横須賀・三浦版【12月13日(金)号】

横須賀市ふるさと納税 需要獲得へ「全方位攻勢」 1200品目用意、PRも強化

 今年のふるさと納税の納付期限が近づく中、横須賀市が年末の「駆け込み需要」の獲得へ攻勢を強めている。今年度、利用できるポータルサイト数を増やし、取扱品も価格帯やジャンル、容量などを見直し前年度比1・5倍の1200品目超まで増やすなど「全方位」の力の入れようだ。昨年度の寄付額は過去最高の4億円を突破。今年もこれまでのところ堅調に推移しており、関係者らが成果の結実に期待を寄せている。

 サーロインステーキ、プリン、天然まぐろ―。ふるさと納税のポータルサイト「ふるさとチョイス」に横須賀市の人気返礼品が並ぶ。食べ物以外にもオーシャンビューのホテル宿泊券やウインドサーフィンを保管するための艇庫使用権など、高所得者やニッチな領域も意識した「海のまち」らしい品揃えだ。市の担当者は「寄付金の獲得だけでなく、横須賀にちなんだ良いものを発信して地域の魅力を発信したい」と制度を通じた地域振興に意欲を見せる。

 ふるさと納税は都市部ほど税控除額(流出額)が寄付額(流入額)を上回る傾向があり、16年度に制度を導入した同市も開始以来、大幅な”赤字”が続いている。20年には約5100万円の寄付額に対し、控除額は10倍を超える約5億2千万円にのぼった。地方交付税の交付団体である市は減収額の75%が国から補填されるが、差し引いた流出分は1億円以上にのぼり、「市の財政状況から見て看過できない額」(市財務管理課)だった。

 そこで、市は事業者と連携しながら返礼品の充実に注力。新たな返礼品の設定とともに従来の品目の価格帯や容量・数量の選択肢を充実させ、今年度は昨年の779品目から1200品目超へ大幅に増やした。さらに利用するポータルサイトも既存の4から7サイトに増やし、間口を広げた。

 成果は結実しつつある。過去最高の寄付額を更新した23年度に続き、今年度も寄付は堅調で、当初6億円に設定した目標を7億円に上方修正した。中長期的には2桁の寄付額を見据えており、市ふるさと納税企画担当課は「寄付者のニーズを捉えながら、魅力ある返礼品づくりに努めたい」としている。

三浦市は黒字も課題

 三浦市は23年度約6千万円の流出に対し、約7億7千万円の寄付があった。制度導入以来、”黒字”を維持しており、制度による恩恵を受けている立場だ。

 ただ、寄付件数が約4万5千件、寄付金額が10億円を超えた22年度をピークに減少に転じ、23年度は約7億7千万円で20、21年度実績を下回った。現在ふるさと納税事業は市観光協会に委託しているが、返礼品の主力が「ほぼまぐろ頼み」で広がりに欠いている現状があり、市の担当者は「(寄付の)先細りを懸念している。商工会議所や水産業者、農協などと連携し新たな取り組みを模索したい」と話した。

開校が予定されている「秋谷葉山国際学園(仮称)」のイメージ図(県提供)

湘南国際村に国際学園 優先権者決定 27年開校へ

 横須賀市と葉山町にまたがる「湘南国際村」の一角に、インターナショナルスクール「秋谷葉山国際学園」(仮称)が開校することが明らかになった。県が4日、BC地区の一部約7・5haの利活用に向けた優先交渉権者に、(株)秋谷国際学園運営会社(同市秋谷)を選定した。今後地元説明会や事業計画の策定を経て2027年8月の開校を目指すとしている。

 設置するのは、同地区の仮設駐車場と「めぐりの森」の一部。地区の一部に木造2階建ての校舎3棟と体育館、グラウンドなどを整備する。

 また地元住民などがテイクアウトで一般利用できるカフェや屋外テラスなどを併設。駐車場(60台)とトイレを設置するほか、めぐりの森で環境配慮型の農園を運営するという。

 4歳(年中)から14歳(中学3年生)程度までの一貫教育で、全学年で定員440人を想定。グローバルな視点を育む「国際バカロレア教育」も視野に国際色ある人材育成に取り組む。目指す学校像として「世界で生きる力を育む、日本を代表するインターナショナルスクールの設立」を掲げている。

