高津区版【11月22日(金)号】

大山街道ふるさと館 「200年前の溝口」に学ぶ 有識者招き、歴史探究企画

 高津区溝口にある「川崎市大山街道ふるさと館」(小林正人館長/【電話】044・813・4705)では、大山街道や高津地域の歴史や文化について、より深く学ぶことのできる「高津・大山街道探究講座」を今冬、3回開催。初回となる12月7日(土)は、徳川幕府が編纂した武蔵国の地誌から「200年前の溝口」の様子を考察する内容の講義が行われる。

 「二百年前の溝口周辺―『新編武蔵国風土記稿』から考える―」と銘打たれたこの企画では、慶応義塾大学名誉教授の小室正紀氏を講師に迎え、興味深いレクチャーが行われる予定。徳川幕府は、1810年から20年間をかけて、武蔵野国の全ての町村の自然、歴史、農地や産物、名所旧跡、旧家や功績者などを詳しく調べ上げ「新編武蔵国風土記稿」という地誌を編纂したといわれている。今回の講座は、江戸時代における農民や商人の経済思想などにも精通している小室氏の解説の下、溝口周辺の村々のことも漏れなく記されたこの風土記をもとに「200年前の溝口周辺が、どのような所であったかを考えてみよう」という内容。小林館長は「大山街道周辺の歴史や文化などを知る事で、改めて地域に愛着を感じてもらう契機にしてもらえれば」と話し、多くの参加を呼び掛けている。

「養豚」「浮世絵」テーマも

 さらに今回の歴史探究講座はその後、2回の開催が予定されている。12月21日(土)には川崎市民ミュージアム学芸員の菊地悠介氏を講師に、明治初期における「養豚事業」と高津地域の関連性を学ぶ講義が行われる。さらに年明け1月18日(土)には、「大山の歴史と大山道」について、大山街道ゆかりの大山阿夫利神社のある伊勢原市の職員が、同市所蔵の浮世絵などを紹介しながら解説する講義が開かれる。

 全日程ともに開催時間は午前10時から2時間で、各回ごとに参加費は700円(先着45人定員)。各回ごとの参加申込みや2回目、3回目の講座内容詳細確認などは電話または下記二次元コード参照。
大人も子どもも個々の意見に耳を傾けた「U18」

川崎市子ども会議 白熱、大人との「ガチ」議論 「地震のそなえ」で意見交換

 よりよい川崎について、子どもたち自身が考える「川崎市子ども会議」の拡大企画「カワサキ☆U18」が11月17日に開かれた。当日は市内各地から子どもと大人が市役所に集まり「地震のそなえ」について、真剣に意見を交わした。

 「川崎市子どもの権利に関する条例」に基づき、川崎市は2002年、子どもたちの考えを市政に反映するしくみ「子ども会議」を開設。22年からは子ども会議の拡大企画として、子ども会議に参加していない子どもたちや地域の大人を交えて議論する場「カワサキ☆U18」を年に数回、開いてきた。

 「カワサキ☆U18」には子ども38人と、地域防災組織やPTA関係者などの大人26人が参加。子ども会議が今年度のテーマとする「子どもが考える地震のそなえ」について、意見を募った。

 4組に分かれ、「防災の情報を知るきっかけ」「いざという時に地域の大人と協力する」「家族と防災について話したい」「子どもが過ごしやすい避難所」の各テーマを協議。「避難所」を議論した組では、子どもから「勉強できる場所が欲しい」「避難生活は不安。楽しく過ごす場が欲しい」などの声が上がり、大人からは「教室を開放してもらえば勉強できる」「避難所の利用方法は協議次第。子どもたちも意見を出して」といった意見が出された。

 「防災の情報」を議論した組では、「ハザードマップを理解する機会がない」「紙で情報を配られても見ない」といった率直な意見が続出。代わりに「ポケモンGO」のような人気アプリや、市の健康推進事業「かわさきTEKTEK」などに防災情報を融合させるなど、「子ども目線」の提案が出された。

 この日の議論は、来年3月に子ども会議が福田紀彦市長に渡す「提言」に反映される。小学6年生の増田龍ノ介くん(高津区)は「自分の意見を言えたし、それを大人がきちんと聞いてくれたのでうれしかった」と満足そうに話していた。

