大和版【11月29日(金)号】
3年生主体で1月の大舞台に臨む

大和南高校女子バレー部 3年ぶり「春高」進出 全国で「まず1勝」を

 来年1月に開催される「春高バレー」(第77回全日本バレーボール高等学校選手権大会)の出場権をかけた県予選会決勝が16日、トッケイセキュリティ平塚総合体育館で行われ、大和南高校女子バレー部(高橋博之監督/部員数26人)が準優勝した。同校は県代表として3年ぶり16度目の進出を決めた。

 145チームで争われた予選会で大和南は柏木学園、大和西、湘南、秦野総合をストレートで下した。続く三浦学苑との準々決勝は1セットを先取される苦しい立ち上がり。それでも23―23で迎えた第3セットで最後は2点を連取し勝利。ここから勢いに乗った。

 星槎国際にも勝利した大和南は、決勝で横浜隼人と対戦した。

 6月のインターハイ予選で勝った相手だが、「この数カ月でコンビの組み方やレシーブの粘りなどあらゆる点でレベルアップしていた」と大和南の橋本優七主将(3年)は脱帽。1年主体の横浜隼人に20―25、23―25のストレート負けを喫したが、県の第二代表として春高の切符を手にした。

 高橋監督は「三浦学苑戦は負けてもおかしくないゲームだった。そこを勝ち切れたのは収穫」と選手をねぎらった。

 橋本主将は「大会までにレシーブの精度を上げる。1年生の時から憧れていた春高でチームの目標である『全国で1勝』を達成したい」と意気込みを語った。

 母校の春高出場が決まり、古谷田力市長は「前回も今回も大和市出身の選手が主将。大舞台での躍動に期待している」とエールを送った。

 春高バレーは12月1日に組み合わせ抽選が行われる。1月5日に開会式、12日に男女決勝戦が行われる予定。

中央林間手づくりマルシェ実行委員会の実行委員長を2020年から務める 山崎 美穂さん 下鶴間在住 50歳

たくさんの笑顔を「つくる」

 ○…自宅で編み物教室を始めたのが、2007年。地域の女性たちに手作りの楽しさを伝えながら、つながりのあるハンドメイド作家たちから預かった作品の販売も始め評判に。これが「中央林間手づくりマルシェ」の土台となった。市北部でイベントを模索していた市からの打診を受け、11年に第1回を開催。5千人が来場した。今年はおよそ4万人。大和を代表する催しとなった。

 ○…下鶴間に生まれた。編み物や粘土細工が得意な母の影響で、ものづくりに没頭した。子どものころは地元の絵画クラブに通い、鶴間中学校では美術部に所属。「好奇心が旺盛だった」という通り、二十歳を過ぎ都内でペットショップを経営したこともあった。その後「子育ては地元で」と下鶴間に戻り、仏語で「小さな編み物」を意味する教室「プチトリコット」を自宅で始めた。

 ○…現在はレザーバッグのオリジナルブランド「kolmio」を立ち上げ、自宅兼アトリエで月に50個ほどを仲間と協力しながら仕立てている。幾何学模様の立体的なデザインが特徴で、オーダーメイドにも対応している。全工程が手作業のため、体力と集中力が勝負の世界。「苦労は多い」が「手作りの作品はそれを使う人を笑顔にできる」。そう信じ、ものづくりを続けてきた。

 ○…来年で手作りマルシェは15年目を迎える。「節目だからと何か特別なことはせず、今回のように皆が穏やかに楽しめる一日をこれからも続けていければ」。最近ではイベントを継いでくれる後進たちも増え、頼もしさを感じているという。「周囲のつながりに感謝しながら、多くの人たちを笑顔にしていきたい。私の目標はそこです」。ものづくりと同じくらい、生まれ育った地元を愛している。

大和市 9・4億円を増額補正 12月定例会に上程

 大和市は21日、補正予算案の概要を発表した。新型コロナ予防接種事業、保育所等の施設型給付事業、物価高騰に伴う給食費の補助追加などで9億4182万円を増額。一般会計の総額は、913億7013万円。

