藤沢市内の3小学校で、4・5月の2カ月間にインフルエンザの影響による学級閉鎖が行われた。夏へ向かうこの時期に感染が広がるのは珍しく、いずれの児童からもインフルエンザB型のウイルスが検出されている(5月28日現在)。
学級閉鎖を実施したのは滝の沢小学校と御所見小学校、浜見小学校。3校とも重症者はおらず、各校長が校医らと協議し欠席状況などから閉鎖を判断した。
市学務保健課によると今年2月中旬ごろまでは、今シーズン流行したAH3型が猛威をふるっていたが、2月後半からはB型の検出が目立ってきたという。今回の学級閉鎖でも全てのケースで児童たちから、インフルエンザB型のウイルスが検出されている。
滝の沢小では4月25日から27日にかけて閉鎖を実施。1年生28人の学級で欠席9人のうち、インフルエンザと診断されたのは6人だった。
御所見小では2年生28人のクラスで12人が欠席。うち6人がインフルエンザだった。閉鎖は5月1日、2日に行われ、児童は連休明けの7日から登校した。
浜見小では1年生32人の学級で8人が欠席し、2人がインフルエンザと診断され、5月21日から24日に実施された。
季節の遅れ影響か「油断せずに予防を」
昨年も5月に1件、インフルエンザによる学級閉鎖が行われたが、この時は単発の発生だった。同課は「例年のように流行が収束に向かうと思ったが、終盤にきて長引いている。春先に寒い日が続くなど季節の遅れも影響しているのではないか」と分析する。
市保健予防課は「手洗いうがいなどの基本的な予防策を忘れずに、気を付けてもらいたい。また、感染を広げないためにもマスクなど『咳エチケット』にも努めてもらえたら」と話した。
神奈川県感染予防センターのまとめによると、5月13日から19日までの1週間で、藤沢市では11件のインフルエンザ患者が報告されている。
|
<PR>
藤沢版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
|
<PR>