八王子版【12月19日(木)号】
初宿市長(左)と樫井会長

八王子BBS会 瀬戸山賞を受賞 半世紀にわたる活動を評価

 非行や不登校などの困難を抱える少年・少女の支援活動に取り組む八王子BBS会(樫井陸会長=人物風土記で紹介=・21歳)が、このほど更生保護活動に優れた功績のある団体や個人に贈られる「瀬戸山賞」を受賞。12月10日に市役所を訪れ、初宿和夫市長に受賞報告を行った。

 BBSは、Big Brothers and Sisters Movementの略。同会は市内を中心に非行や社会不適応などの問題を抱える少年たちに対し、その名の通り兄や姉のように身近な存在として接しながら、立ち直りを支援する活動を行っている青年ボランティア団体。大学生や社会人の若手会員からなり、少年たちの学習支援や悩み相談、親子や地域の交流を深めることを目的とした凧づくり・凧揚げ教室などを通じて、犯罪や非行のない社会の実現に向けた活動を半世紀にわたり続けている。

 こうした長年の功績が認められ今年度、日本更生保護協会が1団体・4個人に贈った瀬戸山賞の受賞団体に選ばれた。授賞式は10月に東京国際フォーラムで開催された「更生保護制度施行75周年記念全国大会」で行われ、同協会の大林宏副理事長から樫井会長が表彰状を受け取った。

地域の理解を

 市長表敬で初宿市長は「長年にわたり、立ち直ろうとしている子どもたちの支えになってくれていることをありがたく思う。今回の受賞も、これまでの積み重ねに対する評価の表れ。今後さらなる活躍を期待している」と感謝を述べた。

 樫井会長は「非行は少年たちの心からの叫び、SOS。家族や友だちなどの大切にしたいと思う人、周囲から大切にされているという実感が非行に走らない心のブレーキになる。BBS会はそんな存在を目指している」と説明。近年は非行少年が減少している一方で、不登校などの生きづらさを抱えている少年の相談が増えているとし「立ち直りには地域の理解や協力が不可欠。関係機関や団体、地域を巻き込みながら活動を展開していきたい」と展望を語った。

現代の名工として表彰された門倉さん

株式会社エイト 門倉さん、現代の名工に コンクリート床研磨で

 不動産や建物の総合管理事業などを手がける(株)エイト(本社・明神町)の代表取締役社長・門倉裕さん(55)が、厚生労働省の2024年度「卓越した技能者(通称:現代の名工)」の1人に決定。コンクリート床を研磨し、表面を鏡のように磨き上げる技術の第一人者として表彰された。

 この制度は、金属加工や機械器具組立・修理、衣服の仕立、大工など、その道で第一人者と目されている技能者を表彰する制度。技能の世界で活躍する職人や志す若者に目標を示し、優れた技能を次世代に承継していくことを目的に1967年から行われている。今年度は職業別で全22部門・138人が表彰された。

 門倉さんは「コンクリート機械運転工」として表彰された。第一人者とされるコンクリート床研磨とは、空港や商業施設、オフィスビルなど、海外では主流の仕上げ方。経年変化などが原因でヒビや傷が入り、腐食したコンクリート床の表面を削り直し、特殊な薬剤を調合した修復材を塗布し研磨加工を繰り返すことで、まるで大理石のように仕上げることができるという。

 コンクリートの種類や材質を分析して刃の硬度や回転数を算出したり、より滑らかな表面にするための薬剤選びなど難易度は高く、工法は知っていても門倉さんほどの滑らかさで仕上げられる技術者は世界でも珍しいという。

 厚労省からも「独自の工法により磨き上げることは簡単にはまねできない技術」と評価された。

 門倉さんは表彰を受け、「うれしかった。推薦してくださった八王子商工会議所に感謝している。この技術は、省エネやエコにつながっている。地球環境のためにもなるので、広めていきたい」と話した。

 1988年に創業し、不動産や建物総合管理事業、米軍・海外事業などを手がける同社。「コンクリート研磨」の分野に門倉氏が着手したのは、約15年前。米軍基地からの需要に応えるため、知識も経験もない中、手探りで実験を繰り返す日々が始まった。「ピカピカに仕上げるのは、最初はすごく難しかった」と振り返る。海外から研磨のための専用機械を取り寄せて分解したり、休日返上で開発と向き合った。門倉さんは「お客さんを驚かせたいという気持ちが原動力。会社としてここまで挑戦させてもらえたのも大きい」と開発環境への感謝を述べる。