全国健康福祉祭(ねんりんピック)の民謡交流大会で最優秀賞を受賞した 村松 弘衛さん(雅号:工藤菊詩) 川崎市民謡協会理事長 73歳

民謡と真摯に向き合う

 ○…川崎市の代表として出場した「ねんりんピック」の民謡交流大会で頂点に輝いた。初出場ながら「いつもより気楽に、のびのびと歌えた」と満足気な表情を浮かべる。成績はもちろんのこと、現地の雰囲気や遠征費などの情報を得たことも今大会の収穫の一つ。「次回代表になる人が行きやすいようにデータを整えられれば」と川崎市民謡協会の理事長としての顔も見せる。

 ○…全盲の奏者・高橋竹山の姿に魅せられ三味線を始めたのが22歳の時。初代工藤菊詩に師事し、50年以上にもわたり工藤流津軽三味線の研鑽を積む。伴奏者として民謡のコンクールに通う中、「どうせなら歌ってみれば」とかけられた言葉を契機に、マイクを持つことに。数多の大会で実績を残しながら、民謡の普及に励んできた。

 ○…大手電機メーカーで18歳から60歳まで勤務。試作品の性能を評価する部署で、品質維持、向上に長年貢献し続けた。主に扱っていたのは音響や映像にまつわる商品。訓練を重ね音の良し悪しを判断する力を物にした。「音の聞きどころを学んだことは、楽器の音をしっかりと聞くことにもつながっている」と柔らかな笑顔を見せる。

 ○…民謡の継承のため、少年少女の育成に注力。11月末にはカリタス学園の小学生たちに実際に三味線を弾いてもらう授業を予定している。後進育成を目指し、自宅で民謡、三味線、尺八の教室を開く。手元にない楽譜は自ら譜面に起こし、自らもマスターしてから指導するなど、生徒の要望に寄り添う。「教えることは自分のレベルアップにもなる」と向上心は衰えることを知らない。今の夢は芸事が好きな96歳の母が元気なうちに地元・岩手県の舞台に立つこと。今後も日本の伝統文化に向き合っていく。

ブラックホールの概要を解説する本間氏

国立天文台水沢VLBI所長 ブラックホール語る 小学生ら興味深々

 高津市民館で11月16日に開催された子ども・子育てフェスタ(高津区役所主催)で、特別講演として史上初のブラックホール撮影に成功した、国立天文台水沢VLBI所長の本間希樹氏が登壇。集まった子どもたちは真剣な様子で耳を傾けていた。講演会の主催は、川崎西ロータリークラブ。

 当日は小学生や保護者など多くの人々が会場を訪れるなか、壮大な宇宙のブラックホールについて、その正体や写真にとらえた方法などを語った本間氏。質疑応答では多くの子どもたちから手が上がり、「どうしてブラックホールはブラックホールという名前になったの」などの質問に、本間氏が回答していた。

 講演を聞いた東海林奏恵さん(小3)は「ブラックホールは光も閉じ込めちゃうと聞いてびっくりした。ちょっと難しかったけど、いろいろ知ることができて楽しかった」と感想を語った。

5階の連絡通路一画に設けられた掲出ボード

求む「熱いメッセージ」 ノクティ「応援企画」話題に

 区内溝口にある大型商業施設「ノクティプラザ」の一画に先頃、市内をホームタウンとするプロバスケットボールチーム「川崎ブレイブサンダース」への応援メッセージを募るボードがお目見えした。1950年のクラブ創設以降、70年以上変わらず川崎を拠点に日々、躍進を続けるチームを、施設利用客と一緒に盛り上げていきたい、といったノクティの思いの詰まったこの応援企画、その詳細は―。

5階の連絡通路に登場

 建物5階の連絡通路に設置されたこの応援ボードは基本的に誰でも自由に利用可能。備え付けのカードにチームやお気に入りの選手宛ての応援メッセージを記入して、好きな場所に貼り付ける。シンプルに「頑張れ」「ファイト」といったものから、中には選手の似顔絵イラスト入りのカードなどもみられるなど皆、ブレイブサンダースへの思いの丈を存分に表現している様子。記載台で真剣にペンを走らせていた女性は、先日ノクティでトークショーを行った篠山竜青選手と柏倉哲平選手のファンと話しながら「こうしてメッセージを届けられる場は、ありがたいですね」と笑顔をみせていた。

 ボードは今後しばらく設置される予定で、ある一定数メッセージが寄せられた時点でノクティ関係者が内容を取りまとめ、チーム側に届ける段取りとなっている。

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優勝した北見方町会

高津区バレーボール大会 北見方町会が快勝 全試合制す

 「第48回高津区バレーボール大会」が11月3日に高津スポーツセンターで行われた。同大会は高津区の全町内会連合会とスポーツ推進委員会が主催。地域におけるバレーボールの普及と健康増進、町会相互の親睦などを目的に実施されている。

