演劇や朗読などの舞台を通じて課題を克服し就労へ――。精神障害者を対象に就労支援に取り組んでいる就労移行支援事業所パスセンター(港南区上大岡西)の文化祭が22日、ひまわりの郷ホールで開かれた。約30人の施設利用者が舞台に上がり、日頃の成果を披露した。
パスセンターは上大岡西に2カ所、戸塚区川上町に1カ所の事業所を構え、精神障害や疾患がある人を対象に仕事に必要なスキルを身につける取り組みや資格取得、面接対策などの就労支援を行っている。演劇や朗読はコミュニケーション能力の向上やあがり症対策として取り入れている。
文化祭の開催は今回が初めて。この日は利用者が自作自演の演劇を披露したほか、朗読や音楽ライブがあった。また14日から22日にかけて利用者が制作した絵画や写真、映像作品などの展示も行われた。
「初めての発表に少し緊張。就職活動の面接で緊張せずに大きな声で話せるように今回の演劇への参加を決めた」と港南区最戸在住の37歳の男性。
赤尾太郎代表理事は「新しい視点の就労支援。普段は内気で自信のない人でも役を通じて声を掛け合うことで表現できるようになる。皆さんにとっていい経験になったのでは」と話した。
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