バレエ発祥の地である湘南で「第1回湘南バレエ・コンペティション」(主催・同事務局/武藤絵里代表)が開催される。日程は7月13日(土)から15日(月)で、開場は13日が午後0時50分、14、15日が午前11時から。会場は藤沢市民会館大ホール。入場無料。
同コンペには、小学4年生から20歳以上の社会人までが出場。神奈川県内や東京都内はもちろん、長野県や福岡県など全国から200人近い応募があった。「最近は趣味でバレエをやっている大人も多いのでシニア部門も設置した」という。当日はクラシックバレエ・ソロヴァリエーションを1人1曲、制限時間3分以内で披露する。審査委員は現役のバレエダンサーが務める。
事務局では、「バレエに興味のある人やこれから習いたいと思っている人など、大人子ども問わず、少しでも多くの人に見てもらいたい」と話している。
なお、当日の写真や動画の撮影は禁止されている。
芸術文化の発展に寄与
同コンペを開催するきっかけとなったのは、「バレエをいろんな人に見てほしい。素晴らしい芸術を知ってほしい」という思いから。バレエ仲間4人が集まり、事務局を開設。2011年の秋ごろから実現に向け、動き始めた。「初めての試みなので、どうやったらいいのかわからず全てが手探りだった」と吐露する。
コンペは全て手作りで、地元湘南の要素が詰まっている。ワークショップでは茅ヶ崎市出身のバレエダンサー・寺島ひろみさんが講師を務める。パンフレットの表紙は藤沢市在住の書道家・武田双雲さんが「舞」の文字を書きあげた。またトロフィーは市内在住のガラス工芸家・ノグチミエコさんが手がけたもの。事務局では、「このようなコンペを開くことができるのも、みなさんに協力していただいた賜物」と感謝の気持ちを述べ、「藤沢市の芸術文化事業として、定着させていきたい」と話した。
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