 当日は、各地区代表の8チームが参加。熱戦が繰り広げられ、「北見方町会」が1セットも取らせることなく全試合ストレート勝ちで優勝した。

 結果は以下の通り。

▽優勝/北見方町会▽準優勝/久地第3町会▽第3位/上作延町会▽第4位/ザ・タワー&パークス自治会

「エコ体験で楽しもう」 12月8日 溝口で工作など

 子どもも大人も楽しみながらエコを学べる「第12回かわさき環境フォーラム」が12月8日(日)、溝の口駅すぐの高津市民館11階で開催される。時間は午前10時30分〜午後3時で、主催は川崎市地球温暖化防止活動推進センター。

 12年目を迎える今年も工作をメインに、クイズやゲーム、スタンプラリーなど盛り沢山。スタンプラリーとじゃんけん大会は景品もある(景品がなくなり次第終了、じゃんけん大会は当日に参加整理券を配布・先着70人)。

 入場無料(一部参加費が必要なブース有)・事前予約不要(先着順)。また、当日は衣類・雑貨等の不用品の交換会”Xチェンジ”も行われる。

 各コーナー、企画により、時間帯や定員、対象年齢などが異なるため、詳細は主催の同センターHP(ホームページ)から確認を。

 (問)川崎市地球温暖化防止活動推進センター【電話】044・813・1313

カフェでくつろぐ川崎高校の生徒たち(手前2人)

定時制の「居場所カフェ」 生徒の心支え10年 市立川崎高校で

 川崎市立川崎高校定時制で週に一度開かれるフリースペース「ぽちっとカフェ」が、10周年を迎えた。カフェで雑談しながら友達や地域の大人たちと繋がる居場所として2014年に同校で始まり、市立の定時制高校の全校に取り組みが広がった。ティータイムのさりげない雑談を通して、生徒たちをそっと支え続けている。

毎週金曜に「開店」

 11月15日の夕方。川崎高校定時制の入り口付近のフースペースに、「ぽちっとカフェ」と書いた看板が立った。各テーブルにお菓子の入ったかごが置かれ、スペースの片隅にはインスタントコーヒーや紅茶のティーバッグ、清涼飲料水も。午後5時半すぎ。生徒たちがカフェにやってきて、好きな飲み物を手に座り始めた。様子を見て、待機していた大人たちも雑談の輪に入っていく。

 これは毎週金曜日に同校で続く「居場所カフェ」の取り組みだ。授業終了後、生徒たちはここで気ままに過ごしていく。2023年度の利用者数は、のべ約1500人。実質利用者数は143人で、定時制の生徒の約6割が利用している。

 カフェを運営するのは、社会福祉法人青丘社の「川崎市ふれあい館」(川崎区)。副館長の鈴木健さん(50)が中心となり、午後9時の閉店まで、ボランティアたちと共に生徒に寄り添う。

大切な「第3の大人」

 カフェは14年10月に市の福祉施策として始まり、15年度から市教委の生徒支援事業として橘(中原区)、高津(高津区)、川崎総合科学(幸区)の、市立の定時制高校に取り組みを広げた。

 当初は「やんちゃな子が多い印象だった」と鈴木さん。しかし10年の間に定時制の役割も変わり、小・中学時代に学校に行けなかった子どもたちが急増。カフェの存在感も増している。

 同校(定時制)の藤山昭子教頭は、カフェの重要性をこう語る。

 「不登校を経験した子どもたちにとって、教師や親以外の大人と気軽に話せる場の存在は、社会生活を送る上での安心感につながる。そして同じ境遇の子など、多様な生徒との交流を通して、学校生活に定着してくれているように思う」

 鈴木さんも、不登校経験のある生徒との雑談の中で、「いま通学できている理由」を尋ねたことがある。生徒はこう答えた。「不登校だったのは自分だけじゃないと気付けて、安心できた」。市教委の担当者も、「この事業を通じて、不登校を経験した子どもたちに『第3の大人』が寄り添う意義の大きさを痛感している」と語る。

 そして近年の「ぽちっとカフェ」の人気企画が、隔週開催のフードパントリーコーナーだ。無料で食糧を持ち帰れるとあって、授業が終わると生徒が殺到し、お目当ての食糧を袋詰めして行く。この日は10分ほどで品薄になった。

