(株)あおいけあ(加藤忠相代表)の小規模多機能型居宅介護「おたがいさん」が11月6日、第1回かながわ福祉サービス大賞「福祉の未来を拓く先進事例発表会」で、大賞を受賞した。
当日は事前審査を経た7事業所が、自分たちの取り組みなどを紹介。審査員と、約200人の来場者の投票で大賞を決めた。加藤代表は「被介護者ではなく地域資源としてのお年寄り、たくさんいます!」を演題に「おたがいさん」での事例をスライドを使い説明した。
加藤代表は、介護保険の理念は自立支援であるはずなのに、高齢者を施設に囲い込み「世話になるお年寄り」を作っている現状を問題提起。また、認知症の人は物忘れがあるだけで何もできない人ではない、自立の目標として自分で得た収入で社会生活を営むことを挙げ、高齢者が主体性を持った生活を送るサポートをすることが大切、とした。
「おたがいさん」では実際に、認知症の利用者が自身の経験を生かして作ったゴボウ茶や畑で採れた野菜などを販売、得た利益でお茶を楽しむなどしているという。加藤代表は「職員は専門職として『寄り添うプロ』であるべき。これからは福祉の現実を変えていくことが必要」と語った。
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