秦野版【2月7日(金)号】
受賞した広報紙を持つ村上さん

広報はだの 写真部門で最優秀賞 県のコンクールで

 秦野市が発行する「広報はだの」の2024年10月1日号が、「神奈川県広報コンクール」の一枚写真部門で最優秀賞に選ばれた。昨年11月に開催された「第40回全国削ろう会秦野大会」を中ページで特集した10月1日号。同大会実行委員長が鉋薄削りに取り組む姿を撮影した写真が評価された。

 市町村の広報活動の向上を図るため、1955年から開催されている同コンクール。今回は、24年1月から12月に発行・発表された広報作品を3媒体5部門に分け選考が行われた。

 広報はだのは、10月1日号が評価され一枚写真部門で最優秀賞に。撮影は広報広聴課の村上智哉さんが行った。

大工の精悍さを表現

 紙面中ページで、全国削ろう会秦野大会を特集した10月1日号。大会のメインイベントは鉋の薄削り競技で、大工で同大会実行委員長の中西拓さんが薄削りに挑む姿を見事に捉えた。撮影前から写真のイメージができており、コンクールに出すつもりで撮影に臨んだという村上さん。「1000分の1mm単位を競う匠の技術の高さと、それにひたむきに向き合う大工の精悍さを表現しました」と話す。講評では「光の角度と強さ、白と黒の面積バランス、削り華の飛ぶ角度、見出しとの組み合わせなど、作品への愛にも近い熱を感じることができた」と撮影技術の高さが評価されている。

長年の目標達成

 19年に広報広聴課に配属され、20年から広報はだのを担当するようになった村上さん。20年はコロナ禍で今まで通りの広報紙作りができず、「来年こそ県のコンクールで最優秀賞を取りたい」と考えていたという。しかし、自身は21年度からテレビ神奈川への出向を命じられ紙面作りを離れることに。その間、21年7月1日号の広報はだのが一枚写真部門で最優秀賞を受賞した。

 23年、再び同課に戻った村上さん。広報紙への熱量は依然と高く、23年は一枚写真部門で優秀賞一席に。今年ついに、最優秀賞に輝いた。村上さんは「原稿を読まなくても、内容が伝わる写真が理想です」と話す。

 同課では「市民の皆さんに分かり易い情報を伝えるのが広報紙の役割。賞の受賞はシティプロモーションにもなるので、引き続き紙面作りに励んでいきたい」と話している。

幅広いアウトドア関係のブース出店や体験を実施

丹沢で楽しむアウトドア 15日・16日、体験型イベント

 県立秦野戸川公園で2月15日(土)・16日(日)の2日間、アウトドアイベント「丹沢アウトドアオープンゲート」が開催される。会場ではサイクリング教室やラジコンなどの体験型イベントが行われるほか、アウトドアグッズのブースやキッチンカーも出店し、愛好家だけではなく家族で訪れても楽しめる催しとなっている。15日は正午から午後4時、16日は午前9時から午後3時。同実行委員会(山本哲史実行委員長)主催。

 同イベントは、戸川公園内でYAMA CAFEを営む山本さんを中心に、自転車やアウトドアスポーツの愛好家が集まった実行委員会で運営する。昨年3月と6月に実施した自転車のイベントを拡充したもので、参加者から「またやって欲しい」「他の遊び方も知りたい」など好評の声を受けての実施となった。「アウトドアの間口を広げ、丹沢全体の魅力を発信しよう」という思いから、今回は自転車以外のアウトドア体験なども多数盛り込まれた。

当日参加可の講習も

 メインは、ヤビツ峠をコースにした中級者から上級者を対象にしたグラベルロードバイクのヒルクライムチャレンジやライドツアー、ロードバイクのヒルクライムチャレンジ。秦野市森林組合の協力で、普段は走れない林道をつないだコースも用意される。

 会場では、当日参加可能な初心者向けの体験講習も実施。初級者向けのグラベルライドや初・中級向けトレイルランニング、子ども向けトレイルランニング、初級トレッキングなどが行われる。

初のラジコンレースも

 また、今回は戸川公園に特設サーキットを設置した「ラジコンミニレース」も実施。新しい遊び方を提案し、アウトドアの間口を広げるための催しで、各回5〜10人ほどが集まり次第開催される。貸し出しマシンもあるので、「興味があった」「ちょっと触ってみたい」という人も気軽に参加できる。

 その他、アウトドアショップ「myⅩ(マイクス)」によるアウトドアギアなどの販売や、トヨタモビリティ神奈川によるキャンピングカーの展示なども。県内からキッチンカー10台ほどが集結し、丹沢の自然の中さまざまなグルメも満喫できる。

