11月11日に第1回ドッグウォークを行うNPO法人「湘南にドッグランを作る会」の事務局長を務める 金子 ミチ子さん 鵠沼海岸在住 66歳
犬の結んだ絆に感謝
○…犬と愛犬家たちのマナー向上や、地域社会との調和を目指す「湘南にドッグランを作る会」。11月11日(日)に初開催する「ドッグウォーク」は、清掃を行いながら犬と引地川沿いを歩く催し。「犬と共に暮らすには、モラルをもって地域社会と共存することが大切」と話し、同会では犬のしつけ教室やビーチクリーンなども定期的に行っている。
○…同会は約20人のメンバーで2007年に発足し、今年2月に県からNPO法人として認可を受けた。「書類仕事などが増えて大変。会員の支えがあるからこそできる活動」と苦笑する。市が4月14日に開設した「引地川親水公園ドッグパーク」の管理運営も行い、「愛犬家同士の交流だけでなく、犬の訓練や災害対応講座などもできる」とドッグランの必要性を語る。また、今後は「湘南海岸公園に同様の施設を作れれば」と、約5200人の署名を集め県と市に提出するなどの活動を続けてきた。
○…大阪府出身。大学卒業後は学内の研究所に勤め、結婚を機に退職。藤沢に移って来たのは約16年前。現在は夫と娘、孫と2頭の犬と共に暮らす。「子どもの頃から家に犬がいて、自然に親しんできた」と話し、家族を見守るように優しい目を愛犬に向ける。愛犬との散歩を通じ「他では関わる機会のないような人とも交流できる。犬のおかげで生まれた絆に感謝です」と話す。
○…趣味は陶芸で、25年以上の制作歴と4回の個展経験を持つベテランだ。自宅には専用の窯もあるが、「最近はなかなか時間が取れなくて」と残念そう。元々ゆっくりと創作を楽しむ穏やかな性格だったが、同会の活動の中で、はっきりとした態度や責任感を示せる自分の新たな一面に驚いたともいう。心がけている「誠実に、柔らかく」の姿勢で、今後も人と犬、そして地域の絆を結んでいってくれるだろう。
|
<PR>
|
|
|
|
|
|
|
<PR>