大和版【12月20日(金)号】

大和警察署 飲酒運転は絶対だめ 年末にむけ取締り強化

 年末に差し掛かり、飲酒の機会も増えるこれからの時期。大和警察署(森田仁志署長)では、飲酒運転の根絶に向けて取り締まりや啓発キャンペーンなどを強化している。

 大和警察署の交通第一課によると、同署管内(大和市・綾瀬市)における2020年〜23年の飲酒運転の検挙件数は19件、19件、27件、16件と推移している。

 今年は、12月12日時点で昨年を上回る19件。同課担当者は「経済活動なども新型コロナウイルスの流行前に戻りつつあり、飲酒の機会も増えていることが要因の一つでは。気持ちの緩みもあるはずで、いっそうの警戒が必要」と指摘する。

 県では毎年12月を「飲酒運転根絶強化期間」に位置付けている。大和署でも対策や啓発に力を入れている。検問の強化、大型商業施設での啓発キャンペーン、自動車を利用する企業をはじめとした各地域の事業所への安全講話の実施など、飲酒運転根絶に向けた取り組みは多岐にわたる。

 同課担当者は「飲酒運転は故意によるもので、そのため罪も重い。厳罰化されていることをあらためて考えてほしい」と訴える。

自転車も罰則対象

 道路交通法が今年11月1日に改正され、新たに自転車の「酒気帯び運転」が罰則として設けられた。「3年以下の懲役、または50万円以下の罰金」が科され、酒の提供者や同乗者も懲役や罰金の対象となる。

 忘年会シーズンが続く中、担当者は「自動車はもちろん、自転車も『飲んだら乗るな』。飲酒運転は絶対にだめ」と呼びかけている。

玄関に飾られた自身の作品と並ぶ萌恵さん=13日・深見西の自宅で

江川萌恵さん 0.03ミリで描く世界観 年内最後の創作佳境

 極細の水性ペンで、独自の世界観をモノクロで表現するアーティストが大和にいる。「萌木さく」の名で活動する江川萌恵さん(22・深見西在住)は、このほど行われた県主催の第1回「かながわともいきアート展〜生きること、表現すること〜」の公募展で最高位となる「大賞」を受賞するなど、注目を集めている。

 「こんにちは」。今月13日、深見西の自宅で出迎えてくれた萌恵さんは、障害のある芸術家による国際コンクールに出す作品の制作に励んでいた。

 純白のオーバーオール姿で水彩紙に向き合う瞳は、0・03ミリのペン先を見つめる。やり直しがきかない作業は多大な集中力を要するが、表情は穏やかだ。「作品の中身はまだお伝えできません」が「テーマはすぐに決められた。その後は勢いに任せて、一気に」

 1日に3時間ほど制作を進めている。今月末に迫った応募の締め切りを前に、年内最後の創作活動もいよいよ佳境を迎えた。「思い描いた世界観をしっかり形にしたい」と意気込む。

 母の京子さん(45)によると、萌恵さんは生まれつき脳幹に障害があり、人とのコミュニケーションが苦手。適応障害や自閉症がある。幼稚園児のころから手先が器用だった。小学校高学年になると京子さんは萌恵さんに画材を買い与えた。

 2019年に「コピックアワード」の次世代アーティスト賞を受賞すると、その後も全国規模のコンペで入賞を重ねていった萌恵さん。今年11月に表彰式が行われた「かながわともいきアート展」では、傷ついた蝶に舞い降りる鳳凰を描いた「不滅の国」が大賞に。動物や自然、架空の生き物が共存する世界観は、高く評価された。

「ベストアーティスト」

 「こんなにたくさんあります」。萌恵さんはインク切れのペンが大量に入った箱を見せてくれた。1枚の作品を描くのに1カ月〜半年。ペンは3〜10本以上消費する。

 「ペン画家」として活動する萌恵さんは今年11月、横浜市で初の個展を開いた。9日間でおよそ400人が来場し、8枚の作品が売れた。「2度目の個展を開くことが来年の目標」と萌恵さんは笑顔で明かす。

