高津区版【12月6日(金)号】
大舞台に向け決意をみせる三浦華さん(左)と長谷川陸斗さん(右)、中央は女子チーム監督の古田幸輔さん

西高津中バレーボール部 2選手が県代表入り 顧問は女子チーム監督に

 将来のオリンピック選手の発掘を目的とする「JOCジュニアオリンピックカップ第38回全国都道府県対抗中学バレーボール大会」。この大舞台に出場する神奈川県代表チームのメンバーに、西高津中学校バレーボール部所属の2選手が選出された。

 県代表のメンバーを決める「選考会」は8月から継続的に行われ男子選手、女子選手それぞれ約200人が参加。県内の有力選手が一堂に会し、しのぎを削った。

 この選考争いに臨んだのは、西高津中学校バレーボール部の長谷川陸斗さんと三浦華さん。2人は共に攻守の要ともいわれる「ライトアタッカー」として、持ち味を発揮し、男女それぞれ12人の代表メンバー入りを果たした。

共にライトアタッカー

 長谷川さんは中学入学まで球技の経験すらなかったが「何か夢中になれるものを」と模索しバレーボール部に入部。初心者でも優しく受け入れてくれる先輩にも恵まれ一気に実力を開花させ、技術のみならずメンタル面においても著しい成長をみせ、県代表にまで駆け上った。

 三浦さんは父親がバレーボールのクラブチームで監督を務めていることもあり、小学生時代から競技に邁進。「平行トスを打ち抜くテクニック」に高い定評があり今回、同じポジションで代表に名を連ねているライバル選手にも「負けたくないですね」と強い闘志を燃やしている。

大会は12月25日開幕

 大会は12月25日から28日の日程で、大阪府内の4会場で実施。神奈川県代表チームは大会に向け、県外遠征で高校生などを相手に練習試合を重ねて強化に努めている。

 2人は「全国制覇」を目標に掲げ、間近に迫った試合に向けて調整に余念がない様子。さらにこの大会の女子チーム監督には同校バレーボール部顧問の古田幸輔さんが就く事になっており、西高津中ゆかりの面々が全国大会のコート内外で躍動する。

物価高で人気上昇中の「コアレックス」のトイレットペーパー

川崎市ふるさと納税 寄付「受け入れ」好調 市税減収は止まらず

 ふるさと納税の寄付増額にむけた川崎市の取り組みが、成果を出しつつある。今年4月以降、加入ポータルサイトや返礼品を増やした結果、寄付受け入れ額が順調に伸びている。一方でふるさと納税制度による市税の減収に歯止めがかからず、2024年度は136億円が見込まれるという。

 今年4月、記者会見で福田紀彦市長は「市政への影響は深刻。本格的に取り組み、流出分を少しでも取り返したい」と述べ、「税収奪還」に向けた決意表明をした。あれから約8カ月。全庁的な取り組みの結果、寄付受け入れ額は順調に伸びているという。

 市は今年度の寄付受け入れ額を17億円と見込んでいる。今年4月から10月末までの受け入れ額は約5億4千万円。昨年同時期比で1億円増だが、市の担当者は「去年の特殊事情を差し引けば、増え幅はもっと大きい可能性がある」と語る。昨年10月に制度改正があり、「返礼品が値上がりするのでは」との憶測から「駆け込み需要」が膨らんだ経緯がある。

 一見、見込み額達成は難しいように見えるが、ふるさと納税の利用は全体の約7割が10月から12月に集中する。控除の対象となるには年末までに寄付する必要があるためだ。市の担当者は「試算では、見込み額に近い金額を達成できるのでは」と期待感を口にする。

 市長の「決意表明」後、市はポータルサイトを3から11まで増やし、人気の「4大サイト」も網羅した。返礼品目も400から約700に急増。市内に拠点を置く多くの企業から「協力したい」との申し出があり、市としても、「1業者20品目まで、寄付上限200万円」としていた出品の枠を撤廃した。

 中国の家電メーカー「ハイセンス」の日本法人「ハイセンスジャパン」(幸区)は、テレビや冷蔵庫などの「白物家電」を新規に返礼品に。製造は中国だが企画や設計を日本で行うため、「地場産品」として返礼品にできる仕組みを利用した。充電関連製品が人気の「アンカー・ジャパン」(東京都)も、川崎フロンターレとのコラボ商品などが返礼品として採用された。

