児童数の減少が進んでいた川島小学校と、くぬぎ台小学校がこの春統合し、新たに「川島小学校」として開校。4月1日に開校式が行われた。
明治8年に創立された川島小学校と昭和46年に創立されたくぬぎ台小では、少子化に伴い、年々入学者数が減少。2011年5月時点での児童数は、川島小で364人(12学級)、くぬぎ台小で152人(6学級)となっていた。
2年前から協議
こうした状況を受け、地元住民や両校PTAなどが2011年に「小規模校対策検討委員会」(鈴木方規会長)を発足。統合に向け、関係者へのアンケートを実施するなどし、通学路の問題や様々な課題について話し合いを重ねてきた。
この結果、2013年4月を目標に統合することや、統合後は川島小学校の校舎をそのまま利用することを確認。さらに児童や保護者から投票を募り、校名は川島小学校とすることなどを決定した。
統合が決定した後、両校では、様々な交流事業を実施。児童らはスポーツイベントや校外活動などを通じて、互いの絆を深めてきた。 今回の統合に伴い、同校の児童数は、5日に入学式を迎える新1年生を含めて470人に。旧くぬぎ台小学校の藤井芳樹校長が、同校の校長に就任した。
「子ども達の日差しに」
1日に行われた開校式では、新2年生から新6年生までの児童や教職員、委員会のメンバーなどが出席。市教育委員会から藤井校長に「開校宣言書」が手渡された。
藤井校長は、集まった児童に「みんなで心と力をあわせて頑張っていきましょう」と呼びかけた。また、川島小の校内にあるミカンの木に例えて「この学校は意義深い剪定を終えたばかり。再び大きなミカンを実らせる日が来るまで、地域の皆さんには、温かい日差しや水となり、子ども達を支えて頂きたい」と話した。
また、代表として挨拶にたった児童2人は「今日から僕たちは同じ学校の仲間です。みんなが助け合い協力しあう素晴らしい小学校にしていきたい」と抱負を語った。
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