VOL.79 消防車はいくらする!?
アメリカのテネシー州サウス・フルトン市で実際に起こったことですが、「自宅で火事が発生、消防署に消火を依頼したものの、火災現場に急行した消防士たちは家が燃えるのを見ているだけ」という事件が発生しました。
何故、消防士は消火活動をしなかったのでしょうか。
それは、火事を出した家の住民が「消防経費」を滞納していたからだそうです。
この市では、火事からの保護を望む場合、年75ドル(約7千円)を納めることとなっており、市長は「消火活動は私たち市が提供するサービス。そのサービスを受けるか受けないかは住民の自由です。払えと強制するわけではないですが、払わなければもちろんこのサービスは受けられません」とコメントしています。
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消防車1台の値段は、ポンプ車で約1千3百万円、はしご車の場合は、はしごの長さで異なり15mクラスで約5千万円、40mクラスになると約1億8千万円にもなります。また、完成までに約2年を要する空港用化学車は2億〜3億円もするそうです。
消防車の購入はもちろん、消火作業にも多額の費用がかかります。
日本では、アメリカのこの都市で徴収しているような「消防経費」を支払うことなく、税金で賄われており、火事が発生した場合、消防士がすぐに駆けつけ消火してくれます。 (藤沢税務署税務広報広聴官)
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