 一方で、この制度による市税の減収傾向は続き、24年度は136億円が見込まれる。減収分は、ふるさと納税で市民が控除を受けることで生じる市税減収額。単純計算では、1人約9000円を市外に納税している状態となっている。

担当者「制度、ぜひ知って」

 市は市民が寄付できる事業指定型のふるさと納税の選択肢を拡充し、公式サイトでも「あなたも川崎市をサポートできます!」とアピール。23年度は4万件以上、16億円を超える寄付があった。担当者はこう語る。「母校の改修や地域の福祉など、使い道を選べ、ちゃんと控除も受けられる。こちらの制度も、ぜひ知っていただきたい」

先月行われた「かわさき多摩川マラソン」で大会2連覇を達成した 宮内 斗輝さん 二子新地在住 24歳

「多摩川の申し子」高みへ

 ○…高校時代は長野県の陸上強豪校で名を馳せた全国クラスの健脚の持ち主。駒澤大学へ進学後は箱根駅伝を目指すも、慢性的な股関節の怪我に悩まされ、4年間苦難の日々を過ごした。「当時は満足な練習ができず、ハーフマラソンも1回しか走れませんでしたね」と振り返る。

 ○…トップアスリートとしての素質開花を阻んだ「痛み」の辛さを知り尽くす一方で身体の仕組みや使い方を追求することで「やり方はある」と確信。卒業後はトレーナーの道を歩み始め、現在はプロのランニングコーチとして、パーソナルトレーニングのレッスンなどを手掛けている。

 ○…レッスンの際、仕事の一環として受講生と一緒に走ることもあり「自分の走力維持にも役立っていますよ」とニッコリ。経験から学んだ「楽しく走る」「怪我なく走る」といった指導方針は評判を呼び、現在では川崎市からの委託を受けて、市内の小学生に走り方を伝授する陸上教室の指導者にも抜擢されている。自身が小学生の頃からタイムを追い求めるアスリート志向が旺盛だった事もあり、走る「楽しさ」を伝える体験は新鮮に映ったのだとか。「走る喜びや達成感の様なものを伝えられれば」と目を輝かせる。

 ○…指導者の道を歩むにつれ「走りへの意欲」が再び芽生えた事が、かわさき多摩川マラソンへエントリーする遠因に。昨年の初優勝後も、他の大会には一切出場せずに先月の同大会での2連覇に照準を絞った。元々、駒澤大学の陸上部学生寮は東京都側の多摩川沿いにあり、卒業後の拠点もさほど離れていない二子新地と、まさに「多摩川の申し子」。来年以降、連覇を重ねるのか、はたまた更なるステップアップを果たすのか、無限の可能性が広がっている。

商品化されたキーホルダー

川崎初の「ご当地ガチャ」 ノクティなどであすから販売

 川崎の魅力をカプセルトイにした「街ガチャin川崎」が12月7日に販売される。高津区内では溝口にあるカプセルトイ専門店「#C-pla ノクティプラザ店」で購入できる。

 同企画には、幸区にある市立幸高校ビジネス教養科3年生が一役買っており、生徒らは企画から店舗交渉などを行い、商品を実現化させた。

 地域の魅力をカプセルトイにする試みは、一般社団法人日本ガチャガチャ協会が2021年から始め、全国約50以上の自治体で展開されている。川崎では今回が初。

 「街ガチャin川崎」の商品はアクリルキーホルダーで、1回300円。絵柄は、イクミママのどうぶつドーナツ、煎餅屋 堂本、元祖ニュータンタンメン、かわさきFM、多摩川菓子店、川崎大師雷神堂、川崎大師 大谷堂、かわさきミュートン、川崎工場夜景、いくたりょくちのヒーローの10種。観光名所やご当地キャラ、地元の人気店などが出揃い、川崎らしさが溢れる商品となった。

 今回の企画に関わった同校生徒は選択科目「商品開発と流通」を履修する21人。「川崎をテーマにしたカプセルトイ製作」を生徒が提案したことで始まった。

 同科商業科主任の尾崎史将教諭(48)が渋谷区に事業所を構える(株)トーシンに相談すると、偶然にも同協会との共催事業として川崎のご当地ガチャに取り組んでいることがわかり、3者の合同事業として進めることになった。

