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「全世界で最も蔓延している病気」としてギネスにも登録されている「歯周病」。年齢を重ねるごとに罹患率が高くなるとされ、特に30代以降は注意が必要だ。そんな歯周病を予防するポイントを分かりやすくまとめたアニメーション動画「歯のセルフケアにプラスαを!」が、YouTubeの横浜市公式チャンネルで公開されている。約2分20秒と短い動画のため、仕事などで忙しい"働き世代"にぜひ視聴して欲しい。
そもそも「歯周病」って?
歯ぐきや歯を支える骨が細菌によって破壊される病気。歯に白く付着した、細菌の塊「歯垢(プラーク)」が主な原因とされる。
歯ぐきの腫れや出血から始まり、歯のぐらつき、口臭の悪化などを経て、最終的に歯が抜け落ちてしまうことも...。(公財)8020推進財団日本の調査では、歯を失う原因の約37%が歯周病とされている。
若いからと油断しないで
かつては「中高年の病気」というイメージがあったが、近年では若い世代でも発症するケースが増えているそう。歯みがきの不足は勿論、喫煙や過大なストレス、睡眠不足、栄養の偏り...。生活習慣で歯周病リスクが高まる。
区役所職員の手づくり動画。声優にも挑戦!
アニメーション動画「歯のセルフケアにプラスαを!」を作成したのは、横浜市瀬谷区役所の福祉保健課の職員ら。歯科衛生士の職員を中心に構成・脚本を決め、ナレーションや登場人物の声も職員自ら演じるというこだわりようだ。
歯ブラシだけで落とせる汚れは約6割!
動画では口の中で「悪さを働く」細菌の様子から始まり、セルフケアのポイントを分かりやすく解説している。
「歯ブラシだけで落とせる歯の汚れは、全体の6割程度なんです」と職員。歯垢を除去するために必要なことが、デンタルフロスや歯間ブラシによる「プラスαのセルフケア」だという。
届きにくい汚れは、デンタルフロスや歯間ブラシで
デンタルフロスと歯間ブラシは、歯間の汚れを落とす補助的な清掃用具。いずれも形状やサイズが豊富なため、歯間の隙間の幅や、歯ぐきの状態に合わせて、自分にあったものを選ぶことが重要だという。
歯垢除去率の違いは下表のように、「歯ブラシのみ」、「歯ブラシ+デンタルフロス」、「歯ブラシ+歯間ブラシ」で歴然。歯ブラシと併用することで、より効果的に口腔内を清潔に保つことができる。
瀬谷区は「プラスαのセルフケア」をしている人が少ない?
横浜市の健康に関する市民意識調査(令和5年度)によると、「歯と口の健康のためにしていること」という設問に対して、瀬谷区は「歯間ブラシ・フロス・糸(付)ようじなどを使用している」と回答した人は約54%。これは横浜市内18区中15番目に低い割合だ。
歯科健診の受診者が少ないという結果も
この調査結果では、さらに気になるデータも。瀬谷区で「過去1年間に歯科健診を受けた」という人の割合は58.6%と、市平均(65.3%)を大きく下回り、市内18区中で最も低い結果だった(詳細は下表)。
歯周病予防の鍵は「プラスαのセルフケア」と「プロのケア」
動画を作成した職員が強調するのは、デンタルフロスや歯間ブラシを活用した「プラスαのセルフケア」。そして、歯科医師や歯科衛生士による「プロのケア」だ。「お口の健康は、全身の健康にもつながります。動画を通じて、適切な口腔ケアや健診の大切さを知ってもらい、全身の健康づくりにつなげてもらえれば」と呼びかけている。
また、横浜市では「歯周病検診」を実施しているため、こちらもぜひ活用して欲しいという。
瀬谷区福祉保健課健康づくり係
横浜市瀬谷区二ツ橋町190番地 瀬谷区役所4階
TEL:045-367-5744
FAX:045-365-5718
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