 保育所等の入所が当初の想定を607人上回ることから施設型給付事業費を2億5191万円増額する。このほか、予防接種事業に3億6053万円、給食費の補助に2千5万円を補正した。

 国庫支出金などを増額し、不足分は財政調整基金から繰り入れる。財調の残高は43億8千万円となる見込み。

カメラで撮影する伊東さん

動画で農園の魅力発信 伊東菜々子さん

 大和市下鶴間に住む伊東菜々子さん(41)は、自身のユーチューブチャンネル「まちなか農園-365日-」で、市内にある農園の魅力を発信している。

 今年からユーチューブ活動を始めた伊東さんは元々、グラフィックデザイナーとして漫画の装丁デザインを行う会社に勤務。その後、子育てとの両立を考え、フリーランスとなった。当初は動画ではなく、地域の野菜直売所と果樹園を記載したマップを作ろうと模索。その中で、高齢化に伴う継承者不足という農業の課題に直面した。「この場所がなくなってしまうのは悲しい。農園の風景を記録しておきたい」という思いがきっかけとなり、4月に撮影を開始し、5月27日に一本目の動画が投稿された。

 伊東さんのこだわりは色味などを編集せず、見たままの魅力を伝えること。「農家の方と関わることでまちの歴史にも興味が湧き、どんどん好きになる」と話す。今後の目標は「まちのデザインなんでも屋さん」になること。「大和市の名産品を作ることに関われたら」と抱負を語った。

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やまと社協だよりNO.258が発行されました!【2024年11月】
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大和市の地域密着型でお客様目線を大事にする東京葬祭「大和式礼」
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小中学生による「こども体験事業発表会」の様子

福島で得た学び報告 青少年健全育成大会で

 第52回「大和市青少年健全育成大会」(主催/市青少年問題協議会・市・市教育委員会)が23日、市保健福祉センターホールで開催され、関係者ら257人が参加した。

 こども家庭庁が主唱する11月の「秋のこどもまんなか月間」にちなんで毎年開かれている。

 この日は、子どもたちの健全育成に貢献した市民らを「市青少年育成活動推進者」として表彰したほか「市青少年善行ほう賞」の授賞式、青少年健全育成作文集に掲載された作文の朗読なども行われた。

 今年8月に福島県の会津地域を訪問した小中学生による「こども体験事業発表会」では、地元農家の協力による「農泊体験」や「歴史探索」で得た学びについて詳しく報告。2泊3日の宿泊研修を通じてひと回り成長した姿を披露すると、会場から子どもたちに大きな拍手が贈られた。

大賞を受賞した門脇さん(左)=24日・シリウス

やまと子ども絵画大賞 小中学生ら自信深める 表彰式に古谷田市長も

 第16回「やまと子ども絵画大賞」(主催/ジェイコム湘南・神奈川かながわセントラル局、ギャラリーおがわ)の表彰式が24日、シリウス1階ギャラリーで開かれた。大賞の門脇恵衣さん(引地台中1年)をはじめ、上位入賞した小中学生たちに表彰状が贈られた。

 表彰式には、古谷田力市長をはじめ多くのプレゼンターも出席。大賞を受賞した門脇さんは「誇らしい気持ち。将来は絵に関する仕事に就きたい」と夢を語った。

 同コンクールを第1回から主催してきたギャラリーおがわの小川政男さん(80)は「これからも絵画大賞が続いていけばうれしい」とあいさつ。コンクールを共催したジェイコムの原聡局長は「これから先も今回の受賞を思い出し、自信を持ってチャレンジして行ってほしい」とエールを送った。

救出訓練の様子=提供

防災を身近に体験 2054人が来場

 「防災フェスタ2024with消防体験フェスティバル」が11月16日、引地台公園で開催された。地域住民ら2054人が足を運び、過去最多の来場者数だった。

 このフェスタは防災が特別なものではなく、身近に感じて体験してもらうことを目的に毎年行われている恒例イベント。市消防60周年を記念して、市消防本部で実施している「消防体験フェスティバル」とコラボ開催された。