「人生のセーフティーネットに」

 地域に密着した「ふれあい館」での活動を通じ、鈴木さんは「様々な支援が必要な子どもは、決して少なくない」ことを知っている。そのため食糧のみならず、年に2回は区の保健師や心理士、栄養士などが同席する「相談カフェ」も開いてきた。こう語る。「相談できる先があることは人生のセーフティーネットになる。彼らが社会に出る前に、子どもの困りごとに寄り添える大人が地域や社会にはちゃんといるということを、しっかり伝えたい」

ボッチャはパラリンピックの正式種目

高津区ボッチャ大会 参加チーム募集 12月7日 優勝チームは市長杯へ

 高津区民祭の中止に伴い延期となっていた「高津区ボッチャ大会」が12月7日(土)に久本小学校体育館で開催される。現在出場チームを募集中。

 32チームのトーナメント戦で、優勝チームは来年1月の川崎市長杯ボッチャ大会の出場権を獲得できる。参加資格は1チーム3人で、市内(チーム内1人以上は区内)在住・在勤・在学の小学生以上。参加無料。

 参加申込みは区役所地域振興課窓口で直接、または右記二次元コードから。応募多数の場合、抽選により参加チームを決定。11月29日(金)締切。

大盛況のこどもマルシェ

下作延小学校 「下小まつり」で賑わい こどもマルシェも

 下作延小学校で11月9日、同校PTAまつり委員会主催の「下小まつり」が開催された。

 当日は晴天の中、野外ステージで子どもたちがダンスパフォーマンスなどを披露したほか、校内でゲームなどを楽しんだ。催しは同校恒例の行事だが、今年は初めて「こどもマルシェ」も実施。自宅にあるものや、子どもたち自身が手作りしたアクセサリーなどを販売した。また、各学年の教諭が「低学年」対「高学年」のチームで競う教諭対抗の早押しクイズバトルなどもあり、盛り上がった1日に。

 PTA会長の福田全水(まさみず)さんは「参加した子どもたち、また出店してくれた地域のお店の方々みんなのおかげで最高のイベントとなった。今後もこうした催しを通し地域の繋がりを大事にしていきたい」と語った。

高津区民音楽祭のチラシ

区民音楽祭、12月1日に 今年は2部制

 高津区音楽のまち推進事業として開催される、区内最大の参加型コンサート「高津区民音楽祭」が12月1日(日)、開催される。今年は初めて、さまざまな音楽ジャンルの団体が出演する第1部と、バンド・ポップス団体が出演する第2部に分け、2部制/2会場で実施する。

 第1部は午前11時(開場30分前)から午後5時まで「高津市民館」の大ホールで実施。出演は、和太鼓・コーラス・楽器・吹奏楽の計20団体。

 第2部は5時30分(開場30分前)から8時15分まで「溝ノ口劇場」が会場(第1部会場から徒歩1分程度)。出演はバンドを中心としたロック・ポップス・ゴスペル・ボサノバの計7団体。

 入場無料。申込不要だが、入場希望者多数の場合は、制限の場合あり。出演団体等の詳細は区HP(ホームページ)で確認を。問い合わせは高津区役所地域振興課【電話】044・861・3133。

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川崎市平和館 戦争の悲惨さ伝える 1月末まで各区巡回展

 恒例の川崎市平和館「かわさき巡回平和展」が、11月20日から始まった。幸区役所を皮切りに、1月下旬までの間に市内7区を巡回する。

 「かわさき巡回平和展」は、川崎市平和館(中原区)が毎年春に開催する企画展「川崎大空襲記録展」のプレイベントとして、年末から各区を巡回して開催する。1945年4月15日の川崎大空襲の被害の様子や、原爆が投下された広島や長崎の街の写真など、戦争の悲惨さを伝える写真パネル30枚ほどを、区役所や市民館で展示する。

 担当者によると、春の企画展の告知に加え、「平和館の取り組みを市内全域に伝えたい」という狙いもあるという。

高津区は12月6日から

 巡回展の予定は、11月20日〜11月26日(幸区役所、23日と24日は休み)▽11月28日〜12月4日(中原市民館)▽12月6日〜12月11日(高津市民館)▽12月18日〜12月23日(宮前区役所、21日と22日は休み、23日は正午まで)▽1月8日〜1月14日(川崎市役所第3庁舎、11日〜13日は休み、14日は正午まで)▽1月17日〜1月19日(麻生市民館)▽1月22日〜1月27日(多摩区役所)。

