毎年多くの海水浴客が訪れる藤沢の夏。昨夏の海水浴場利用者数は375万7900人だった。現在は、片瀬海岸東浜・西浜ともに海の家が建設され、7月1日(月)の海開きに向け、着々と準備が進んでいる。
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西浜では、昨年、一昨年と一部の海の家で、大音量の音楽を流し、刺青やタトゥーを入れた若者たちが騒ぐ「クラブ化」が問題となっていた。そこで市は昨年8月、騒音問題や治安の健全化を図るため、海水浴場問題対策庁内連絡会議を発足。神奈川県と連携し、改善へ努めてきた。
市は1月4日付で、東浜、西浜、辻堂海岸の3つの海水浴場に対して「海水浴場開設(設置)に向けての要望書」を提出。その中で、大音響でのダンスイベント、いわゆる「クラブ化」の店舗形態での出店を2013年度以降させないことや、暴力団に営業関与させないこと、利用者が安心できる海水浴場として、海の家の従業員が刺青やタトゥーを露出しないなどを要求した。これを受け3つの海水浴場は「遵守する」と回答した。
昨年の海の家の軒数は、東浜22軒、西浜29軒、辻堂1軒。特に問題となっている「クラブ化」は、西浜の3、4軒の一部だ。西浜を管理する江ノ島海水浴場協同組合では、クラブ化排除へ向け、「海の家での音楽放送全面禁止」という自主ルールを設置。今年の出店軒数は25軒、健全化へ向け動き出している。
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