 今後の目標を尋ねると「宇宙」と一言。材質と薬剤を掛け合わせて磨くというその特殊な技術は大学教授からも注目されており、「宇宙開発の一翼を担えるかも」と夢を描く。「とにかく行動して、可能性があるものはなんでもやってみたい」と門倉さん。

瀬戸山賞を受賞した青年ボランティア団体「八王子BBS会」の会長を務める 樫井 陸さん 中央大学3年生 21歳

困難抱える子 寄り添い支える

 ○…「好きで非行に走る子はいない。自分たちが同じ目の高さで寄り添うことで、心の拠り所になれれば」。困難や生きづらさを抱える子に、兄や姉のように身近な存在として接することで立ち直りを支援する八王子BBS会。4月から代表を務める同会が、このほど更生保護の優れた功績を称える「瀬戸山賞」を受賞した。「先人たちによる長い積み重ねがあってこその受賞」と謙遜するが、警察官を志し、大学で少年司法を学ぶなど、更生保護活動にかける思いは人一倍熱い。

 ○…将来の道を意識したのは中学2年生の頃。担任教諭が元警察官だったこともあり、治安を守っている人たちの存在にあこがれを持った。高卒で進む方法もあったが「法を執行する立場になるなら、白黒付け難い場面でも多くの人を納得させられる答えを出せるようになりたい」と法学部へ。ゼミで刑事政策を学び、少年や高齢者が犯罪に巻き込まれないよう防犯セミナーや啓発チラシの配布にも参加する。

 ○…大学の授業を通じて少年司法に関心を持ち、更生保護に関わりたいとBBS会に入会した。保護観察の少年などと接して感じたのは、更生に近道はないということ。「時間がかかっても少年が前を向いて歩いて行けるよう、人生に影響を与えられれば」と活動する。千葉県の自宅から八王子まで片道2時間半。それでも続けたいと思えるほど、活動にやりがいを感じている。

 ○…プライベートでは旅行好きの一面も。マイカメラを手に、見知らぬ土地を散策する非日常を楽しんでいる。近頃、ウイスキーにも目覚めた。飲み会で初めて飲んで以来、その複雑な味わいに感動し、少しずつ試しているという。「一言で言い表せない無限大のフレーバーが魅力です」

同協議会が支援する小中学生を対象としたプロコンの発表会の様子

プロコン 学生が発表

22日見学可能

 プログラミングにおける学生の創造力と技術力を競う「八王子学生DXコンテスト」が初めて開催される。12月22日(日)には、八王子市学園都市センター第一セミナー室(旭町)で一次審査が行われる。

 午前9時50分から。一般の見学も可能。

八王子の課題解決へ

 コンテストは市内の大学・高専に在籍する学生や市在住の学生が、AIをはじめとするデジタル技術を駆使して地域の課題を解決するアイデアを提案する。課題解決の例としては八王子観光プロモーション、不動産仲介(空き家マッチング)、商店街活性化、老舗店舗のPRなど。10月から11月まで募集を行った。

6月に最終結果

 当日は書類選考を通過した19チームが、10分間のプレゼンテーションと質疑応答を経て審査を受ける。審査を突破したチームは、アイデアの具体化に向けたメンタリングを受け、最終的には来年6月29日に東京たま未来メッセ(明神町)で開催される最終発表会・表彰式に進む。

 同実行委員会が主催し、「八王子をデジタル先進都市に」と活動する一般社団法人八王子デジタル教育支援協議会が支援する。

 問合せは事務局【電話】042・649・3481(午前10時〜午後5時/土日祝・年末年始除く)

京王電鉄 親子で星空観察 参加者 募集中

 京王電鉄(株)が2025年1月25日(土)、「親子で見よう!星空観察会」を高尾の森わくわくビレッジ(市川町55)を会場に開催する。

 当日は午後2時45分に京王線高尾駅北口に集合し、会場へ移動。コスモプラネタリウム渋谷で”癒しの星空解説員”を務める永田美絵さんを講師に迎え、その日に見える星や星座の講義を受けたあと、ミニ天体望遠鏡を組み立て使用方法を学ぶ。休憩を挟み6時過ぎから星空観察を開始し、8時には終了予定。雨天決行。