 当日は、会場内に家屋とビルを模した建物を設置して、大地震を想定した消防部隊の救出訓練を披露。専用の資機材を使用して、倒壊建物から被災者を救出する様子などを間近で見学する来場者の姿が見られた。

 AED(自動体外式除細動器)・心肺蘇生を体験した親子は「実際動けるかは難しいかもしれませんが、良い体験になりました」と話していた。

イベントのチラシ

新春に初笑いを 1月4日にしぶや寄席

 アマチュア落語家による「新春しぶや寄席」が、1月4日(土)に渋谷学習センターで開催される。やまと噺の会主催。午後1時30分開演(1時開場)。

 第4回「藤沢宿・全日本素人落語フェスティバル」で審査員特別賞を受賞した仲見世亭せん弥さんをはじめとする8人が高座に上がり、会場を盛り上げる。

 木戸銭は無料。要予約。定員130人。希望者は電話で申し込み。

(問)澤田さん【携帯電話】080・5519・0203

各ブースが多くの人でにぎわった=24日・中央林間駅東側

4万人でにぎわう 中央林間マルシェ

 手作りの小物やスイーツなど150を超えるブースが一堂に会する「中央林間手づくりマルシェ〜2024秋冬コレクション」(主催/同実行委員会)が24日、中央林間東急スクエア周辺を会場に開催された。

 快晴に恵まれ、過去最多となるおよそ4万人が来場した。会場一帯には手作りでおしゃれなアクセサリーや雑貨、焼き菓子などのブースが軒を連ねにぎわいをみせた。

 駅前のメインステージでは恒例の「チャリティーコンサート」も企画され、アーティストたちによる歌や楽器演奏が観客を盛り上げた。

 実行委員長の山崎美穂さん(=「人物風土記」で紹介)は「事故もなく、無事に開催できてよかった。多くの方々のご協力、ご来場に感謝したい」と話した。

児童たちから質問を受ける藤本さん(左)

藤本さんが記念講演 母校の福田小で

 サッカー元日本代表で、現在は横浜F・マリノスのユースコーチとして活躍している藤本淳吾さん(40)が11月19日、母校の福田小学校(塩原貴明校長)を訪問した。4年生から6年生のおよそ280人に向け、自身の経験や目標に向けて努力する大切さを語った。

 今回の講演は、同校が今年度で創立50周年を迎えることを知ったマリノス側が提案し、実現したもの。藤本さんは小学生時代からプロサッカー選手になるまでの過程や経験、日本代表に選ばれた思い出、コーチとして指導する楽しさや難しさなどを振り返った。

 その後、児童たちからの質問を受け一人ひとりにアドバイスした藤本さん。同じ小学校に通った先輩として、準備や感謝、人間性の大切さとともに「友だちを大切に。人を思いやる心を持って日々を過ごしてほしい」と後輩たちに語った。

 講演会に参加した高田まゆさん(12)は「挫折を経験しながら、目標に向かって努力している姿を知ることができてうれしい」と語った。

 鈴木遙さん(12)は「私もサッカーを習っている。藤本さんのように感謝を大切にしてプロサッカー選手になりたい」と話した。

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「メサイア」公演 1月12日シリウスで

 「やまと国際オペラ協会」は、2025年1月12日(日)にシリウスメインホールで「HANDEL MESSIAH」を開催する。午後2時30分開演(2時開場)。

 当日は指揮者に福島章恭氏、ソリストは同会が上演した歌劇「ドン・カルロ」でカルロを熱演した城宏憲氏らが出演し、やまと国際オペラ協会合唱団、やまと国際フィルハーモニー管弦楽団とともに観客を魅了する。

 チケットはSS席6500円、S席5000円、A席4000円。シリウスチケットブースなどで販売中。2組4人を招待する読者プレゼントもある。12月5日(木)締め切り。希望者は【メール】info@yioa.netへ。当選は発送をもって代える。

無料講座も

 24年12月22日(日)には渋谷学習センターで「谷本コーラスマスターが熱く語るバロック音楽と『メサイア』の魅力」と題した無料の音楽文化講座を実施する。午後4時〜5時30分。

