第20回神奈川県介護賞を受賞した通所介護・介護予防通所介護 片瀬しおさい荘職員の 遠藤 榮子さん 片瀬在住 61歳
自然体の優しいまなざし
○…「賞をもらえるなんて、びっくりしました」と率直な感想。介護の仕事を始めたのは29歳の時。それまでは病院で調理スタッフをしていたが、担当していた患者に「退院後も手を貸してくれないか」と言われたことがきっかけだった。25年ほど特別養護老人ホームに勤務、デイサービスを担当するようになって5年ほどが経つ。「やりがいが多いし、誇りを持てる仕事だと思っています。だから長く続けてこれたのかな」と話す。
○…しおさい荘のデイサービスの利用者は30人ほど。「『要支援』から『要介護』まで、体調も人によって様々」という。朝の送迎から始まり、バイタルチェック、入浴、昼食、口腔ケア、機能訓練、レクリエーションと、一日はあっという間。どんなに忙しい日でも心がけるのは、全員に声をかけること。「一人ひとり顔を見てあいさつやお話をすると、相手も喜んでくれて。明治や大正生まれの人に昔の片瀬の様子を聞くのは面白いですよ」。利用者が通うのを楽しみにしてもらえるデイサービスが理想だという。
○…介護保険が制度化されて以降、書類作成などデスクワークの作業量が増えた。「もっと利用者に寄り添えるような体制づくりが必要かなと思う」と現場から介護の明日を見据える。自身も母親の介護をする立場。「介護は助け合いが大事。デイサービスは利用者のためでもあるけど、家族に一息ついてもらうためのものでもあります」
○…息抜きは月1回のカラオケ。「仲間10人くらいで3時間。私は仕事後に顔を出して1時間くらいしか参加できないこともありますけど」。石川さゆりや美空ひばりを中心に演歌を歌う。「たまに若者の歌を入れるとみんな喜ぶんですよ」と楽しげ。自身を評して「根がのんき。『なんとかなるよ』といつも思ってますね」。自然体の優しいまなざしで語っていた。
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