 対象は小学4年から6年とその保護者(2人1組)。参加費は1組2000円。定員は20組40人(多数の場合は抽選)。申込みは記事内の2次元コードから。当選者には1月8日(水)ごろにメールで連絡。問い合わせは京王電鉄広報部【電話】︎042・337・3250(平日午前10時から午後6時まで受付)。

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新米の炊き上がりを喜ぶ上川口小の児童ら

上川の里 育てた米を釜炊きで堪能 上川口小児童と住民ら

 上川町にある上川の里特別緑地保全地区の田んぼで12月14日、市立上川口小学校(市川利幸校長)の児童や地域住民らが自分たちで育てた米をかまどで炊いて味わう試食会が開かれた。

 食育や地域に根ざした総合学習の一環として、児童による稲作体験を続けている同校。8年前から同地区の田んぼで実施するようになり、里山の保全活動に取り組むNPO法人街づくり上川(高野誠三理事長)が稲作指導や水田管理などに協力している。児童らは同法人やPTAなどの協力を受けながら、今年も6月に田植え、10月に稲刈りや脱穀を行っていた。

過去一番の出来栄え

 試食会には同校の児童や保護者、教師、学校運営協議会と、同法人、地域住民、ボランティアに訪れた都立八王子北高校グローカル探究部など約50人が参加。6升の新米をかまどで炊いて、持ち寄った豚汁や煮物、漬物などと一緒に味わった。同校6年生の小林萌姫さんは「とってもおいしい。みんなで作ったご飯を、たくさんの人と一緒に食べられてうれしい」とにっこり。市川校長は「稲作体験を通じて、普段食べているお米が長い時間をかけて作られていることを学び、日々の食生活を大切にしてもらえれば」と期待する。

 子どもたちに米作りを指導した同法人の浅賀敏夫さん(75)は「今年はシカの食害対策をしたこともあり豊作。粒が大きく、甘みのある今までで一番おいしい米になった。子どもたちが喜んでくれたことが何よりうれしい」と話した。同校では収穫した米を12月中の給食で使用するほか、全生徒の家庭に配布する。

猿などに食べられないようゆずを切る生徒

不要ゆず、地ビールに 獣害対策で生徒らが収穫

 下恩方町にある聖パウロ学園高等学校(小島綾子校長)の生徒らが12月12日、獣害対策のため個人宅に実ったゆずを収穫した。ゆずの一部は来年、高尾ビール株式会社(初沢町/池田周平代表取締役)の商品に使われる予定だ。

 猿やイノシシなどにより、農作物や人間の生活に被害を及ぼす獣害。実った果樹などをそのままにしていることが誘因の1つだと言われている。

 そこで八王子市では昨年から、学校や町会と協働で、収穫予定のないゆずの収穫を生徒が手伝う取り組みを始めた。昨年は上恩方町の農園で約120キログラムを収穫。市が買い取り、学校給食として市内の児童・生徒たちに提供された。

足場悪くとも「楽しい」

 今回、要請のあった上恩方町にある個人宅に向かったのは、同高校の有志生徒約50人。斜面に植わっていたゆずの木13本はこの日のために切り倒されており、生徒たちは足場の悪い中、一斉に作業を行った。黙々とハサミを動かしていた女子生徒は「木についているトゲが怖いけど、切るのは楽しくて熱中する」と話し、ゆずをビールにすると聞いた男子生徒は「商品ができたら飲んでみたいけど」と残念がった。

 小島校長は「こういった楽しい体験を入口にして、獣害という地域課題を知るきっかけにしてほしい」と期待する。収穫に同行した高尾ビールの池田代表は「来年3月頃に商品を発表したい」とあいさつした。

 収穫後、生徒たちには事前に獲ったゆずでつくったジャムが振る舞われた。この収穫会は別日にも他の住宅で行われ、恩方中学校の生徒が参加している。市獣害対策課では「合計700キログラムぐらい収穫できたのでは」と話している。

2連勝に大きく貢献した伊藤選手

ビートレインズ ホーム2連勝、湘南くだす MVPに高橋選手と伊藤選手

 プロバスケB3・東京八王子ビートレインズが12月13・14日の2日間、エスフォルタアリーナ八王子でホーム戦を行い、今季初となる2連勝を飾った。湘南ユナイテッドBC相手に77―69、91―73と善戦。ビートレインズは前回のホーム戦で立川ダイスに1勝しており、今節でホーム戦3連勝となった。また、エスフォルタアリーナのメインアリーナでの節2連勝は、2022年2月19日の豊田合成スコーピオンズ戦以来となる。