 来年1月以降、地元説明会や事業計画の策定を予定。同年後半以降、地区計画の変更や事業用定期借地権の設定契約を締結し、26年の着工を見込んでいる。

交流人口増へ期待

 湘南国際村には現在、2つの研究施設と官民合わせて16の研修施設などが立地。BC地区(計114・2ha)は2010年に民間事業者から無償譲渡され、県が「湘南国際村めぐりの森」と称し、官民で植樹活動などを行ってきた。

 県は19年に改訂した基本計画に基づき、民間活力を活用し一部エリアの利活用を図るため、事業提案を公募。期間中に2社の応募があり、同社の提案が「建物配置が近隣に配慮していることや、交流人口の増加など地元への効果が期待できる」として優先交渉権者に選ばれた。

卓越した技能者を国が表彰する「現代の名工」に選出された 佐久間 和男さん 横須賀市久村在住 64歳

受け継いだ技術 後世に

 ○…障子、ふすま、雨戸、格子戸など空間の内外を仕切る役割を持つ「建具」。製作は指先・手腕の器用さと、優れた形態知覚も求められる高度なもので、日本の伝統工芸として千年以上の歴史を持つ。「技術はまだまだ先輩に敵わない」という中での「まさか」の表彰は、職人としての腕だけでなく、神奈川県産木材を活用した家具の開発も評価されたものだった。

 ○…地元産スギを使用した家具ブランド「杉彩」の開発に着手したのは四半世紀前。木材供給の過多と建具店としての需要が落ち込む中、本業以外に活路を見出そうと始めたのがきっかけだった。家具には広葉樹、建具にはスギ、ヒノキといった針葉樹を使うのが一般的だが、「建具職人の作る家具」として差別化。素材の軽さと優しい肌触りで現在も好評を博している。普段は工務店とのやり取りが多い中、購入者からの声が直接聞けるのは新鮮だった。

 ○…建具職人である父の背中を見て育った少年時代。自宅1階の作業場は半ば遊び場で、余った木材を組み立てて船の模型などのおもちゃを作るなど、幼い頃からもの作りに親しんできた。20歳から5年間は秦野の建具店での修業で基礎を叩きこまれ、その後父の店を引き継ぎ、40年職人として腕を磨き続けている。

 ○…少子化に伴い、建具業界の人手不足はより深刻さを増す。その中で仕事を集め、従業員を雇うことで技術を継承していくことを「職人としての使命」としており、現在は若い弟子2人の育成にも力を注ぐ。口ではなく「背中で語る」姿勢だった修業時代の親方。直接教えてくれることは少なかったが、当時の経験が今の自分を型作った。今度は自分の弟子に技術のバトンを渡す。「これが僕なりの恩返しなんだ」

『Yokosuka1953』の撮影時。洋子さん(左)と木川監督

『Yokosuka1953』の木川監督 「GIベビー」その後の物語 映画作品、追加取材で書籍化

 戦後の裏面史として、あまり語られることのない占領軍兵士と日本人女性の間に生まれた「混血児」(GIベビー)のその後に焦点を当てた本を出版するプロジェクトが動き出している。混乱の時代に翻弄されて生きた女性と子どもたちの実相に迫る内容だ。

 本の制作に乗り出しているのは、ドキュメンタリー映画『Yokosuka1953』(2021年)を手掛けた木川剛志監督。終戦後の横須賀で米国人と思われる父と日本人女性の母の間に生まれたGIベビー、木川洋子(バーバラ・マウントキャッスル)さんが、66年ぶりに日本を訪れて生き別れた母を探す旅を記録した作品だ。

 洋子さんは母親の愛情を受けて育ったが、当時の世間の冷たい視線からか、5歳の時に横浜市の児童養護施設に預けられ、1953年に養子縁組で渡米することになる。洋子さんは母と交わした「必ず迎えに来るから」の約束の言葉を信じていたが、果たされることはなかった。