 「身近な自然の中で、ぜひお気に入りのアウトドアの遊びを見つけてください」と山本さんは話している。イベントの詳細と問い合わせは、ホームページ(https://www.tanzawa-opengate.com/)へ。

県西地域広報アンバサダーとして県の魅力をインスタグラムでPRしている Nachiさん 藤沢市在住 29歳

地域と人の輪、広がれ

 ○…「神奈川での暮らしを、よりハッピーに」。ローカルクリエイターとして県内のグルメやレジャー、イベント情報を画像や動画で発信。インスタグラムでは13万以上のフォロワーを抱え、今では県の観光事業や秦野市のOMOTAN PR事業にも携わる。

 ○…きっかけは、大学時代のバックパッカー経験。就職後、趣味を生かした発信をしようと、インスタグラムで旅好き会社員が海外旅行事情を投稿するアカウントを開設した。コロナ禍もあり、地元に密着した内容に切り替えると、大きな反響を呼んだ。勤めていた飲料メーカーを退職し、フリーランスで県内のエリアごとに「雨の日でも楽しめるスポット」などテーマを決めた投稿を続けた。やりがいは「この前のお店に行ってみたよ」「こんな場所見つけたよ」といった声。「投稿を通じて、見てくれた人とお店、場所とのつながりが生まれるのが何よりうれしい」と顔をほころばせる。

 ○…一昨年には「情報を発信するだけでなく、よりつながりが持てる場を作りたい」とオンライン上の交流拠点「1PLANET」を立ち上げた。会員に向けて、県内の提携店舗で使用できるクーポン券の配布やオフライン交流イベントを企画するほか、ビーチクリーンなど地域貢献にも寄与する。「転入者が多く、ベッドタウンでもある神奈川。地域と関係を作るのが難しい大人でも、家庭や仕事以外のつながりを持つことができれば」と願いを込める。

 ○…「高校時代まで転勤族だったので、地元がどこかわからない」というが、藤沢の魅力は「人が温かいところ」と迷いなく話す。「今までたくさんの人に助けられてきた。今後はつながりを生かして、地域の課題にアプローチしていきたい」

藤沢工科高・深川さんと宮城さん(左)、城北工業高・大野さん(中)、城北工業高・村越さん(右)のデザイン

秦野市の「Naito事務所(株)」発行の就職情報誌『COURSE』表紙を高校生がデザイン

 神奈川県の高校生の就職活動に役立つように、地元企業の仕事内容や職場の風景、実際に働く人の声などを紹介する情報誌「COURSE」。制作を手掛けるNaito事務所(株)(酒井教彰代表取締役・秦野市本町)は、同誌の表紙デザインを高校生から募集するコンテストを初めて実施。デザインが採用された生徒の表彰式が1月22日・23日に行われた。

 採用されたデザインは、藤沢工科高校の深川果鈴さん(総合デザイン系2年)・宮城華姫さん(同)、小田原城北工業高校の大野楓さん(デザイン科3年)・村越真心さん(同)の作品。昨年11月に発行した「Vol.8」(2種類)には深川さんと宮城さんの共作と大野さんの作品、今年4月発行予定の「Vol.9」には村越さんの作品が掲載される。

 共作した作品が選ばれた深川さんは「表紙をデザインする機会はなかなかないので嬉しかった。デザインは女の子があくまでも主役なので、女子高生に視線がいくように背景はシンプルにした」、宮城さんは「2人で制作をするということだったので安心感があった。事前に打ち合わせをして、コンセプトは爽やかにしようとか、学校に馴染みやすいように明るくしようなど相談した」と話した。

 また、大野さんは「表紙を見た学生の方々が、未来に対して希望を持ってほしいという思いで、高校生の男女2人が未来を見つめているような表情を表紙いっぱいに描いた」、村越さんは「高校生の女の子がメインで、 ちっちゃい自分がいろんな職業になって働いてるってところを今の自分が想像して見てる様子を描きました」とそれぞれ思いを語った。

 今回発行された「Vol.8」は2種類のデザイン2000部(計4000部)が印刷され、神奈川県内の高校に配布された。同誌はデジタルブックとしても閲覧可能。詳細は【URL】https://naito-bc.com/service/course/へ。

はだのブランドを考える 2月19日にセミナー

 「地域ブランドセミナー」が2月19日(水)(14時から15時)、秦野商工会議所(平沢2550の1)で行われる。

 当日は地域ブランドの立ち上げに携わる専門家・高橋俊宏氏(ディスカバー・ジャパン代表取締役社長)を招き、 新たに始まる「はだのブランド」の目指す姿を考える。定員50人(当日先着順)。

