5月から湘南台文化センターこども館でプラネタリウム担当として勤務する 佐野 真由美さん 横浜市泉区在住
きらり湘南台の「ベガ」
○…「プラネタリウムをもっと勉強したいんです」。155cmの華奢な女子がその一心で地元、北海道を飛び出した。長年こだわり続けていたのは、プラネタリウムの自作番組作製。「たくさんの子どもに、天体の魅力を面白く、分かりやすく伝えたい」と、細い指先で空をなぞる。こども館は、そんな想いを叶えるうってつけの場所だった。
○…「趣味はドライブとお酒。特技は木登り。虫もへっちゃら。あと、お洒落な椅子が大好きなんです」と顔をクシャッと天真爛漫に笑う。万人から愛されそうな女性の心をつかんで離さないのは、ハリウッドスターでも大金持ちでもなく、星だ。「ずっと頭上にあるのに、人間が唯一触れられない。近くて遠い神秘性がたまらないですよね」と、初恋の乙女さながらの表情を見せた。
○…旭川市で生まれ、大学で釧路へ。科学を専攻し、学生時代から、天文指導員として、クイズを取り入れた来場者参加型の番組を作製するなど、北の大地で活躍してきた。藤沢の生活は「街が素敵。生まれて初めて富士山を見られた時、感動しました」。「空はこっちもキレイ」とは言うものの実家では、玄関を開けたら空一面に天の川が見られるという。「ここに来る子どもたちには、今見えている星が本当の数じゃないってことを教えてあげたい」と瞳を輝かせた。
○…プラネタリウムの可能性は無限大。「みんなの機械だから、独りよがりではなく、みんなが観たいものを模索していきたい」。現在も「星の一生」と題した番組を投影中。生解説は早くも人気を博している。「好きな言葉は、うーん、辛い時も笑顔で乗り越えたから、『必笑』」。七夕の星の一つで、北天屈指の明るい純白な星「ベガ(織姫)」のようなドレスを身に纏い、彦星と最高の笑顔を振りまく時はいつだろう。それも、星だけが知っている。
鎌倉市交通安全対策協議会初詣に合わせて鎌倉駅周辺の交通規制を行います。鎌倉への初詣は電車・バスをご利用ください。 https://www.city.kamakura.kanagawa.jp/koutsuu_anzen/nennmatsu.html |
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