 そんな愛娘には「自立し、羽ばたいてほしい。それまでできる限りのサポートをしたい」と京子さん。小学校卒業時の寄せ書きに「ベストアーティスト」とつづった萌恵さんの夢は、始まったばかりだ。

手話サークル「双和会」の創立50周年記念大会で実行委員長を務めた 竹野 美津枝さん 柳橋在住 75歳

「ありがとう」伝えたくて

 ○…多くの人が集まった会場を見上げ、これまでの努力が報われた気がした。手話サークルが迎えた半世紀の節目を飾る記念大会。今年5月から実行委員長として準備に奔走。プレッシャーもあった。それでもやり切れたのは「メンバーのサポートがあったから」。自然と右手が上下に動く。記念大会を無事に終え、「燃え尽きたような気持ち」とぽつり。安堵と解放感が入り混じる。

 ○…東京都に生まれた。子どものころから手先が器用だった。習い事のそろばんは上手に弾き、中学校では家庭科部に所属。料理や手芸にのめり込んだ。高校卒業後は父が営む会社に入り、経理を担当した。結婚は25歳。3人の子どもに恵まれた。「今ではひ孫もいてね。来春の入園を前に手さげ袋を手作りしてあげるの」とにっこり。優しい眼差しで裁縫に取り組んでいる。

 ○…手話に関心を持ったのは40代のころ。タクシードライバーだった当時、耳の不自由な人を乗せた。障がい者手帳の提示で料金が割引になるが「『手帳はお持ちですか』と聞くことができなかった。『ありがとう』も伝えられなかった」。50歳の時に双和会主催の講習に参加し、そのまま入会した。今では「右手をこう上下に動かしてね」と手話で感謝を伝えられるようになった。

 ○…双和会に加わり、来年で四半世紀を迎える。仲間も増え、手話の腕前も上達した。これからもサークル活動を続けていこうと考えている。「手話を始めようという人たちのお手伝いができれば。皆が感謝を伝え合えたら、素敵でしょ」。体力づくりのために引地台公園を散歩するのが、リフレッシュの時間。「これからも元気に日々を過ごしていきたい」。穏やかな日常への感謝も忘れない。

相続対策セミナー 株式会社小菅不動産

 大和市内を中心に不動産の売買・仲介を展開する株式会社小菅不動産(小菅貴春代表取締役)が2025年1月〜6月の期間、「相続対策セミナー」を開講。現在、受講者を募集している。各回先着20人。受講料は無料。

 この講座は、相続問題をあらゆる角度から各専門家とともに支援する「やまと相続サポートセンター」が開催しているもの。全6回シリーズの講座で、相続の基礎知識を学ぶことができる。講師は、上級相続支援コンサルタントの渡邉巽氏が務める。

 日程は1月25日(土)、2月22日(土)、3月22日(土)、4月19日(土)、5月24日(土)、6月28日(土)。各日午前10時〜正午まで。場所は小菅不動産本店セミナールーム(上和田1790)。セミナーに関する問い合わせ・申し込みは【フリーダイヤル】0120・99・1055へ。

「紅葉と涸沢槍」=提供

四季の風景など31点 12月22日まで 写真個展

 大和市渋谷学習センター(渋谷5の22)1階ギャラリーで12月22日(日)まで、渋谷在住の佐藤正一さん(71)による写真個展「私の心象風景part6」が開催されている。午前9時から午後6時(最終日は午後3時)まで。

 写真活動歴34年で、これまで125回ものコンテストに入選・入賞してきた経験を持つ。個展では、今年一年間かけて撮りためた四季の風景や祭り、山岳などの写真31枚が展示されている。

 佐藤さんは「写真を見て、その場に行った気持ちになってもらえたら嬉しい。期間中は会場にいるので、写真を撮ってみたいという人は声をかけていただければ」と話す。(問)佐藤さん【電話】046・267・5757