 問い合わせは、秦野市はだの魅力づくり推進課【電話】0463・82・9036へ。

「涙活」でストレス解消 参加者も体験

 タウンニュースホールで1月21日、感涙療法士・吉田英史さんによる講演会「涙活でストレスと上手に向き合う」が開催された=写真。

 涙を流すことで脳をリラックスさせるストレス解消法の涙活。吉田さんの解説の後、参加者は実際に涙を流して涙活を体験した。講演を終え、吉田さんは「ネガティブなイメージのある涙も、ストレス解消の効果があることをもっと知ってもらえれば」と話した。

寄付金を手渡す矢野会長(右から2番目)

台風被害の寺院に寄付 神楽会の研修会で

 秦野のまちづくりを考える団体「神楽会」(矢野一博会長)が1月27日、グランドホテル神奈中秦野9階のスカイバンケットで研修会を実施し、20人以上が参加した。今回は落語家・真打の柳家緑也さんを招き、昨年8月の台風10号の影響で土砂崩れの被害を受けた自興院(近藤祖雄住職)へのチャリティー寄席を行った。

 当日は自興院の復旧作業にボランティアとして参加した神倉寛明県議会議員も出席。寄席の前には出席者から集まった寄付金が、矢野会長から近藤住職に渡された。寄席では出席者に身近な秦野の話を交えたネタで場を温める柳家緑也さん。酒をネタにした落語で、会場の笑いを誘った。

障害者施設の作品即売会 2月11日 イオン秦野SC

 障害者施設による自主作品等展示即売会が2月11日(火)、イオン秦野SCで開催される。午前9時から午後2時。今月は、ゆめ散歩(市内事業所自主製品など)、いんくるネット(みかん・ニンク・黒ニンニク・菓子など)、弘済学園(花苗・ハーブティー)、ちっちゃな星の会(ラスク・菓子・手芸品)、くず葉学園(しいたけ・豆腐・織物製品など)の5事業所が出店。(問)ともしびショップゆめ散歩【電話】0463・73・6031

その歌声で多くの人を魅了する吉田美紀さん

声の魅力に酔いしれて  3月8日 タウンニュースホール

 美しいだけでなく、心に深く響いてくる歌声の持ち主――。秦野出身在住のソプラノ歌手・吉田美紀さんが3月8日(土)、東海大学前のタウンニュースホール(東海大学前駅南口徒歩1分)でコンサートを行う。来場予約受付中。

 吉田さんは、昭和音楽大学声楽科卒業。イタリア国立F.ヴェネッツェ音楽院声楽科で最高学位ラウレアを取得し、最高点で修了。イタリア留学中は諸外国の交響楽団と共演、様々なコンサートにも出演し研鑽を積んだ。帰国後はソロ活動のほか、アンサンブル楓のメンバーとしても活動。コンサートの企画・運営、後進の指導にもあたっている。秦野市楽友協会会員。藤原歌劇団準団員。

 当日の予定曲目は「砂山」(中山晋平)、「からたちの花」(山田耕筰)、「優雅な月よ」(V.ベッリーニ)、「オペラ《魔笛》より 夜の女王のアリア」(W.A.モーツアルト)他。ピアノは更田充恵さん。

 午後2時開演(1時30分開場)、3時30分終演予定。入場料2000円(予約制・自由席・未就園児入場不可)。予約は秦野市文化会館【電話】0463・81・1211へ。

陸上競技の審判員に 講習会の参加者募集

 神奈川陸上競技協会は現在、「陸上競技公認審判員(B級)資格」を取得できる、講習会の参加者を募集している。

 講習会はZoomによるオンライン講習で、3月2日(日)(午前9時30分から午後4時)と3月9日(日)(午前9時30分から午後4時)に開催。いずれか希望の日時を選んで参加する。

 対象は2025年3月31日時点で18歳〜65歳、4月以降に神奈川陸上競技協会に登録可能で、同協会または郡市陸上競技協会が主催・主管する大会に審判として出席できる人。受講料3500円(審判員証・バッジ・手帳代など)。

 申し込み締め切りは受講希望日の2週間前までで、あわせて受講料も振り込む。問い合わせは【メール】kanagawatf@gmail.comへ。

手を合わせて祈る参拝者

初天神で境内賑わう 上大槻の菅原神社

 菅原神社(上大槻899)で1月25日、合格祈願祈祷が行われた。学問の神様として知られる菅原道真を祀る菅原神社。道真を祀る神社のその年最初の縁日が初天神で、公立高校の受験日を前に、毎年受験生や家族らが訪れる。参拝者が多いことから、例年臨時駐車場も設置されている。