 初日は第1クォーターで10得点を決めた高橋浩平選手が、翌日は3ポイントシュートを75%の確率で決め大きく貢献した伊藤修人選手がMVPに選ばれた。来場者数は2日間で合計2954人。選手たちは久しぶりの2連勝を、ブースターと共に喜んだ。

 今年最後のホーム戦となった第12節を終え、戦績は全17チーム中14位に浮上した。

高校で職業説明

 ビートレインズは地域貢献にも力を入れており、12月11日には八王子実践高校で行われた職業ガイダンスに参加。生徒が興味のある職業の説明を聞く形式で行われ、ビートレインズのクラブスタッフがバスケを中心に、スポーツビジネスについて解説=下写真。登壇したスタッフの常田紗世さんは「スポーツビジネスは地域とも密着している。関心を持ってもらえれば」と話していた。

紙面で振り返る一年 2024年 八王子回顧

 元日の能登半島地震から始まり、新紙幣の流通開始やパリ五輪の開催、石破茂新政権の誕生などさまざまな出来事があった2024年。紙面で紹介した記事から、八王子の1年を振り返る。

上半期

 【1月】▽元日に発生した能登半島地震を受けて、市内でも被災地への市職員派遣や募金箱の設置、八王子青年会議所などの各団体による支援物資の輸送などが行われた。▽市内の新成人7256人の門出を祝う八王子市の二十歳を祝う会が開催。▽新人5人が立候補した八王子市長選挙で、元東京都職員の初宿和夫氏が初当選。(【1】)

 【2月】▽「第74回全関東八王子夢街道駅伝競走大会」が開催、約1800人が甲州街道を駆け抜けた。▽帝京大学八王子キャンパスの中山京子教授がマリアナ諸島の政府観光局から名誉観光大使として表彰。▽日本マスターズ水泳協会公認の大会で、宮下町在住の長谷部征子さんが日本新記録。

 【3月】▽八幡町を舞台にした短編映画『此処だけの話』が公開。八幡町出身の塩野峻平監督がメガホンを取った。▽ご当地グルメ「八王子ナポリタン」を広める有志団体「八王子ナポリタン倶楽部」が10周年。▽「桑都・八王子のふるさと料理」が、文化庁「100年フード」に認定。(【2】)▽京王八王子ショッピングセンターが閉館。

 【4月】▽八王子市が「ごみの少ない自治体」の人口50万人以上の都市部門で2年連続全国1位に。▽オリンパス株式会社の石川町への本社移転が完了。▽館町のトヨタ東京自動車大学校が創立70周年。整備士など2万7000人以上を輩出。▽児童合唱団「はちおうじキッズシンガーズ」が誕生。(【3】)▽高尾山さる園・野草園で、2匹の赤ちゃん猿が誕生。

 【5月】▽海外友好交流都市の台湾高雄市から鳳山小学校の児童が来訪。緑が丘小児童らと音楽交流会を実施。▽市内出身・在住のプロボクサー佐々木尽さんがアジア2冠を獲得。▽カヌーフリースタイルワールドカップで、八木町在住の高久瞳さんが金メダル。

 【6月】▽三井アウトレットパーク多摩南大沢の営業継続が決定。▽交通安全子供自転車東京大会で楢原小学校のCチームが団体優勝。▽「八王子市未就園児すくてく通園事業」がスタート。

下半期

 【7月】▽(株)島田電機製作所の工場内にアミューズメント施設「OSEBA(オセバ)」が誕生。▽都議会議員補欠選挙の八王子市選挙区で、元都議の滝田泰彦氏が当選。▽第一小学校合唱団の五重唱が、全日本こどもの歌コンクールでグランプリ。

 【8月】▽八王子まつりに来場者80万人。(【4】)▽市子育て応援サポーターに、元競泳オリンピアンの田中雅美さんが就任。▽台風10号で記録的豪雨。30日は観測史上1位更新。