(問)長谷部さん【電話】046・272・1885へ。

寄贈式の様子

大和JC 子ども用車いす寄贈 プルタブ事業で

 (一社)大和青年会議所(高橋謙太理事長/大和JC)は11月19日、大和市社会福祉協議会(石井敏英会長)へ子ども用車いす1台(16万円相当)を寄贈した。同日の寄贈式には大和JCの会員5人が出席。市社協から感謝状を受け取った。

 これは「プルタブ事業」として2002年から始まった取り組み。市内の小・中学校や公共施設約40カ所にプルタブ回収ボックスを設置し、04年から毎年寄贈している。今年は約300kgが集まり、手作業で不純物を取り除いた。

 社協では保有している大人用車いす44台に対し、子ども用は3台と少なかった。そこで昨年までは大人用を寄贈していたが、今年は社協からの要望で子ども用車いすが贈られた。

 高橋理事長は「社協の要望に応えることができて良かった。年々アルミの価格が下がっていて苦しい部分もあるが、今年も市民の協力で実現できた。来年以降も続けていきたい」と話していた。

 石井会長は「子ども用車いすの寄贈はとてもありがたい。大切に使わせていただければ」と感謝を述べた。

展示されている写真の一部

写団さくら会 写真展で力作ずらり  12月1日まで

 第68回「写団さくら会写真展」(主催/同会・杉本幸男会長)が12月1日(日)まで、桜丘学習センター(福田1の30の1)1階ギャラリーで開催されている。

 同センターを拠点とする同会は1990年、「写真教室」を受講していた有志によって立ち上げられた。現在、会員は60〜70代の人を中心に、大和市や綾瀬市、横浜市などから、計21人が所属。毎月第2土曜日は月例会として会員が各自3枚の写真を持ち寄り、「互選会」を実施。講師からの講評を受けている。最終土曜日には市内だけでなく、神奈川県近隣に足を運び、撮影会も行っている。

 杉本会長は高校時代、写真部に所属していた。「その後も細く長く続けていました」と振り返る。同会の会員に誘われ、およそ7年半ほど前に入会。「風景や日の出、日没を撮るのが好き」と話す。同会については「写真を撮るのが上手い方が多い。会員によって様々な視点から撮影しているので、自分の勉強になる」とほほ笑む。

 テーマは「道・路」

 同会では毎年春と秋の2回、写真展を開催。今回は「道・路」をテーマに、20人の会員が2枚ずつ写真を出展している。杉本会長は「どのような写真が出てくるか楽しみにしていた。色々な視点からの作品が展示されているので、ぜひご高覧いただければ」と語る。

 午前9時〜午後5時まで(最終日は4時)。入場は無料。問い合わせは杉本会長【携帯電話】080・4322・3002へ。

 

 

 

(株)安田物産 お弁当を無料配布 日本一記念で限定260個

 プロ野球「横浜DeNAベイスターズ」のオフィシャルスポンサーを務める「株式会社安田物産」(安田幹仁代表取締役社長)が12月7日(土)、大和Ohana保育園前駐車場(大和市大和東1の6の7)で子ども用の弁当を無料配布する。正午から。雨天中止。

 同球団が26年ぶりに日本一に輝いたことを受け、同社の給食センターで作られた限定260食を配布する。なくなり次第終了。開始時間より前に並ばないようご協力を。

 問い合わせは同社【電話】046・261・9700へ。

市民がダンスを披露 12月8日シリウスで

 「市民がつくるコンサートシリーズ」の第8弾「SiRiUS DANCE STAGE」(主催/やまとみらい)が、12月8日(日)にシリウス1階メインホールで開催される。午後4時30分開演(4時開場)。

 当日は、公募で集まった総勢20組以上の中から選考を勝ち抜いた9組が出場する。幼稚園児から70代まで幅広い年代のメンバーで構成されたK-POPやヒップホップ、チアダンス、ジャズダンスなど様々なジャンルのチームがステージを盛り上げる。

 入場無料。予約不要。ステージの出演者は「地元大和での開催でみな気合十分です。自慢のチームワークで踊ります」と意気込んでいる。

(問)【電話】046・263・3806(9時〜18時)