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読まれた札を取る子どもたち

「交流の場つくれた」 中央林間加留多(かるた)大会

 第11回「中央林間加留多大会 太陽杯」(島田優実実行委員長)が14日、ポラリスで開催された。

 同大会は郷土の歴史や文化、地名を分かりやすく伝えようと16年ほど前に作られた「中央林間博覧強記加留多」を使った競技大会だ。

 5年ぶりに開かれた今回は、3人一組の11チームが参加。3つのグループに分かれ、予選リーグで1位となったチームが決勝リーグへ進んだ。大人も子どもも分け隔てなく、真剣勝負が行われていた。

 優勝したチーム「しゅはたでGO!」は、2位のチームとの試合で24枚対23枚の一枚差で勝利。同チームは「カルタは大人も子どもも楽しめるもの。豪華なお菓子も頂けて、楽しい大会だった」と話した。

 島田実行委員長は「初対面の方々が和気あいあいと話す姿が見られた。交流の場を作れたことが本当にうれしい」と大会を振り返った。

交通安全部門の最優秀作品

安全安心の功労たたえる まちづくり推進大会で

 第20回「安全なまちづくり推進大会」(主催/市交通安全対策協議会・市防犯協会・大和市)が7日、市保健福祉センターで開かれ、関係者ら200人超が参加した。

 「市安全なまちづくり表彰式」と題して、地域の交通安全や防犯に貢献した個人・団体に感謝状や表彰状が贈られた。

 受賞した個人・団体は次の通り(敬称略・順不同)。

【市交通安全功労者表彰】▽大川志保(鶴間地区交通安全母の会)、古山みどり(同)、山寺幸夫(市交通指導員連絡協議会)、橋本哲雄(市交通安全シルバーリーダー連絡協議会)

【市防犯功労者表彰】▽荻窪春雄(大和原自治会)、天野洋一(同)、橋詰久男(下和田自治会)、大和原自治会

【市安全安心ポスターコンクール表彰・交通安全部門】▽最優秀賞/狩野凜桜(福田小4年)▽交通安全協会特別賞/内田菜々(林間小3年)▽優秀賞/猿田萌乃(文ヶ岡小1年)、宮下悠(下福田小2年)、吉田芽生(大和小3年)、渡辺陽仁(大野原小4年)、新田梨花(文ヶ岡小5年)、伊藤花(西鶴間小6年)

【同・歩きスマホ防止部門】▽最優秀賞/戸ヶ崎陽大(中央林間小6年)、宮本虹瑚(つきみ野中3年)▽優秀賞/内田楓(林間小4年)、渡邊音景(上和田小5年)、川口実愉(大和小6年)、小林結凪(つきみ野中1年)、峯美咲(渋谷中2年)、中尾紅葉(下福田中3年)

【同・防犯部門】▽最優秀賞/大家羽多(つきみ野中1年)▽防犯協会特別賞/野澤愛海(南林間中2年)▽優秀賞/新城綾菜(鶴間中1年)、松井愛莉(引地台中1年)、山口奏(同)、松下灯里(同2年)、上田咲来(光丘中3年)、向井琥珀(渋谷中3年)

 式典の第二部では、第20回を記念して県警音楽隊による演奏も披露された。

安田代表と握手

県PRキャラ会場を沸かす

 県PRキャラクター「かながわキンタロウ」が10日、レンブラントホテル海老名で行われた(株)安田物産(安田幹仁代表取締役社長/深見西)の下期報告会に登場、会場を沸かせた。

 同社は今年11月、県とともに同社が給食を提供する海老名市の幼稚園でかながわキンタロウの周知活動を実施した。こうした縁もあり、この日、県の職員らによる特別講演なども行われた。

手話劇の様子

次の50年へ決意あらた 双和会が記念大会

 市内で活動する手話サークル「双和会」(田邊季子会長)の創立50周年記念大会が8日、市保健福祉センターホールで開催され、およそ200人が来場した。

 古谷田力市長ら多くの来賓が駆けつけ同会の節目を祝った。式典に続いて行われた手話劇では、会員らが「浦島太郎」を題材にオリジナルの脚本で会場を沸かせた。

 記念大会の実行委員長を務めた竹野美津枝さん(=人物風土記で紹介)は「これからも活動の輪を広げていけたら」と抱負を語った。

家庭系可燃ごみ 有料化導入は21% 県内自治体アンケート

 家庭系可燃ごみの有料収集(※1)を行う神奈川県内の自治体は2024年11月14日現在、6市1町あり、県内33自治体に占める割合は21%であることが、タウンニュース社のアンケート調査で分かった。国は有料化を推進しており、22年時点で全国の実施率は62%(※2)。

