公示地価 藤沢市内も上昇傾向に
国土交通省が3月18日、2014年1月1日現在の公示地価を公表した。
藤沢市の調査地点は住宅地54地点、商業地17地点、工業地4地点。工業地は全地点で横ばいだったものの、住宅地は平均0・6%、商業地は0・1%と前年から上昇に転じた。1平方メートルあたりの平均価格は住宅地が18万6千円、商業地が37万7200円、工業地が10万2900円。
地点別にみると、湘南台2丁目の住宅地が2・2%と、市内で最も上昇した。湘南台4丁目が2・1%、鵠沼石上2丁目が1・8%と次いだ。一方、鵠沼海岸4、5丁目、片瀬4丁目はマイナス0・9%、鵠沼松が岡5丁目ではマイナス0・3%と、4地点が下落となった。
商業地では、南藤沢(0・7%)と辻堂元町1丁目(0・4%)のみが上昇。その他の地点は変動がなかった。
県内では、住宅地が0・6%、工業地が0・9%と、リーマンショック前の2008年以来、6年ぶりに上昇。商業地は前年の0・2%から上昇幅が拡大し、1・5%となった。川崎市中原区の武蔵小杉駅周辺地点が2年連続で価格、上昇率ともに県内トップ。
公示地価は1970年から行われているもの。地域の標準的な画地を選定し、不動産鑑定士が鑑定評価、その結果を土地鑑定委員会が審査して価格を決定している。公示価格は一般の土地取引価格や固定資産税の目安になるほか、公共用地の買収価格を算定する場合などの基準となる。
|
|
|
|
|
|
|
|
<PR>