 作品では、来日した洋子さんが記憶の欠片を集めるようにして、秋谷の生家や海岸、周辺の神社などを訪れて過去の自分と家族の姿に邂逅していく。この時代を知る地域住民らが登場して、洋子さんを囲んで思い出を語る場面もある。

 木川監督は洋子さんを取材する中で、当時の横須賀には200人以上の無籍の混血児が存在していたことを知る。「望まない形での誕生も少なくなく、孤児になったケースや出産直後に乳児が遺棄されることもあったようだ」と木川さん。

 今回出版をめざす本は、映画では描き切れなかった物語のほか、2019年に来日した洋子さんが、「いま何を思うか」を渡米して追加インタビューすることを計画している。同じ境遇にあった洋子さん以外の人たちを追った取材内容なども盛り込むという。制作費を捻出するために現在、クラウドファンディング(「モーションギャラリー」のサイト)を実施中。戦後80年の2025年8月の完成を目指している。

上地市長(右)と小谷会長

横須賀商議所女性会 就学支援事業に寄付

 女性経営者らで組織する横須賀商工会議所女性会(小谷光子会長)は12月7日、歳末恒例のクリスマス・チャリティー・ディナーショーを本町のメルキュール横須賀で開いた。

 同会は経営資質向上と地域の商工振興を目的に活動している団体。並行して社会福祉に手を差し伸べる取り組みを1975年の設立時から継続している。チャリティ・ディナーショーは今回で33回目を数える。

 この日の収益の中から横須賀市の「『よかった ありがとう。』基金」に30万円を寄付。生活保護世帯の就学支援事業などに充ててもらう。このほかに経済的な事情で塾に通えない中学3年生を対象としたボランティア学習塾を開くNPO法人の後方支援として、軽食を届ける活動も行っている。

 上地克明市長は「横須賀は助け合いのある温かいまち。頂いた寄付を大切に使わせていただく」と感謝を述べた。

カレー食べて助け合い 500円の募金で1杯

 「カレーの街」の推進役を務める「カレーの街よこすか事業者部会」ほかの主催で12月15日(日)、歳末たすけあいチャリティーカレーのイベントが横須賀中央駅Yデッキ下広場で開かれる。

 同会に加盟する9店が各店自慢の海軍カレー・海上自衛隊カレー=写真=を合計900食用意。500円以上の募金を行うと1食提供される。午前11時開始で午後3時30分まで。30分単位で店舗が入れ替わる。雨天中止。

 募金は「神奈川新聞歳末たすけあい募金」に全額寄付される。

営業休止中のフードコート

横須賀PAフードコート 飲用外の水で食事提供

 横浜横須賀道路の横須賀パーキングエリア(PA)下り線内で、本来飲用に適さない「中水」を使用して飲食提供が行われていたことが、11月30日、東日本高速道路(株)(NEXCO東日本)の発表で明らかになった。フードコートの営業は同日から休止。上水への再接続工事を行い、13日午前7時から再開した。
 中水とは、使用した生活用水に再生処理を施した水道。水洗トイレの用水や公園の噴水などに使用されており、飲用には適さないとされている。

 同施設の給水管更新工事は、同社グループ会社が同27日に実施。上水に接続されるべき配管を中水に誤接続したのが原因という。中水はフードコートのほか施設外の売店、カップ自動販売機で使用され、同日から営業休止までに食事約900件のほか飲料などで約200件が提供された。

 同社は専門機関による中水の水質検査を実施し、「ご利用されたお客さまの健康に影響する可能性は極めて低いものと考えております」という見解を12日に発表。同日時点で健康被害の訴えは出ていないという。

洋上から初日の出望む 水中観光船と渡船で

 三崎漁港「うらり」前を発着所にしている水中観光船「にじいろさかな号」と城ヶ島渡船「さんしろ」による年始イベント「元旦初日の出クルーズ」が、来年1月1日に行われる。