 生徒らは一人一社以上を提案し、各自メールや電話で直接交渉。中には、メールの返信が来ないなど交渉がうまく進まず、ビジネスの厳しさを肌で感じる場面もあったという。

 雷神堂に企画を提案した山村花梨さんは、電話での交渉に挑戦。「企画やプレゼン、アポどりなどの一連の流れを経験できて、さらに商品化を実現できたのは貴重な経験になった」と力強く語った。尾崎教諭は「地元のコンテンツを使って取り組めたのは良い経験。川崎の良さを知るきっかけにもなったのでは」と話していた。

 同商品の総生産数は約3000個。売り切れ次第、終了となる。

物価の高騰による材料費の上昇

市教委 学校給食費を値上げへ 年約9千円の負担増

 川崎市教育委員会は、市内の市立小中学校などで学校給食費を改定し、2025年4月から1食あたりの単価を小学校で47円、中学校で56円、特別支援学校で31円から56円を値上げすることを決めた。給食費の改定は小学校が6年ぶり、中学校が7年ぶり。年間の保護者負担が9千円前後、増える見通しだ。

 コロナ禍やロシアによるウクライナ侵攻の影響などから物価の高騰が止まらず、前回の給食費改定時(小学校)の2018年の物価を100として消費者物価指数を比較すると、今年9月時点で17・5%上昇の117・5となっている。市教委は今後も物価上昇が続くとの見通しから、目標に掲げる「健康給食」の維持が難しいと判断し、今回の改定に踏み切った。

 値上げ幅は消費者物価指数の上昇分(17・5%)から算定。小学校で1食当たり270円から317円▽中学校で320円から376円▽特別支援学校幼稚部で180円から211円▽同小学部で270から317円▽同中高等部で320円から376円となる。この結果、小学校の保護者世帯で月額約800円、年間で8789円の負担増となる。

 また26年度からは、消費者物価指数で1%以上の増減が生じた場合に給食費を改定する「物価連動方式」とする。1%上昇につき3円の増額となる見通しだ。

 市教委はこれまで、給食の物資購入費の不足分を新型コロナ対応の地方創生臨時交付金を活用して充当し、さらに不足する分は市費をあてて保護者負担の軽減を図ってきた。そのうえで比較的安価な材料へと差し替えたり果物の提供を控えたりして、必要なカロリーと栄養素を保ちながら献立を作成してきたという。

 市の担当者は「子どもたちからは『もっと果物が食べたい』『ほかの都市ではデザートが出ている』などの声も寄せられている。給食で不公平が生じないよう、状況に対応しながら望ましい給食を提供していく」と話している。

公園内の喫煙の取り扱い 「全面禁煙」望む声45% パブコメ実施、結果を公表

 公園内の喫煙の取り扱いについて、「原則禁煙」とする川崎市の方針案のパブリックコメント(市民意見募集)の実施結果がこのほどまとまり、市が11月22日に公表した。原則禁煙化の一方で「一部の公園には喫煙可能スペースを設置する」とした内容に、市民からは「全面禁煙」を望む声が多く寄せられた。

 公共施設の喫煙は神奈川県の「受動喫煙防止条例」に基づき対策が行われてきたが、公園は喫煙禁止の対象に指定されていない。改正健康増進法でも屋外での喫煙者に「配慮義務」を求めているが実効性が担保されていない。そのため公園内でのたばこのポイ捨てや子どもたちの受動喫煙の問題など、喫煙マナーの問題に関する声が多く市などに寄せられてきた。

 このため川崎市は市の都市公園条例の禁止行為に「喫煙」を加え、公園内の喫煙を原則禁止とする一方で、常駐管理者がいる18の公園には喫煙可能スペースを設けるとの方針案をまとめた。

方針案より厳しい声

 そのうえで方針案に対するパブコメを9月10日から10月10日まで実施した結果、市民からの意見188件のうち、市の方針より厳しい「全面禁煙を望む」意見が全体の45・2%を占める結果となった。市の方針と合致する「原則禁煙を望む」意見は10ポイント以上低い33%だった。一方、公園を禁煙とすることに否定的な意見は12通で6・4%だった。

