香川県の小豆島を舞台にした昭和初期の物語「二十四の瞳(壺井栄原作)」のミュージカルが3月15日(木)、湘南台文化センター市民シアターで公開される。時間は午後5時30分開場、6時開演。全席指定で4000円。
新卒女性教師とその生徒の絆や、第2次世界大戦などに巻き込まれる子どもたちを描いた同作品に、立花演劇研究所(藤沢市朝日町)の2000年以降に生まれた生徒6人が出演する。
女教師「おなご先生」の子ども役を演じる佐藤成芽君(=写真中央・小5)は「お父さんが戦争で亡くなり、泣くシーンが難しかった」と話す。また、軍歌の歌詞「夢に出てきた父上に死んで還れと励まされ」というフレーズが印象的だったという。「僕のお父さんにこんなことを言われたら傷つくと思う」と佐藤君。
角田光君(小1)、大木あさひさん(小3)、黒川桃花さん(小1)、永田伊織さん(小2)、原田くるみさん(小1)は全員小学校1年生の生徒役。難しい方言の台詞や、「でんでん虫」、「赤とんぼ」、「ふるさと」、「この道」、「わかれ」などの歌に挑戦した。
「怪我をした先生に会いに行くシーンで、表情だけで悲しい気持ちを伝えるのが難しかった」、「みんなで遊びながら歌って、心が温まった」といった声が聞かれた。
戦争について、子どもたちは「むやみに人の命を奪うのが怖い」、「昔は戦争に反対しちゃいけない世の中だったと分かり、おかしいと思う」、などの意見を述べた。中には「おもちゃの武器を使うか、ゲームで何かを決めればいいのに」といった、子どもらしい発言もあった。
チケットの問合せは湘南台文化センター【電話】0466・45・1550まで。
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