 アンケート調査は、11月1日から11月14日までの期間で実施。家庭系可燃ごみの有料収集の実施状況や開始時期などを問い、すべての自治体から回答を得た。

 全33自治体のうち、有料回収しているのは11月14日現在で7自治体で、全体の21%だった。

「排出量減少した」

 県内で最も早く有料化に踏み切ったのは、二宮町で1997年。2006年以降は有料化を始める自治体が増え、近年は茅ヶ崎市が22年に有料収集を開始した。7自治体はいずれも指定のごみ袋を使い、有料化で得られた収入を指定ごみ袋の製造や処理施設の運営費などに活用している。

 大和市では、分別・減量化の推進や排出者責任の明確化などを目的に、二宮町に次いで06年7月からごみ袋の有料化を開始した。

 今回の調査では有料化導入後のごみ排出量は、全自治体が「減少した」と回答。その反面、大和市は「個人宅への不法投棄」などを有料化後の課題に挙げた。

「予定ない」48%

 有料化していない26自治体のうち、10自治体が「有料化を検討中」と回答。検討理由について「ごみの減量化・資源化を進めるための効果的な施策の1つ」(相模原市)、「ごみ減量が想定通りに進まない場合の対応策の1つ」(松田町)などが上がった。

 一方、「導入予定はない」と回答したのは16自治体で、全体のほぼ半数の48%だった。「ごみの排出量が計画どおり、減少しているため」(厚木市)、「ごみ減量対策の最終手段と捉えているため」(綾瀬市)などを主な理由としている。

 ごみ問題に詳しい東洋大学の山谷修作名誉教授(経済学)は神奈川県内の状況を「総排出量が減っている模範的な例」とした。その上で有料収集については「近年開始した自治体も多いが、導入前の審議や調整に壁を感じている場合もあるのでは」と分析している。

(※1)ごみの有料収集とは、自治体へ処理手数料を支払っていることを指す。単に自治体がごみ袋を指定している場合とは異なる。

(※2)全国の家庭系可燃ごみの有料収集率は「一部有料」としている自治体を除く。

【アンケート調査の詳細は次のURLまたは二次元コードからご確認ください】

https://docs.google.com/spreadsheets/d/1gd4m5mdaf-S6BLZP49HHxgtiRkhd_ZCi74mhenRhBK8/edit?gid=516651857#gid=516651857

12〜2月号の表紙

文化芸術情報を一冊に 県内イベントを紹介

 神奈川県は、県内の魅力的な文化芸術イベント情報をまとめた冊子、「イベントカレンダー」の12月〜2月号をこのほど発行した。

 文化芸術の魅力で人を引き付け、地域のにぎわいをつくり出すマグネット・カルチャー(マグカル)の取組みを推進している県が発行する冊子で、毎号、県内文化施設の公演や展示情報などがカレンダー形式で紹介されている。今号は県がすすめる共生共創事業の一環で設立された3つのシニア劇団の紹介や県営団地でシニアの合唱を指導している陶旭茹(とうしゅーる)さんのインタビューを掲載。チケットが当たるプレゼントも実施している。冊子は県内各文化施設や一部の商業施設、自治体等で無料で受け取ることができる。