 問い合わせは川崎市平和館【電話】044・433・0171。

振り込め詐欺の対処法などを伝えた夢見亭わっぱさん

落語で詐欺の注意喚起 住民ら被害 防ぎ方、学ぶ

 高津区子ども会連合会(石橋明彦会長)は11月2日、落語を楽しみながら振り込め詐欺の注意点等を学ぶ「笑って学ぼう〜悪質商法撃退術」を高津区役所で開催した。  同会の研修会として開かれ、当日は子どもから大人まで地域住民ら約40人が参加した。啓発落語家の夢見亭わっぱさんが講師となって、フィッシング詐欺の手口や、「困ったときはすぐに消費者ホットライン(188)」などといった対処法を落語に盛り込みながら注意喚起。自転車に関する道路交通法が改正された11月のタイミングに合わせて、傘さし運転禁止の話題も盛り込むなど、集まった人々は楽しみながら学びを深めた。

 参加した小学生たちからは「今日聞いたことを身近な人に教えてあげたい」「わかりやすく楽しく学べた」「初めての落語でたくさん笑っておもしろかった」などの感想があり、充実したひと時となった。

かわさき こどもタウンニュース 2024年11月号

川崎市内の公立・私立小学校に配布される「こどもタウンニュースかわさき市版」2024年11月号を発行しました。

 

 第18弾となる今回は、五輪で金メダルを獲得したAMIさんをはじめ、川崎市民のダンサーが活躍を見せるブレイキンをご紹介しています。このほか川崎市の交通の歴史や小学生プロレスラーなど多彩なニュースを盛り込んでいます。親子のコミュニケーションを広げる幅広い話題をお届けします。

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GO!GO!!フロンターレ

己書体験で自由に自己表現

 毎年好評の「己書(おのれしょ)体験会」が12月22日(日)に富士見公園パークセンター内展示ホール(川崎区富士見)で開催される。

 己書とは思うままに筆ペンを走らせて書く、ぬくもりのある書のこと。子どもから大人まで年齢を問わず、誰でも自分の世界を楽しく表現できる新感覚の書だ。

 時間は大人クラス(中学生以上)が午前11時から午後0時30分(受付午前10時30分〜)、親子クラス(小学生以下と保護者)が午後1時30分から3時(受付1時〜)。複数名での応募可能。受付は先着順のため、各クラス定員の25人に達し次第終了。参加費は1人500円(材料費込み)。

 申込みはパークセンター(管理事務所)窓口に直接申し込むか、富士通スタジアム川崎【電話】044・276・9133、または二次元コードから。12月19日(木)締め切り。

不定期連載 市民健康の森だより 第162回 「竹切」 の作業について

 今年度は私たちの「竹炭焼き」が活性化しています。年間計画を上回るペースで炭焼きを実施しています。これは竹林整備によって竹の間伐が進む事でもあります。11月14日には次回の炭焼き日程を考慮し、7本の太めの竹を間伐し切り出しました。

 竹の間伐の際は事前にどの竹を切るか検討して切る順番も考えます。私たちが整備している竹林は、ふれあいの森の急斜面ですから切った竹を運び出すのは容易ではありません。竹が倒れる方向によっては周囲の竹や立木に引っ掛かってしまい引きずる事が出来ない状態になりかねません。そこで斜面下の広場へ引き出しやすいようにその日に切る竹の内、下方の竹を先に切り、次の竹を切った時に下の竹に邪魔されないような順番にします。ただ思った方向に倒れてくれない場合も往々にしてあり、毎回苦労する所です。

間伐する順番に、四苦八苦

 そんな事情があり、竹切の時は斜面の下側の切った後、運びやすい所の竹を切る事が多くなります。これが続くと上方の竹が密生してしまいかねません。そこで今回の竹切では敢えて運び出しにくい斜面上方の竹を中心に間伐しました。本来の竹林整備の観点では正解ですが、運び出し難いという課題は残ります。通常は竹を切る際、対象の竹の上の方にロープを掛けて下の広場から会員数名が引っ張り、竹切担当が切って斜面に沿って下側へ倒れるようにします。今回はそれが出来ないので斜面の上側へ倒れることも覚悟して、切った斜面で更に竹を2mほどの長さに切って下まで運ぶという方法を試しました。竹を切り口からストンと横に落とすので今回の竹切を主導してくれた会員は、この方法を「ダルマ落とし」と呼んでいました。いい得て妙です。

 今回、竹切には10名の会員が協力してくれましたが少し時間は余計にかかりました。本来、竹林整備なので仕方ありません。