 午前6時20分に出港。大人2千円、3歳〜小学生千円(税込)で先着85人。

 うらりチケット販売所前で当日午前6時からチケット交換。乗船者は出港10分前までに受付を済ませる。荒天時の欠航、出港の有無は前日午後6時までに連絡がある。

 予約、問い合わせはスバル興業【電話】046・881・0533。

三浦市ライドシェア 本格導入→試行に 市議会の反発受け転換

 自家用車を使って有償で乗客を運ぶ「ライドシェア」を巡り、三浦市は12月17日から実施予定だった本格導入を「試行」に切り替えた。市の財政負担に市議会から「市民が納得しない」との反発を受けてのもので、市が実施主体となるスキームは変わらない。

 実証実験終了後のライドシェアの実施に向け、市は11月市議会定例会に運行事業費約211万円を盛り込んだ補正予算案を提出。これに対し4日、市議から異論が相次ぎ、翌5日に市が本格導入を試行の表現に改めた。実施期間を来年3月までとし、利用状況や財源を含めて検証する。

 ライドシェアの本格導入を巡っては当初、市はタクシー事業者主体による実施を目指していたが、採算性が見込めないことから実証実験と同様のスキームでの継続が決まっていた。事業で見込む収入は180万円で、差額の31万円が市の費用負担として想定。不足分は市が追加負担する。

合唱する園児と見守る入居者

しらかばこども園 歌って踊って元気届け 介護施設で慰問活動

 しらかばこども園(池田町)の園児ら29人は12月10日、日の出町の特別養護老人ホーム「恵徳苑」で慰問活動を行い、歌やダンスの披露を行った。

 同活動は横須賀中央ライオンズクラブ(山口智弘会長)による地域奉仕貢献事業の一環。地域の子どもたちと高齢者をつなげ、高齢者福祉と園児の健全育成に寄与する目的で40年以上行われている。日本水産観光(株)による送迎バス協力のもと、園児が訪問。手話を使った創作ダンスや、「きらきら星」「ジングルベル」の鍵盤ハーモニカ演奏、合唱などを披露した。会場に集まった入居者は園児の元気いっぱいの発表に合わせ、手を叩くなどして楽しんだ。

 会の終盤には手作りで作成した写真立てを入居者らにプレゼントする場面も見られた。

 最前列で発表を楽しんだ入居者の女性は「子どもたちを見ると自然と笑みがこぼれる。元気をもらえた」と目を細めた。

課題解決へ意見交換会 高校生企画イベント

 県内の私立高校の生徒が主体となり、様々な分野の社会課題解決に向けて意見交換する「かながわ・ゆめ・みらい」が12月21日(土)、関東学院大学金沢八景キャンパス(金沢区六浦東1の50の1)で行われる。

 横須賀市からは湘南学院・三浦学苑・緑ヶ丘女子・横須賀学院が参加。「環境」や「医療」など理工系を中心にした14のテーマで高校生が各分野の専門家などと意見を交える。

 午前10時から午後3時30分。参加無料。詳細は同イベントホームページから。

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全国大会を控え、早朝の練習に精を出す吉田さん

森崎在住 吉田さん 健康の秘訣「目標持つこと」 70歳で重量挙げ日本一

 人生100年時代、健康の秘訣は――。

 還暦を過ぎてからトレーニングを始め、70歳で重量挙げの日本一に輝いた女性が森崎にいる。吉田かをりさん(72)。12月21日には愛媛県で開かれる3度目の「全日本マスターズ選手権大会」を控えており、記録更新を目指している。

 病で寝たきりになった夫を10年介護した。ベッドで介助したり、車いすに移すのに「腰痛持ちの身体では支障をきたすかもしれない」。ジムに通い始めたのはそんな理由からだった。

 重量挙げに興味を持ったのは、別の近所のジムに通い始めてほどなく。自分と同年代の女性がバーベルを挙げるのを見て「すごいな。目標を持ってやったら楽しいんじゃないか」。どちらかと言えば運動は不得手だったが、地道な練習が成果になって現れる重量挙げは肌に合った。

 昨日できなかったことが、今日できるようになる。70歳だった一昨年7月、年齢・体重別で競う神奈川県ウエイトリフティングマスターズの女子70歳59kg級に初出場し、優勝。同年9月には全日本選手権でも第1位に輝いた。さらに翌年も同じ階級で記録を更新して優勝した。

