男女ともに働きやすい職場づくりを進めているとして、区内の一般財団法人育生会横浜病院・ユトリアム(碓井貞彦理事長)とよつば苑、グランコーヨー株式会社(大庭公善社長)が、市から「よこはまグッドバランス賞」の認定事業所に選ばれた。8回目の今回は、市内40以上の事業所が認定され、横浜病院は5回目で継続賞のシルバー賞を受賞、よつば苑は初認定。グランコーヨーは2年連続2回目の認定となった。
公休増し充実
横浜病院は、更なる労働環境の改善と顧客サービス向上を推進するために、土曜日の勤務時間や業務見直しを実施。全ての部署で月に1日、公休を増やすことを実現した。さらに夏季休暇についても1日増やした。また院内保育園の設置などで、産休育休の職場復職率は100%となっている。
このほか看介護の現場の要望に応え、病室や居室のベッド100台を電動ベッドに切り替え。これにより、ベッドへの移乗が安全に行えるとともに、職員の腰痛予防対策にも繋がり、看介護現場の業務が大幅に軽減された。
碓井理事長は、「地域に愛され、地域に根差した病院や施設で有り続けるには、まず職員の満足があってこそと考え、できることから取り組んできた。賞の存在は、大きなモチベーションとなっており、これまで4回の認定で、採用面でも大きな力となってきた。今後も継続して努力したい」と、受賞の感想を話した。
また、介護事業を手掛けるよつば苑は、定年年齢を65歳へ引き上げたことや、小さい子どもを持つ職員の夜勤免除、誕生日休暇の創設が評価され、初の認定となった。
女性が働きやすく
教材等卸売業のグランコーヨーは、社内の総務や経理業務に地元在住の女性パート社員を活用。採用時に短時間勤務か長期間勤務かの希望を聞き、ライフスタイルに合わせて選択ができる。さらに今年度は一層の戦力化、業務効率化のため、事務手続きのマニュアル化を進めた。
大庭社長は「昨年を上回る内容の良い会社にするという目標を立て、特に女性の働きやすさにフォーカスして制度設計してきたことが評価されたのではと思っている」と、話している。
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