ヨーカドーで消防訓練 港南署が主導
区内のイトーヨーカドー2店舗で3月上旬、春の火災予防運動の一環として港南消防署(松田康博署長)主導による消防訓練が実施された。
3月6日には上大岡店(武原道也店長)で行われ、従業員66人と港南署の署員18人が参加。屋上駐車場に停まっている車両が炎上したという想定で、訓練が始まった。
従業員によって火災発生確認後、すぐに状況伝達と来店客に避難を指示する店内アナウンスが流れた。従業員が初期消火に失敗した後、消防隊が到着。2人の隊員が放水作業を行い、消火に成功する段取りで訓練は終了した。
松田署長は「普段のちょっとした緩みが大惨事を招く」と従業員に説明。同店の武原店長は「火災時はまずお客様を正しい方向に導けるように」と伝えていた。 翌7日には上永谷店(古川禎広店長)で実施。従業員約60人と港南署・消防団員を含め22人が参加した。訓練は店内の寝具売場で火災が発生したという想定。港南署からはポンプ車3台とはしご車1台が出動し、同店周辺は物々しい雰囲気に包まれた。屋上へ逃げた人は消防署員がはしご車で救助に向かい、放水活動は消防団員が行った。
同店では自主的に年4回消防訓練を行っているが、港南署との合同によるものは初めて。
訓練終了後、古川店長は「お客様の安全確保のため、まずは初期消火を行い、誘導していくようにしたい」と話していた。
![]() はしご車で屋上にいる人を救出に向かう(上永谷店)
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