 【9月】▽プロバスケB3「東京八王子ビートレインズ」、プロリーグ参入10年目のシーズン開幕。▽館クリーンセンターで、能登半島地震の災害廃棄物を多摩地域で最初に受け入れ。▽「八王子駅南口集いの拠点(仮称)」の地鎮祭を実施。

 【10月】▽横山学童保育所跡地に「デジタルフロントスポット長房」開設。▽八王子学園八王子高等学校の吹奏楽部が都吹奏楽コンクールで金賞、全国大会でも金賞に輝く。▽八高線が全線開通から90周年。▽八王子消防記念会が日光東照宮で66年ぶりに木遣を奉唱。(【5】)▽第50回衆議院議員総選挙の東京第24区で前職の萩生田光一氏が7度目の当選、第21区は前職の大河原雅子氏が3度目の当選。(【6】)

 【11月】▽八王子商工会議所が創立130周年記念式典。▽姉妹都市盟約50周年記念の「三都絆祭」が開催。▽パリ五輪柔道銀メダルの高市未来さんと、多摩織の伝統工芸士である澤井伸さんに市民栄誉章を授与。▽警視庁拳銃射撃競技大会で八王子警察署の4人が団体戦で優勝。

 【12月】▽市内全5館の八王子市学校給食センターの整備が完了したことを祝い記念式典。

校舎と体育館を結ぶ渡り廊下を彩るイルミネーション

パパの力作 きらめく 楢原小のイルミが5年目

 市立楢原小学校の校舎と体育館を結ぶ渡り廊下に、今年も色とりどりに輝くイルミネーションが飾り付けられた。同校に通う児童の父親らでつくる「パパサンズ」(湯浅太郎代表)が企画・運営しているもので、今年で5年目。夕暮れから午後8時頃まで点灯し、子どもたちや通行人の目を楽しませている。設置期間は12月27日(金)まで。

コロナ機にスタート

 新型コロナウイルスが流行し、多くのイベントが開催できなくなった2020年。同校の学校運営協議会とパパサンズが「屋外で自由に見ることができるイルミネーションで子どもたちを笑顔にしたい」と、家庭で不要になった電飾を地域や保護者から譲り受けて始めた。その思いが引き継がれ、コロナが収束して以降も続けられている。

 今年もパパサンズで1日がかりで設置し、7日に点灯式を催した。劣化した電飾は、保護者などから新たに寄贈されたものと交換しているが、廃棄する数が多いため、今年初めてパパサンズの予算で買い足した。湯浅代表は「使わなくなった電飾があれば譲ってほしい」と呼びかける。関係者以外は学校の敷地内に入ることはできないが、「外からも見えるように飾り付けているので、敷地外から楽しんで」と湯浅代表。

聴覚障害に理解深めて 南大沢で市民自由講座

 市民自由講座「2025東京デフリンピックを知ろう! 聴覚障害って何だろう?」が1月11日(土)と18日(土)の全2回、生涯学習センター南大沢分館で開催される。午後6時から7時30分まで。

 元東京都立ろう学校教員で手話通訳士の長谷川秀一さんが講師を務め、来年11月に東京で開催されるデフリンピックや聴覚障害について学ぶ。

 受講料400円。事前申込み制で先着60人。メール(【メール】kouza-mina

mi@city.hachioji.tokyo.jp)に講座名、氏名(ふりがな)、年齢、住所、電話番号を記し申込む。問合せは同館【電話】042・679・2208。

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国際理解深める講演会

 八王子国際協会が2025年1月12日(日)、国際理解を深めるための教育ワークショップ研修講演会を開催する。会場は八王子市生涯学習センター10階第2学習室。午後2時から4時30分まで。

 「八王子から始める持続可能な未来の世界」をテーマに、東京未来大学の中澤純一さんを講師に招く。対象は興味のある中学生以上。定員は先着30人。参加費500円。申込み・問い合わせは同協会【電話】042・642・7091。

市内14高校が出演 吹奏楽フェス

 「第39回市内高等学校吹奏楽フェスティバル」が、12月22日(日)に子安町のJ:COMホール八王子で開催される。午後0時10分から4時5分まで(開場は午前11時40分を予定)。入場無料。

 全日本吹奏楽コンクールで金賞を受賞した八王子学園八王子高等学校など市内14校が出演し、躍動感のある演奏を披露する。満席の場合は入場できないことも。問い合わせは市学習支援課【電話】042・648・2231。