 今回のパブコメの結果、市民からの「行事の時は特例が必要だ」との意見を受け、都市公園条例第3条に基づく「公園内の行為許可」を主催者が市に届け出ることで、イベント時に一時的に喫煙可能スペースを設置できる項目を、方針案に追加した。また、市の方針案では、喫煙可能スペースの「考え方」として灰皿や囲いなどを「設置しない」としていたが、「パーテーションなどの設置は最低限必要」「灰皿を置き、日々の清掃など配慮を」といった声が多数寄せられたため、公園の常駐管理者と協議のうえ灰皿やパーテーションなどの設置を検討する内容に変更した。

 市は都市公園条例の改正を来年2月の定例議会に議案提出する。

高津区から紡ぐSDGs 表彰された2社、紹介

 SDGs(持続可能な開発目標)の普及と推進を目的に、優れた取り組みを表彰する「かわさきSDGs大賞」。今秋行われた今年度の表彰式では、高津区の企業2社が経営部門の優秀賞に選ばれています。今回は、その2社を紹介します。

収穫されない実、アロマに 株式会社ノンバーバル

 アロマ製品の製造などに取り組む坂戸の(株)ノンバーバルは、川崎市内産の収穫されなかった柑橘類を活用したアロマ製造プロジェクトが評価され受賞した。

 夜間大学に通いながらアロマの製造・開発を担うのは、自社ブランド「souveniraroma」も創設した大学3年生の高橋淳音(あつと)さん。父・昌也さん(代表取締役)が同社を設立したことをきっかけに、淳音さんが以前から趣味だったアロマの活動を生かしアロマ事業として参加。部門責任者を務める。

 2年半前からは市内産の規格外の柑橘類から精油を製造・製品化する「かわさきカンキツオイルプロジェクト」に取り組んできた。地元農家や個人宅の庭で収穫されずに残されているミカンや柚子などを使用して山梨県にある釜で蒸留する。

 農家からは「普段出荷しないものも買い取ってもらえ助かる」といった声も聞かれたといい、淳音さんは「農家さんとの繋がりも広げることができた」と手応えを語る。パッケージやボトルの印刷、充填等も、高津区内の企業や福祉事業所が担うなど、内外共に地元産の製品になった。

 アロマは実の皮のみを使用しているため、製造工程の体験機会として子ども達に果物の皮むき体験等を実施し、中身を食べてもらう催しも開催した。今後は「実の中身も活用して市内の焼き菓子店等とコラボし菓子製品も作れたら」と淳音さん。昌也さんも「ローカルな広がりも増えてきたので地域と共に楽しんでいきたい」と話す。

素材の「物語」生かし製品に 株式会社SKLO(スクロー)

 溝口の(株)SKLOは、革素材を中心とした自社ブランド商品の製作・販売、ワークショップなどを手掛ける企業。革製品の事業で培った経験やノウハウを生かし、イベント等で廃棄された資材などを再利用し、新たな製品を作り出すアップサイクルに取り組んでいる。今回もこのアップサイクル事業が評価され、経営部門・優秀賞を受賞した。

 例えば同事業の一つ、廃棄ボール活用事業では、サッカーやバスケットボールなど、プロチームで使われなくなったボールを活用しアクセサリー素材として加工。その素材を用いたアクセサリー作りのワークショップを、ボール所有者だったチームのファンが集まるイベントなどで開く。「プロチームが使っていたボール」という素材の価値を生かして形を変えてストーリー展開することで、チームのファンに喜んでもらえる人気企画になった。

 代表取締役の齊藤倫平さんは学生時代から捨てられた物を見ると「何かに使えるのにもったいない」と、廃棄された物に自然と目が向くように。現在もイベント会場で開催年の入った1回限りの垂れ幕を目にして主催団体に声をかけ、その破棄素材を翌年のイベント公式グッズにアップサイクルするなど「もったいない」の精神は事業に生かされている。

 「知らず知らずのうちに様々な現場で捨てられる物は多いが、宝の山だと思って」と齊藤さん。「ものづくりのまち・川崎は、まだアップサイクルできる可能性があるまち。今後も地元事業者と一緒に何かできたら」

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不定期連載コーナー SELFフレンドシップ(船)へようこそ! Vol.11「諏訪ひだまり会」について

