱えていました。親子で土に親しんでもらうイベント、今回も楽しんで頂けたようです。

GO!GO!!フロンターレ

専門学生考案! コラボメニュー

 川崎フロンターレのクラブパートナーである学校法人三幸学園が運営する「横浜スイーツ&カフェ専門学校」の学生が考案したメニューが、11月17日(日)までの期間限定でFRO CAFEにて販売されている。

 秋の野菜を使用したバターライスに濃厚な2種類のソースをたっぷりかけていただく「バターライスonハンバーグ〜たっぷりFROソース〜(1200円)」や、生姜焼きをバルサミコ酢を使ったソースでさっぱりとした味わいに仕上げたワンプレート「NY☆ポークジンジャー」(1000円)など学生ならではアイデアが光るものばかり。ほかにも、パストラミビーフを使った「ELPサンド&さくっと!オニオンリング!」(1100円)やチョコレートがアクセントになった「コーヒーミルクFRO.っぺ」(800円)もある。

 若い感性が散りばめられたオリジナルメニュー。ぜひお試しを。詳細はフロカフェ公式ウェブサイトへ。

画像はいずれも川崎フロンターレ