 「優勝といっても裏話があって、同じ階級に出場したのは私1人なんです」といたずらっぽく笑う吉田さん。とはいえ、ともに最高齢での出場で優秀な成績を収めた。

 2月に長年連れ添った夫が他界。一時は喪失感から競技へのモチベーションも失いかけた。

 「でも」と前を向く。「重量挙げを続けてきたから今の自分がある。健康で居続けるため、生涯続けたい」。孫や家族に大会の結果を自慢できるのも、密かな楽しみだ。

三浦市主催のセミナー 働きやすい職場とは

 男女共同参画が進む昨今、経営者や人事労務担当者にとって、誰もが働きやすい職場環境の整備は大きな関心事。ハラスメントを防止し、安心安全な職場を作ることを目指すセミナーを、三浦市市民協働課が来年1月31日(金)に実施する。

 テーマは「ちょっと待って!時代遅れかも?そのアウトプット〜ハラスメントのない職場環境を作るコツ〜」で、講師は市内出身の社会保険労務士・藤平多花子さん。職場での無意識の偏見に起因するハラスメントなどについて、事例を交えながら解説する。

 三浦市民交流センター「ニナイテ」で午後2時から4時。参加無料で定員30人。申し込みは同課【電話】046・882・1111(内線315)。

平野さんの指導を受ける参加者

シティサポートよこすか 競技経験問わず体験会

 卓球の基礎を学ぶ体験イベントが12月7日、池上コミュニティセンターで開かれ、小学生から高齢者まで約100人が参加した。(一財)シティサポートよこすかの主催。

 ロンドン五輪団体銀メダリストの平野早矢香さんが講師役を務め、「相手の速度に合わせる」「ラケットの動きを最小限に抑える」といった基本を伝授。競技歴の浅い参加者は「指導のおかげでバックハンドの精度が上がった」と笑みを浮かべた。

横須賀サッカー協会 来たれ”なでしこ” 小学生女子向けの体験会

 サッカーの楽しさを普及し交流を図る小学生女子向けの体験イベント「横須賀なでしこサッカーフェスタ」が1月11日(土)、佐原の横須賀リーフスタジアムで開かれる。横須賀サッカー協会の主催。

 対象は市内外の小学1〜6年生で競技歴は問わない。当日は簡単な準備運動から始まり、2学年ごとに別れてチーム戦などを行う。

 参加費1千円。午前8時30分から午後3時30分。詳細は同協会の天崎さん【携帯電話】090・1049・6747。

北下浦ふるさとマラソン RUN&SUPを新設

 三浦半島屈指の人気ランニングコースとして知られる野比海岸通りを駆け抜ける「第39回北下浦ふるさとマラソン大会」のエントリー受付が12月13日(金)から始まる。

 開催は来年の3月16日(日)。陸上の「RUN(2Km・3Km・5Km・10Km・親子ペア1・5Km)クラス」、海上の「SUP(2Km)クラス」に加え、初の試みとなる「RUN(5Km)&SUP(2Km)クラス」が設けられた。ひとりの選手が2種目を連続して行い、タイムを競う=写真は過去の大会風景。

 各種目のエントリー費ほか大会の詳細は公式ホームページ(【URL】https://kitashitaura.com/marason/)を確認。

古くて新しい交流行事 企業・団体対抗ソフトボール大会

 横須賀ソフトボール協会は11月24日、市内の企業や団体の交流を目的としたソフトボール大会「One Team CUP」を夏島グラウンドで初開催した。

 かつては多くの企業や地域で実施されてきた運動会などのレクリエーション。社内行事を嫌う若者が増えたことで近年は下火となっているが、薄れつつある人と人との交流を作り出そうと、新たな機会を設けた。

 同じ会社のスタッフ同士だけでなく普段は話すことのない異業種の人たちともコミュニケーションを図ってもらう狙い。汗を流しながら関係を深められるようにした。

 開会式で同協会の山本賢寿会長は「ソフトボールは大人の運動会にぴったり。勝負を楽しんで」と呼びかけた。

 9チームが参加。優勝は大神WATERS=写真=、準優勝はバタフライフィッシュ(長井水産・サガミ連合)、3位横須賀青年八日会。