 今回紹介させて頂くのは「諏訪ひだまり会」の方々です。

諏訪ひだまり会は、川崎市特別養護老人ホーム「陽だまりの園」の地域交流室を利用して諏訪地区内の高齢者の交流及び仲間づくりを通して、生き生きとした生活を過ごしていただくよう、支援活動を行っているグループです。

 会の運営体制は、町会関係者、民生委員、高津区第三地区社会福祉協議会、地域のボランティアの方々で構成されています。

 毎月1回(日曜日)午後1時30分から3時30分の時間、部会長の鈴木満子さんを中心に、お話し会やお楽しみ会、健康体操、地域交流などを企画し、参加する高齢者の方々が楽しめるように活動しています。

 みんなが元気で暮らしていけるように、SELFもご依頼があった時は、喜んで参加しています。

 ここ数年は、「ボッチャ体験をしてみよう!」を行い、ルール説明やミニゲーム大会などをしています(あっという間に時間が過ぎ、笑いがとまらないくらい盛り上がります)。参加者、運営スタッフの皆様、いつもありがとうございます!

 平成12年から諏訪ひだまり会がスタートし、地域が明るくなるように活動し続けている取組に大変共感しております。これからも何か必要な時は、お声がけください!

不定期連載 市民健康の森だより 第164回 「花苗植え込み」について

 公園に「花壇」は付き物です。季節ごとに咲く花は来園者に癒しを与えるでしょう。私たちが整備を担当している春日台公園では私たち会員が大切に花壇を作り、花を育てています。

 春日台公園はこの地が「高津区市民健康の森」として2001年に指定された後、行政とともに健康の森を育てる会会員が整備を進めたと聞いています。当初は荒れ地で竹や葛が生い茂り粗大ごみの山だったそうです。最初の数年間は粗大ごみの片づけ、竹や木の間伐、石拾いが続いたそうです。公園として整備され公開されたのが2008年、健康の森がコンセプトなのでブランコ滑り台などの遊具はなく、野球グランドと広場、公園を一周する遊歩道と周辺斜面には森を残しているのが特徴です。

花壇は公園公開後に私たちが手作りで少しずつ増やしました。グラウンドのネットの脇や第三京浜側フェンスの前など限られた場所を活用しています。花苗は予算の制約があり、あまり買えませんが道路公園センターや公園緑地協会から提供頂ける場合がありありがたい限りです。

近隣の園児が「お手伝い」

 ここに今年は川崎市制100周年記念事業で高原環境財団様から助成金を頂けることになり花苗を沢山購入しました。助成の条件は『自然環境の保全と改善について、地域の子供たちの意識向上を図ること』となっているので、お付き合いのある近在の保育園に声をかけ、11月27日に園児たちに来てもらいました。

保育園から春日台まで少し距離があり園児の足では30分位掛かるようです。ピクニックを兼ねて来てくれて一人ずつ苗を植えてくれました。当日は素晴らしい秋晴れとなり、子供たちは苗植えの後は外遊びを満喫したようです。翌日には園長さんから「子ども達は今後お花を見に行くことがより楽しみとなりました。」とメールを頂きました。

「日本舞踊deエクササイズ」の様子

GO!GO!!フロンターレ

日々の健康をフロンタウンさぎぬまで

 フロンタウンさぎぬまでは健康増進プログラム「フロンタウンフィットネスinさぎぬま」を開催している。

 フロンタウンフィットネスとは、フロンターレがフロンタウンさぎぬま、Anker フロンタウン生田、富士通スタジアム川崎の3つの拠点で開催しているプログラム。さぎぬまでは月曜日から土曜日まで、ダンスや太極拳、ヨガなど多様な全15プログラムから気に入ったものを選ぶことができる。入会金は不要、支払いは1回ごとなので気軽に参加できるのも嬉しい。

 「日本舞踊deエクササイズ」は伝統芸能である日本舞踊の動きと、J-POP・現代フィットネスをかけ合わせたプログラム。和装洋装どちらでも参加できる。

 「K-POPカバーダンス」ではK-POPのサビを完全にコピーする。憧れのアーティストと同じダンスをマスターして、かっこよく楽しみながら体を動かすことができる。

 参加にはシステムへの会員登録が必要。システムと各プログラムの詳細はフロンタウンさぎぬまウェブサイトまで。

画像はいずれも川崎フロンターレ