麻生消防署(石渡英幸署長)は2月27日、有効な応急救護活動を行った市民に感謝状を渡した。
今回表彰されたのは、越前亨さん(62)=町田市在住=、中西章さん(68)=宮前区在住=ら同じ社交ダンスサークルに所属する男女4人。昨年12月、新百合トウェンティワンホールで何曲か続けて踊っていたところ、サークル員の男性が卒倒。意識がなく呼吸をしていない男性に対し、4人はとっさにAED使用や胸骨圧迫を実施。救急隊が到着するまでの約8分間、継続して救急活動を行ったことで、男性の救命につながった。男性は現在、通常生活を送っているという。
混乱の中「勇気出した」
越前さんは以前似たよう状況に遭遇した際、自分では何もできず、傷病者が亡くなってしまったことがずっと心残りだった。男性が倒れたときは「誰かが処置をやってくれそうな雰囲気もあった」が、越前さんは勇気を出して動いた。
「現場は混乱し、一体何をしていいのか分からない状態」と振り返る中西さんも、「恐怖がありながらも一歩踏み出さなきゃ」と、救命講習で受けたことを思い出しながら対応。そして「顔見知りの仲の人を、放っておけない思いが強かった」と二人は口をそろえた。
麻生区版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|