和田西部町内会(宇佐美勝彦会長)が7月6日(土)、防災をテーマとしたイベントを開催する。昨年に続き2度目の試み。区内でも自助・共助の運動が進む中、横浜国大生とも協力し、地域住民の防災意識向上を図る。
和田1丁目公園(横浜新道高架下・杉山神社前)で開かれる「防災フェア」は、炊き出しなどの訓練に幅広く取り組むもの。地域住民の防災意識を高めようと昨年初めて開催し、約200人が来場するなど好評だったことから、今年は内容を更に充実させる。
イベントでは、地域防災拠点では実施していない、簡易トイレの組み立て、バケツリレー、水消火器やAEDの利用など本格的な訓練メニューを用意。この他、防災クイズや消防団の車両展示なども取り入れ、親子連れなどにも来場を呼びかける。
目玉のひとつとなるのは、空き缶を使って米を炊く「サバイバル飯(サバメシ)」。来場者に体験してもらう予定で、6月14日には町内会役員らが練習会を実施した。牛乳パックを刻んで燃料代わりにするため、火加減に苦戦する様子も見られたが、無事に米が炊き上がると歓声があがっていた。
横国生も参加
イベントには、同町内会が日頃から連携を図っている横浜国立大の学生も協力。手作りキャンドルの体験ブースを設け、夜にはできあがった作品約500個を公園に灯す「キャンドルナイト」で会場を彩る。14日の「サバメシ」練習会にも学生らが参加。代表を務める工学部4年の曲萌夏さんは「初めて体験したけど、意外とうまく炊けて驚いた」と話していた。
区内では災害時に住民どうしが助け合う「自助・共助」の取り組みが本格的に始まっており、こうした動きに繋がるもの。同町内会のメンバーで、イベントの指揮を執る田上敬さんは、区内外の自治会等で行われている訓練にも足を運んでおり、「どこにも負けない防災訓練にしたい」と意気込む。
また「(同町内会は)高齢者が多い反面、災害時にその人たちを助けられる人が少ないことが課題」とし、「若い世代である大学生とも、こうしたイベントを機に連携を深めていければ」と話していた。開催時間は午後1時から4時まで。問合せは田上さん【携帯電話】070・5592・1970へ。
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