 当日、大きな白いのぼりがたなびく参道では、道真ゆかりの梅もほころびはじめていた。学生服姿の参拝者が多く、おみくじやお守りを求める姿も。参道には縁起物の「おこし」などの露店も出店された。

 同神社の高橋秀雄さんは「今年は土曜日ということもあり、どの時間帯にも参拝者が来ていました」と話した。

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観光ボランティアの案内で歩く

観光ボランティアと歩く 矢倉沢往還ハイキング

 秦野市観光協会では、3月8日(土)に開催する「観光ボランティアと歩こう!矢倉沢往還ハイキング〜千村から四十八瀬川を渡って河津桜咲く松田へ〜」の参加者を募集している。

 当日は午前9時に秦野駅集合、午後2時30分に新松田駅北口解散予定。大川橋(秦野橋)、はだのじばさんず、渋沢駅周辺、千村宿跡、四十八瀬川、延命寺など11Kmほどを歩く。

 前日午後5時の気象庁天気予報で午前6時から午後6時の降水確率が50%以上の場合は中止。定員60人、参加費500円(秦野の水・地元の菓子付き)。

 申し込みは秦野駅観光案内所【電話】0463・80・2303へ。

平和考える映画と講演 23日、保健福祉センター

 第58回「平和を考えるフォーラム」が2月23日(日)、秦野市保健福祉センターで開催される。はだの・平和都市宣言につどう会主催。第1部(12時半〜)は、アフガニスタンの砂漠を緑地に変えた日本人医師・中村哲さんの活動記録映画『荒野に希望の灯をともす』上映。第2部(14時15分〜)は中村医師と共に活動した看護師・藤田千代子さんの講演。定員308人(先着順)。(問)同会・高橋さん【電話】0463・75・1832

星代表(左)から高橋市長へ寄贈

歴史資料として役立てて 尺八などを寄贈

 相模神仏奉賛会(星秦山代表)が1月27日、秦野市に尺八や虚無僧の法具である天蓋(てんがい)、偈箱(げばこ)などを寄贈した。

 寄贈は源実朝公御首塚(秦野市東田原)で営まれた、同会主催の107回目の実朝への尺八献楽供養祭の中で行われた。「市の歴史・教育資料として役立ててほしい」と、星代表から高橋昌和秦野市長に手渡された。尺八は実朝を供養するために開山された興国寺(和歌山県)に起源があると伝えられている。同会はこの歴史に因み、実朝の命日である1月27日と、誕生日である8月9日に尺八献楽供養祭を開催している。

国際交流フェス 15日、本町公民館

 外国籍市民による日本語スピーチ大会などを行う「国際交流フェスティバル」が2月15日(土)、秦野市立本町公民館(入船町12の2)で行われる。

 開催時間は午前9時45分から午後1時半。交流会・着付け教室や各国を紹介するブースも設けられる。

 問い合わせは、秦野市文化振興課【電話】0463・86・6309へ。

バスケの無料体験会 横浜ビー・コルセアーズがメタックス体育館はだので開催

 メタックス体育館はだの(秦野市総合体育館)を会場に、横浜ビー・コルセアーズがバスケットボールスクール秦野校を開校している。2月12日(水)、3月16日(日)には無料体験会を実施。現在、参加者を募集している。

 各クラスの練習内容と体験会の日程は次の通り。

 ▽幼児(4〜6歳)クラス…基本的な身体操作やボールの扱い、シュート・ドリブル練習など/2月12日午後3時半〜4時半・3月16日午前9時〜10時

 ▽小学校低学年クラス…初心者から経験者まで、バスケットボールの1対1のスキルを学ぶ/2月12日午後4時40分〜5時40分・3月16日午前10時10分〜11時10分

 ▽小学校高学年クラス…ドリブルやパス、シュートの技術向上、グループ戦術など/2月12日午後5時50分〜7時20分・3月16日午前11時20分〜午後0時50分

 ▽中学生クラス…個人スキルの向上に重点を置いた練習/2月12日午後7時半〜9時・3月16日午後1時〜2時半

 動きやすい服装で参加し、飲み物、タオル、体育館シューズ、ボールを持参。ボールは有料レンタルあり。各クラス定員先着20人。問い合わせは同体育館【電話】0463・84・3333へ。

 申し込みは以下のグーグルフォームから。