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絵や写真を募集 病院内で展示

 患者やその家族たちに癒しのひと時を過ごしてもらおうと、医療法人徳洲会「大和徳洲会病院」では現在、院内に展示する絵画や写真を募集している。

 絵画や写真が展示される場所は、病棟デイルームや外来ロビー、待合室など。すでに数点が展示されており、足を止めて作品を鑑賞する人の姿も見られる。

 募集する作品はA4〜A3サイズで、展示するにふさわしい内容のものに限る。

 送付先は〒242―0021大和市中央4の4の12大和徳洲会病院 広報担当宛。

 問い合わせは同院【電話】046・264・1111(代表)へ。

遊びながら、学ぶ 交通安全教室に3700人

 家族で「楽しむ、学ぶ、遊ぶ」をテーマにした交通安全教室「交通事故撲滅大作戦」が12月8日、大和自動車学校(福島康雄校長/大和市深見西)で開催され、地域住民ら3700人以上が訪れた。

 これは同校と大和RC、大和中RC、大和田園RCの各ロータリークラブとの共催で実施されている恒例行事。大和市内では自転車が関係する事故が多く、イベント内容は交通事故防止に特化している。当日は天候に恵まれ、市内の関係団体が用意した各種イベントブースや運転シミュレーター、パトカー・白バイ展示で仲睦まじい家族連れの姿も見られた。

 交通安全教室や各種イベントに参加した人には、市社協らが出店する模擬店ブースで使用できるチケットが配布された。参加者らは焼きそばやポップコーンなどの販売、クリスマス工作、オリジナル缶バッジのワークショップなどを思い思いに楽しんでいた。

 福島校長は「親子で参加できる交通事故防止を呼び掛ける体験型のイベントはそう多くない。無事に開催できて良かった。子どもだけでなく大人も意識を高めてもらえたら」と話した。

ウィンターコンサート 1月19日 シリウスで

 大和市内で活動している吹奏楽団ユース・ウィンド・オーケストラが2025年1月19日(日)、シリウスのメインホールで第38回「ウィンターコンサート」を開催する。午後2時開演(1時15分開場)。

 当日は、ゲストに「シエナ・ウインド・オーケストラ」のクラリネット奏者である飯島泉さんを迎え、ウェーバー作曲のクラリネット小協奏曲が演奏される。そのほか、サンダーバードやカーペンターズ・フォーエバーなども披露。同団員は「一緒に歌って楽しめる曲を演奏します」と話す。入場料は5百円、未就学児は入場不可。チケットはやまと芸術文化ホール事務室、またはチケットペイで。(問)【電話】046・274・6935

真剣な眼差しで釘を打ち込む児童ら=12日・桜丘小体育館

小学生がイス作り 大和建設綜合組合が協力

 桜丘小学校(塚本潤子校長)で12日、同校の5年生児童およそ70人が、木製のイス作りに挑戦した。PTA(田邉祐貴会長)が企画し、建設業の職人らで組織される団体「大和建設綜合組合」(山岸真樹組合長)が協力した。

 ブルーシートが敷かれた体育館には、同組合が用意したスギの木材やトンカチが置かれ、児童らは組合のメンバーやサポートとして参加した「大和リバティライオンズクラブ」の会員らに見守られながら作業を進めていった。

 参加した森本千紘さん(10)は「家で工作をする機会はないので、とても楽しかった」とコメント。母・良子さん(43)は「とても貴重な機会で、ありがたかったです」と謝意を述べた。

 木工教室を終えた児童らは、完成したイスを手に笑顔で帰路についた。

 

市内産の新米を購入する来場者

大和産の新米届ける 直売会に100人超

 市内産の採れたての野菜が並ぶ「直売会」が12月11日、市役所で開催された。今回は新米の販売が初めて行われたこともあり、地域住民や職員ら100人以上が新鮮な米や野菜を購入していた。

 この直売会は市内の農家8人で構成される「やまとブランドJAさがみスーパー菜野人プロジェクト(遠藤一直代表)」が主催。市農政課とJAさがみが協力して実施された。

 今回販売された新米は、冷めてもおいしく食べることができる「はるみ」とさっぱりとした口当たりの「キヌヒカリ」の2品種。合計約70kgが販売された。市内産の米は生産量が少なく、ほとんど市場に出回らないため市民らが購入できる貴重な機会となった。

 遠藤代表は「たくさんのお客様に市内の農作物を購入してもらうことができてよかった」と話していた。